ホテルアソシア新横浜宿泊記「モデレートダブル」

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■2013年5月宿泊

Check In

JR東海グループの「ホテルアソシア新横浜」は新横浜中央ビルの10~19階に位置しています。このビルの下層階はビックカメラや三省堂書店などのショッピングフロア(キュービックプラザ新横浜)ですが、上層階は小田原寄りがホテル、東京寄りがオフィスエリアという縦割りレイアウトになっています。

2階の新幹線改札口からホテルのロビーがある10階へは東西のエレベーターを使ってアクセスします。このエレベーターは他テナントフロアとの共用でホテル専用ではありません。同じく駐車場も共用。地上階部分に車寄せやメインエントランスなどのホテル施設は全くありません。

エレベーターを10階で降りると最上階まで吹き抜けのアトリウムが広がっていて、フロントはその片隅に設けられています。しかし、アトリウムの先にはキュービックプラザのレストラン街が見え、ホテルという「非日常」とレストラン街という「日常」が混在していて奇妙な印象を受けます。

フロントは小さなカウンター式でラゲッジ台も用意されています。この日、チェックインの手続きを担当してくれたのは「研修中」の新人さん。新人といっても辿々しさは無く、笑顔を絶やすことなく落ち着いた対応をしてくれて好印象でした。

フロント脇に3基あるエレベーターはロビーと客室階を結ぶ専用のもの。動かすにはルームキーが必要で、宿泊階とアソシアラウンジのある12階以外には停止しない仕様となっています。カゴ内の窓からは駅北口に広がるオフィス街を見下ろします。

アトリウムをぐるりと囲むように廊下と客室が並ぶ造りは品川の「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」にとても良く似ています。

客室階のエレベーターホールはやけに暗い。

客室は全て外向きで内側のアトリウムを見ながら客室へ向かいます。ストリングスホテル東京にホントそっくり。

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Room

今回の部屋は「モデレートダブル」。全客室のうち7割がこのタイプなんだそう。面積は最もリーズナブルな「スタンダードツイン」と同じで23.4㎡と狭い。廊下部分はフローリングです。

クローゼットの中にはズボンプレッサーと使い捨てスリッパが収納されています。このクラスのホテルでは大抵置いてあるリセッシュは無く、ハンガーは6本。

クローゼットの横にはティーセット。用意されているのは煎茶と地元企業M.M.C三本コーヒー製の「YOKOHAMA BLEND21」。

ティーセットの下は2段のチェストで上段にはワンピースタイプのナイトシャツ、下段はセーフティボックスを収納。

冷蔵庫はなんとティーセットの上に設置されています。こんな高い位置に冷蔵庫があるのは珍しいですね。中には無料のミネラルウォーターが2本ありました。

天井高が2.54mと物足りないせいもあって、ベッドルームはビジネスホテル並に狭い印象を受けます。一人での宿泊ならばまぁ何とか。それでも英GA社が手がけたデザインは優しく、ベージュと木目を多用したナチュラルなインテリアは落ち着きます。

ライティングデスクは横長タイプだけど奥行きが55cmあるので快適です。鏡も大きなサイズでは無く、手鏡だけというのも好印象。スタンドライトは十分なパワーを持ち、チェアもどっしりした座り心地で悪くない。見た目よりもずっと使い勝手の良いデスクでした。

インターネット接続は有線・無線共に無料。下り5.2M、上り11.6Mbpsとそれなり。小振りなテレビは東芝製「REGZA 26C3500」。BS放送はNHK2チャンネルのみの対応です。

窓際にはウッディなコーヒーテーブルと肘掛けの無いローソファーが一脚。この狭い部屋では使うシチュエーションが浮かびません。

なお、加湿機能つき空気清浄機も用意されています。

ベッドは160cm幅で「リーガロイヤルホテル東京」と同じSerta(サータ)社製マットレスを使用。少し固めの寝心地です。ただし、シーツの質感は低く、ザラつきが少し気になります。

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Bath Room

客室面積が狭い割にバスルームは十分な広さを持っています。シンクは広々しているし、スツールもあって照度も高い。「ヒルトン東京」あたりのそれよりもずっと快適です。

アメニティはホテルオリジナルで必要最小限。バスローブはありません。トイレットペーパーも安っぽいですね。シャンプー類はペリカン石鹸製の「トリプルC」というシリーズ。

スキンケアセットは男性用・女性用ともにリクエストベース。「エグゼクティブルーム」ではそれらが標準装備なのに加え、シャンプー類が「モルトンブラウン」になるそうです。

バスタブは幅が狭いけれど長さはソコソコ確保されています。「ヒルトン東京」や「ザ・ナハテラス」、「ホテルオークラ東京」のようにシャワーカーテンの代わりにガラスのパネルを設置。カバーできる範囲が2/3程度というのも共通。シャワーの水圧はまずまず。特に不満はありません。

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View

窓は縦1.7m×横1.87mと大きく、カーテンを開け放ったときの開放感は十分です。シンプルなベージュのドレープとローマンシェードのレースがついています。

今回の部屋は「みなとみらい側」。そう呼べば聞こえは良いけれど、実際には寂しい「篠原口」側。人口300万人超の街、横浜市の玄関口とは思えない、のどかな風景が広がっています。周囲に高い建物は一切無いため視界は開けていますが、肝心のみなとみらいまではかなり遠い。夜景は寂しく、いわゆる「港ビュー」などは期待しちゃダメです。

眼下に東海道新幹線やJR横浜線が走っているため窓は二重ガラス。その効果は大きく、騒音は全く気になりません。ただ、数日前に降った雨の影響なのか、この日は窓ガラスが非常に汚れていたのは残念。

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Lounge

館内に直営レストランは一軒もありませんが、12階に宿泊者専用の「アソシアラウンジ」が設置されています。ここで6:30~10:00までの間に供される朝食は和洋ビュッフェ。珍しいものではフォーがありましたが、品揃えは少なく、卵料理はスクランブルエッグのみ。味もそれなりです。

ベーコンは柔らかいタイプ。クロワッサンは小振りでサクサクで美味しかった。朝食ビュッフェとしては物足りないけれど、クラブラウンジのコンチネンタルビュッフェと考えればこんなものでしょう。

また、このラウンジは朝食時間帯以後も22:00まで開放されていて自由に使うことができます。ソファなどは無く、ファミレスっぽい造りだし、スタッフも常駐していないけれど、各種ティーバッグの他、ピッチャーに入ったジュースが用意されていたので、「ホテルニューグランド」や「札幌パークホテル」のクラブラウンジよりは数段マシ。

■一休.com:ホテルアソシア新横浜宿泊プラン■

Impression

アソシアホテルといえば「名古屋マリオットアソシアホテル」のイメージが強いけれど、当ホテルは国際ブランドではなくJR東海が単独運営しています。

ハード・ソフト共にハイクラスなビジネスホテルという域を出ないものの、1泊程度の利用ならば十分に快適だし、駅直結というのはやはり便利。

みなとみらいや山下公園とは異なり、新横浜では「ミナトヨコハマ」らしさは感じられないけれど、横浜アリーナや日産スタジアム(横浜国際総合競技場)へはもちろんのこと、羽田空港へのアクセスも便利な立地です。

*2015年4月から朝食会場はロビー階の「ブラッスリー ラ クラス」に変更されました。

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ホテルアソシア新横浜
〒222-0033横浜市港北区新横浜2-100-45
TEL 045-475-0011
チェックイン14:00 チェックアウト11:00

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