名古屋東急ホテル宿泊記「エグゼクティブダブルD」

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■2017年1月宿泊

Check In

今年、開業30周年を迎えた「名古屋東急ホテル」が建っているのは栄。名古屋のハイグレードなホテルは名古屋駅や伏見周辺に多く、市内最大の繁華街である栄には意外と少ないです。

地下鉄東山線・名城線の駅からは徒歩5分くらいとまずまず。中部国際空港セントレアへはリムジンバスが運行されています。

名古屋駅からはタクシーで15分ほどでしょうか。広小路通からエントランスへは右折進入できないため、手前の久屋大通を曲がって、ちょっと怪しい店が並ぶ細い路地からアプローチすることになります。

広小路通沿いには優雅なアーチが建てられています。

広小路通からエントランスまでのアプローチは長く、車寄せも広々としています。エントランスにはドアマンが常駐していて館内へ案内してくれました。

ロビーの床は大理石張りで横に長く、生花も飾られています。この日、ロビーには団体客のスーツケースが大量に並べられていて混雑していました。

正面奥の吹き抜け空間は「グリンデルワルド」というアトリウムラウンジです。この日はアジア系の団体客がいて、彼らの朝食会場として開放されていました。

なお、2階にある「ロワール」というフレンチレストランは美味しいのでオススメです。

フロントに向かって歩いて行くと、ベルが寄ってきて荷物を持ってくれるなど目が行き届いている印象を受けます。チェックインの手続きはサインだけで終了、ベルガールの案内で客室へ向かいます。その道中、会話は全く無かったのでちょっと気まずかったです。

エレベーターのカゴには東急ホテルのロゴに似た柄が描かれていてド派手。

エレベーターは計6基。客室階のエレベーターホールは広々としています。

エグゼクティブフロアのエレベーターホールにはセキュリティドアがあり、ルームキーが必要です。

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Room

当ホテルの客室は5〜8階の「スタンダードフロア」、9〜13階の「スーペリアフロア」、14〜16階の「エグゼクティブフロア」に分かれています。

今回利用したのはエグゼクティブフロアの「エグゼクティブダブルD」。このフロアではシングルとツインがAまたはB、ダブルがCまたはDという名称になっています。「エグゼクティブダブルC」が29.7㎡なのに対し、Dは31.5㎡と少し広く、バスルームが洗い場つきとなります。

古いホテルなので天井は低く、2.41m。同じ東急ホテルでも「セルリアンタワー東急ホテル」や「横浜ベイホテル東急」などの明るいテイストとは異なり、落ち着いた色合いです。

とはいえ、ダウンライトに加えてフロアスタンドがあって室内は十分に明るいです。

クローゼットには照明が無いため暗い。中には使い捨てスリッパがぽつんと。

クローゼットの横にはラゲッジ台兼2×2のチェスト。

テレビはPanasonic製「VIERA TH-32LX70HT」。2007年製と古いためベゼルが太い。下部に収納されたティーセットはインスタント珈琲とほうじ茶、煎茶、ダージリンのティーバッグ。

冷蔵庫を覆う扉は無くて剥き出しなのがかなり格好悪い。

デスクユニットは人工大理石でロングサイズ。奥行きが67cmあって広々としているのは良い感じ。チェアはキャスターつきの革張りですが座面は固い。

窓際のスペースにはゆとりがあって、アームチェアとカウチソファ。アームチェアは背もたれと座面が短く、座り心地は今ひとつ。

ベッドは190cm幅のテンピュール製マットレス。床からの高さはとても低く、膝くらいの高さしかありません。有名なピローと同じくゆっくりと沈みこむ低反発マットレスで、好き嫌いがはっきり分かれそう。

ナイトテーブルは両サイドにあり、コンセントも用意されています。上部からはアーム状の読書灯が伸びています。

ルームサービスは7:00から24:00まで。アラカルトだけでなくコースメニューもあり、また味噌煮込みうどんやあんかけスパゲッティなどの名古屋メシもラインナップされています。

朝食は「コンチネンタル」(1,595円)、「アメリカン」(2,624円)、なだ万の和朝食(同)と名古屋コーチンを使ったエグゼクティブフロア限定の朝食(2,880円)の4種類。エッグベネディクトの取り扱いはありません。

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Bath Room

バスルームは中央にシンクがあり、左側にトイレ、右側にウェットスペースというレイアウト。
シンクはシングルで底の浅いタイプ。トップは黒い石造りで上部のキャンドルのようなライトが印象的。スツールも用意されています。

アメニティは充実していてマーガレット・ジョセフィンの女性用基礎化粧品もありました。ただし、バスローブとバスソルトはありません。

ベッドルーム側に窓がある場合、大抵はバスタブ脇ですが、この部屋ではトイレの脇に設けられています。細長い窓でウッドブラインド付き。

ウェットスペースは洗い場つき。改装によって後付けで造られた割には広く、照明は調光可能です。ただ、壁には複数の水垢汚れがあってメンテナンス不足な印象を受けます。

バスタブはやや深さがあるけど長さは今ひとつだし、オーバーフローがあって湯を溢れさせることはできません。シャワーとカランの水圧は高いのは嬉しいポイント。

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View

今回の部屋は東側。サッシが古く、眼下を走る名古屋高速の騒音が漏れてきます。建物がT字型なので右を見ると他の客室が視界に入ります。

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Breakfast

朝食は「オールデイダイニング モンマルトル」の和洋ビュッフェと「名古屋なだ万」の和朝食。残念ながら定評あるフレンチレストラン「ロワール」では提供されていません。

モンマルトルのビュッフェは名古屋メシが充実していますが、店内は騒がしく、また料理も平凡な印象があったので今回はなだ万へ。

店内は窓が大きくて明るい陽が差し込みむので気持ちが良い。

和朝食は2,376円、お粥朝食は2,732円です。今回いただいた和朝食はご飯とお味噌汁のおいしさが際立っていましたが、他はあまり印象に残りませんでした。

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Club Lounge

エグゼクティブフロア利用時には1階フロント脇にある「エグゼクティブ ビジネスサロン」を利用できます。このラウンジのオープン時間は6:00〜22:00と長い。

スペースは狭く、同時に利用できるのは20人程度でしょうか。窓が無いこともあって空港ラウンジのようです。

スタッフは常駐しておらず、全てセルフサービスです。

フード類はサンドイッチ、クッキー、ケーキ、チョコレート、チーズなど軽いものが大半。カクテルタイムには簡単なオードブルも並びます。

朝食はパン、フルーツ、シリアル、ヨーグルト(既製品)だけの簡素なもの。多くを期待できないクラブラウンジの朝食とはいえ、これはがっかりレベル。

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Impression

名古屋市内では格式のあるホテルとして知られ、政財界の利用も多いそうです。確かにパブリックスペースは贅沢な造りでお金がかかっています。ただし、いかんせんデザインは一昔前のそれ。

一方、客室は改装されていて概ね快適ですが、防音性の低さが残念。名古屋では数少ない洗い場つきバスルームは魅力的だけど、コストパフォーマンスは今ひとつ。

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名古屋東急ホテル
〒460-0008 名古屋市中区栄4-6-8
TEL 052-251-2411
チェックイン14:00 チェックアウト12:00

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