■2020年1月宿泊
Check In
「京王プレリアホテル札幌」はその名の通り京王電鉄のグループホテルです。
札幌には既に「京王プラザホテル札幌」があり、また東京都内では「京王プレッソイン」というビジネスホテルを展開していて、当ブランドはその中間である「宿泊特化型アッパーミドルホテル」なんだそうです。
公式サイトによると、ホテル名のプレリアとは
「前奏曲」の意味を持つ「prelude（前奏曲）」に由来しており、「pre-」には「上位の」「優れた」という意味があります。
「旅」という楽曲を、上質なホスピタリティで盛り上げる前奏曲でありたい。旅の感動の一場面として、こころに刻まれるホテルでありたいと願う、私どもの想いを、この名前に込めました。
とのこと。
当ブランドとしての展開は「
最近では、レンタルオフィスとして客室を1時間単位で利用できるサービスを開始したそうです。
ホテルが建つのは北8条西4丁目。JR札幌駅からは徒歩3分程度と便利な立地。駅を出て北に向かい、最初の信号を曲がるだけなので迷う心配はありません。
周囲にはビジネスホテルが多数建ち並んでいて、隣は「
ロビーは天井が高く、開放感は十分。チェックインの手続きはスムーズに完了しましたが、館内の案内は必要最低限。
朝食会場は15:00から23:00の間は「お客様専用ラウンジ」として開放されています。
コーヒーなどのドリンクマシンが設置され、現在は電子レンジも用意されているそうです。
エレベーターは4基。客室階及び大浴場がある2階へ行くにはルームキーが必要です。
カゴの昇降スピードはかなり遅く、今回利用した17階まで上がるにのは時間がかかります。
客室はエレベーターホールを中心に西・南・北の3方向に造られていて「
Room
今回利用したのは最上階である17階の「コンフォートツイン」（23㎡）。当ホテルでは最もハイグレードな客室となります。
なお、当ホテルのツインルームは6種類ありますが、いずれも20㎡〜23㎡と部屋の広さに大きな差はありません。
違いは客室階、バスルーム（ユニットか洗い場付きか）、ベッドのマットレスです。
クローゼットは扉が無いコンパクトタイプ。ハンガーは廊下のウォールハンガー分を含め9本。消臭剤がありました。
居室は癖の無いナチュラルなインテリア。ヘッドボードは実際にはもう少し緑色に近く、新緑をイメージしているそうです。
壁掛け式のテレビはシャープ製4K対応液晶テレビ「AQUOS 4T-B50AKL」。このテレビ上部の天井に非常灯のLEDがあって、寝るときに少し気になりました。
UCC製コーヒーマシン「DRIP POD」が用意され、他にも地元北海道の早川コーヒーのドリップコーヒー、煎茶、ほうじ茶のティーバッグがあります。
ティーカップはノリタケ。電話機はJACOB JENSEN。
窓側にはベンチソファ。座面・背もたれ共に短く、座り心地は固い。
最近、窓際にこのようなソファを配置するホテルが増えていますが、大抵は当ホテルと同じく固いベンチソファなのでリラックスできないんですよね。
ライティングデスクはかなりのコンパクトサイズで、ソファに横向きに座って使わざるを得ず、ハードワークは無理。ビジネスホテルでこれは痛い。
ベッドは122cm幅のシーリー製マットレスで文句なし。モデレートツイン、スーペリアツインではサータ製になるそうです。
ナイトテーブルは小さなものが1台。ヘッドボードのコントロールパネルにUSBジャックとコンセントが2つずつ。
Bath Room
シンクはアウトシンクで居室に向けて設置されています。このクラスのビジネスホテルでは珍しいレイアウト。
広々としていて私物を置くスペースはたっぷり。拡大鏡も用意されています。
冷蔵庫はシンク下に設けられていて、中身は空っぽ。
シャンプー類はホテルオリジナル。
アメニティは木箱に収納されています。バスソルトはありますが、基礎化粧品は無し。
コップは琉球ガラスっぽいけれど、実際に手に取ると安っぽい。
バスルームは当ホテルで唯一の洗い場付きタイプ。家庭的なお風呂で非日常感はありません。
オーバーフローが無く、湯を溢れさせることができるのは嬉しいけれど、、バスタブは長さが無く体育座り状態になります。
シャワーの水圧はイマイチ。
View
今回の部屋は西側。目の前には東急不動産のタワーマンションがあるくらいで、視界は開けています。遠くには手稲の山々を見渡せます。
眼下にはクラーク博士で知られる北海道大学のキャンパスが広がっています。もちろん誰でも構内に入れるので、早朝の散歩が気持ちいい。
Public Bath&Fitness
2階には男女別の大浴場があります。利用の際はルームキーが必要で、女湯はパスワードも必要です。利用時間は15:00〜25:00、翌朝6:00〜9:00。
浴槽は1つだけで、露天風呂、ジェットバスやサウナなどは無いシンプルな造り。湯温はそこそこ熱めで、塩素臭がちょっと強い。
洗い場は12箇所と十分な数。カランの湯は自動停止しないので使い勝手が良い。
湯上がりラウンジはファミレス風のソファ席。ドリンクサービスなどはありません。女性には専用の湯上がりラウンジとパウダールームが別に用意されているそうです。
お風呂に行くときは財布を持っていかないので、ドリンクの自動販売機で電子マネーが使えるのが便利。
フィットネスルームはコンパクトなもので利用時間は5:00〜23:00。滞在中、利用している人は全く見かけませんでした。というのもトレーニングウェアとシューズのレンタルは無く、余程の長期滞在じゃなければ持参して宿泊する人はいないですからね。
Impression
快適な滞在でした。宿泊代金もリーズナブル。大通やすすきのまでは少し距離がありますが、札幌駅までは非常に近く早朝出発には便利な立地です。
ただ、出張時にはライティングデスクが事実上無いに等しい点がかなりのウィークポイントになりそうです。
とはいえ、系列の「京王プラザホテル札幌」のスタンダードな客室を利用するならば、こちらの方が満足度は高いと思います。
京王プレリアホテル札幌
〒060-0808 札幌市北区北8条西4丁目11-1
Tel：011-205-8111
チェックイン15:00 チェックアウト11:00