シェラトンホテル札幌宿泊記「シェラトンコーナーツイン」

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■2012年11月宿泊

Check In

「シェラトンホテル札幌」が位置しているのは市内中心部から少し離れた厚別区。周囲に高い建物は無く、遠くからでもかなり目立つ31階建ての高層ホテルです。

当ホテルは1996年に「新さっぽろパレスホテル」として開業し、3年後に現ホテル名へ名称変更しました。

しかしながら、2014年秋にはスターウッドホテル&リゾートワールドワイドとの提携を終了し「ホテルエミシア札幌」にリブランドする予定だそうです。

最寄り駅はJRと地下鉄東西線の新札幌(新さっぽろ)駅。どちらも至近距離とはいえ直結はしておらず、雨や雪に濡れることなくアクセスすることはできません。このちょっとの距離が非常に困りもの。

駅に近い小さなエントランスはスタッフが不在でドアも手動。大きな荷物と雨傘で両手が塞がっているとちょっと辛い。こっちのエントランスだって利用者は少なくないのだからもう少し配慮して欲しい。

こちらは厚別青葉通りに面したメインエントランス。

ロビーにはシンデレラ城みたいなチャペルが併設されています。

大理石張りのロビーを進んでいくと、気づいたベルがフロントに誘導してくれました。でも彼らは荷物を持ってくれず、客室へのアテンドも無いので存在意義が分かりません。

フロントのカウンターも大理石張りでラゲッジ台も備わっています。チェックインの手続きはサインだけであっさり終了…と思いきや「前金制なので」と支払いを求められました。

「札幌パークホテル」もそうだったけれど、カードのオーソリチェックやデポジットではなく前金制だなんてビジネスホテル並の対応ですね。

エレベーターホールはフロントの奥、日本料理「雪花」に向かう途中にあって非常にコンパクト。カゴは低層階用と高層階用がそれぞれ2基ずつあります。高層階の25~29階はSPGメンバーフロアで、そのうち25~27階が禁煙フロアに設定されています。

客室階のエレベーターホールは質素。

客室はエレベーターホールをぐるりと囲むように配置されています。


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Room

今回の部屋は「シェラトンコーナーツイン」。以前は「ジュニアスイート」と呼ばれていたそうですが、わずか37㎡しかないのでその名称はかなり大袈裟だったと思います。

客室はエレベーターホールをぐるりと囲むように造られていて、この26階には「シェラトンコーナーツイン」が東西南北各角に2部屋ずつ、それらの間に2部屋ずつ「シェラトンツイン」が配置されています。

どの部屋もエレベーターホールに近く、今回の部屋ではその稼働音にかなり悩まされました。

室内は天井が低いものの、窓が2面あって開放感が高く、圧迫感は感じません。

ドア近くの安っぽい引き戸を開けるとクローゼット。

中は広めでウォークインタイプ。セーフティボックスと小いさなチェストが置かれています。ナイトウェアは浴衣のみでパジャマは無し、バスローブはリクエストベースでスリッパはウォッシャブルタイプ。「細部にまで気を配ったサービス」と言う割には残念な感。

ドアを開けるとまずリビングスペースがあって、グリーンのソファとテーブルが置かれています。対面にあった一人がけのソファは撤去されていました。

ソファの座り心地は悪くないけれど、グリーンのソファと赤いクッション、そして濃紺のベッドスプレッドと室内のカラーリングはバラバラです。

ライティングデスクはリビングスペースの最奥に。ベッドルームに背を向けてデスクワークをしていると気が滅入るし、電話機や電気スタンドが所狭しと置かれているのでワーキングスペースは狭い。インターネット接続は有線のみで1,300円/泊。

ベッドルームとの間に置かれたテレビは三菱電機製の「REAL LCD-32ML10」で回転台付き。VODが充実しています。

ベッドは121cm幅の「シェラトン・スイート・スリーパーベッド」。濃紺のベッドスプレッドは重厚感がありますね。柔らかい寝心地はもちろん文句なく快適。

札幌市内では「札幌パークホテル」や「ホテルオークラ札幌」などフランスベッド製の固いマットレスを使っているホテルが多いので、この点では非常に大きなアドバンテージだと思います。枕は2つあって、共に高さがあるタイプなので首がちょっと疲れました。

ナイトテーブルは中央と両サイドの計3カ所。いずれもコンセントはありません。加湿器は18階以上の部屋には常備されているけれど、パワーが足りない。

バスルーム前、クローゼットの裏側にあたる場所にはエスプレッソマシンを配置。

その下の冷蔵庫は空っぽです。

その奥は姿見こそあれ中途半端なデッドスペースでもったいない。こんなスペースを設けるならばバスルームを広げてほしかった。

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Bath Room

バスルームは平凡なユニットバスでがっかり。ドアは「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」や「シェラトン都ホテル東京」と同じくワンルームマンションのそれみたいな安っぽさだし、INAX製のシャワートイレはレバーをひねり続けないと洗浄作動しない簡易型。

シンクは「ヒルトン東京 」あたりに比べれば広いけれど、日常感が強くて高級感はまるで無い。バラの模様が入ったピンク色のシャワーカーテンが二重なのがまだ救い。

アメニティはシェラトン共通の「Shine」。入浴剤はありません。

バスタブは小さめで幅も狭い。お湯に浸かっていると下水の臭いがやや気になります。

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View

住宅街の奥には北海道らしい広大な森が広がっていて癒されます。この日はあいにくの天気でしたが、晴れていればさぞかし気持ちが良いでしょう。

今回の部屋は眼下に新札幌駅を望む北広島サイド。とりたててランドマークは無いけれど、周囲に高い建物は一切無いため視界が開けていています。

夜はオレンジ色の街灯が美しい。

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Breakfast

朝食は1階のカジュアルフレンチ「カフェ・ドム」で和洋ビュッフェ。それは何となく期待薄だったので、ルームサービスの「北海道ブレックファースト」(2,800円)をいただきました。

このメニューはその名の通り北海道産の食材をたっぷりと使った和朝食だけど、タラバ蟹の入ったあら汁は熱々じゃないしトウモロコシを練り込んだ玉子焼きは冷めていました。せっかくの素材が生かされていないのはとても哀しい。

それでもイクラは思いほかボリュームたっぷりだったし「ななつぼし」も絶妙の炊き加減で美味。また、料理を運んできてくれた女性スタッフは笑顔が気持ちよく、このホテルのスタッフでは唯一の好印象。

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Impression

立地がイマイチなだけに市内中心部のホテルよりも宿泊代金はかなりリーズナブル。ただ、今回の「シェラトンコーナーツイン」はやや手狭だし、スイートになると一気に値段が跳ね上がるので、その中間グレードの客室がほしいところ。

残念ながらサービス面では不満が多々。特にチェックアウト時、明細書を封筒に入れてくれないばかりか、折り畳もうともせずA4サイズそのままで渡されたのには閉口。宿泊後にアンケートに回答したところ、宿泊支配人からの返信は「貴重なご意見をありがとう」という具体性の無いテンプレ文面でさらにがっかり。

ただし眺望はかなり良く、同じ札幌市内の高層ホテルでも都会的な眺めの「JRタワーホテル日航札幌」とは違う開放感を楽しむことができます。

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ホテルエミシア札幌
〒004-0052 札幌市厚別区厚別中央2条5-5-25
TEL 011-895-8811
チェックイン15:00 チェックアウト11:00

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