■2017年8月宿泊
Check In
「ウェスティンホテル仙台」は東北学院高校の跡地に森トラストが再開発した仙台トラストシティ内に位置しています。
最寄りでもある仙台駅からは少し距離があって徒歩10分弱。残念ながら送迎バスは運行されてないのでタクシーを使ったところ料金は800円ほどでした。
駅前のペデストリアンデッキからはビルの隙間にホテルを望むことができます。
仙台トラストシティの中心施設である「仙台トラストタワー」は高さ180mを誇り、北関東以北で最も高いビルなんだそうです。隣に建つのは「ザ・レジデンス一番町」というタワーマンション。
この車寄せが面している東二番丁通りの向かいには「
この日、エントランスに到着すると中からドアマンが出迎えてくれましたが、館内への誘導がなくて残念。
エレベーターホールに向かう途中にはベルが常駐していましたが、彼らもまた挨拶だけで誘導はありません。フロントのある26階へ向かうエレベーターは3基。カゴの中は派手なゴールドメタリック。
こちらは26階のエレベーターホール。ビビッドな赤い壁が印象的です。
フロントは恵比寿の「ウェスティンホテル東京」と同じく3つに分かれたアイランドカウンター。フロント前には「
担当してくれたのはベテランの男性スタッフで、物腰柔らかく、対応は非常に気持ちが良いものでした。
客室階へ向かうエレベーターは「
カゴは4基。ルームキーをかざすと宿泊階にだけ停止する仕組みになっています。
1階や26階のエレベーターホールとは異なり、客室階のそれはシックなデザイン。
客室はエレベーターを囲んで東西南北に配置されています。廊下はやや暗い。ルームキーは非接触型のカードキー。ドアを閉める音が大きくて、他室の音はかなり気になりました。
Room
今回の部屋は34階の「スーペリアキング」。観光シーズンなのにSPG公式サイトから予約して返金不可の宿泊プランとはいえ14,000円弱とかなりお得に利用できました。
ドアを開けると左側に金皿のオブジェとクローゼットがあり、右側にはバスルーム。統一された木目調で高級感は十分です。
この部分はかなり暗いけれど、クローゼットには照明が用意されているので困ることはありません。
クローゼットは2つに分かれていて、左側にはセーフティボックス、アイロン、ナイトシャツ。アイロン台は大型のもので使い勝手が良い。ナイトシャツはワッフル地のワンピースタイプでした。
右側のワイドな方には使い捨てスリッパとバスローブ。ハンガーはバスローブが掛けられているものを含めると12本もあります。
部屋の広さは42㎡。バスルームにたっぷりと面積を割いているものの、天井高が3mあるので狭さは感じません。インテリアはすごくシンプルでアートなどはありませんが、随所に木目が用いていられているので無機質さを回避しています。
居室にはファブリックのクッションがついたラゲッジ台。テレビは壁掛け式の東芝製「REGZA 40A8000」。角度が固定されていて、デスクからはかなり斜めに見ることになります。
ホテルディレクトリーがとても簡素なので、テレビ画面上でインフォメーションを詳しく見れるのかと思ったら大した情報は得られませんでした。なお、このテレビはYoutubeアプリやブラウザ機能を備え、スマホやタブレットのミラーリングも可能です。
テレビの下は大理石の天板がついたキャビネット。天板の上には無料のミネラルウォーターが2本あるだけですっきりしています。
無料のティーバッグは紅茶、カモミール、ローズヒップ&ハイビスカス、煎茶。コーヒーはフレンチプレス式です。
引き出しの上段にはワインとスナック。ワインは1,230円です。
冷蔵庫の中はコカ・コーラ社製品がやたら多いですね。
右側の棚にはグラスが2るあるだけで寂しい。
ライティングデスクは直径1m程の円形タイプでトップはレザー張りです。狭くはないけれど、円形なだけに横幅が狭くて使い勝手は今ひとつ。
バー型のスタンドライトは十分な明るさ。デスクチェアはキャスターと肘掛け付きで快適です。ただし、合皮なので多くの箇所がパリパリと剥がれています。また、電話機とスタンドライトのコードがまとめられていないのは無粋すぎる。
窓際にはアームチェアとオットマン、ガラスのコーヒーテーブルが置かれています。チェアの座り心地は特筆すべきものではないけれど、ここに座ると4本の電波塔をすべて眺めることができます。
ベッドは200cm幅のヘブンリーベッド。ウェスティン系に泊まるのは凄く久しぶりなので「こんなに柔らかいベッドだっけ?」と驚きました。ふかふかで快適でした。
ヘッドボード上の壁は天井に向かってライトアップされています。頭上からのライトは読書灯にしては当たる面積がやや広め。ナイトテーブルは両サイドにあり、コンセントも用意されています。こちらに置かれたナイトランプはやや弱め。
ルームサービスは24時間対応。ただし、夜11時以降は夜食メニューとドリンクのみ。朝食は「コンチネンタル」(1,950円)、「アメリカンブレックファースト」(3,125円)、「ウェスティンブレックファースト」(値段失念)など。「エッグベネディクト」は2,100円です。和朝食はありません。
なお、靴磨きはクラブフロアなら無料、一般フロアは有料で500円。
Bath Room
バスルームは広々としていて、バスタブは長さ・深さとも十分なサイズ。シャワーカーテンはありません。
バスタブ脇はスモークガラス張りで、ブラインドつき。
シンクは御影石。ボウルはお皿のようなデザインですが深さがあるので使いやすい。目の前の鏡は周囲が金と黒のタイルで装飾されています。両サイドの少しレトロな照明も格好よい。
シンクの下にはタオル類が収納されています。タオルはハンドタオル×4,フェイスタオル×3,バスタオル×4とたっぷり。ただし、バスタブとシャワーブースが離れているのにバスマットが1枚しか無いのは大変不便なので追加を期待したいです。
黒いボックスに収納されたアメニティは充実しています。ソーイングキット、バスソルト、絆創膏もありました。その割にシャンプー類は資生堂の大ボトルの「uminela」だけで味気ない。
シャワーブースもゆったりサイズ。「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」の暗いそれとは違ってブース内に照明があるので明るい。ただしレインシャワーやオーバーヘッドシャワーは無いシンプルな造り。
トイレは恵比寿の「ウェスティンホテル東京」と同じく個室ではありません。
View
今回の部屋は南西側。正面に東北放送のカラフルな電波塔を望みます。眼下には東北大学の広いキャンパスが広がっていて、その先の山々が美しい。
大学以外は住宅が中心で高い建物は無く、幹線道路も無いため車のテールランプも少なく、夜景は寂しい。
Impression
仙台初のラグジュアリーホテル。館内は同じ森トラスト系列の「コンラッド東京」に似てクールかつスタイリッシュ。アクセスはやや難があり、その点では駅直結の「
ウェスティンホテル仙台
〒980-0811 仙台市青葉区一番町1-9-1
TEL 022-722-1234
チェックイン15:00 チェックアウト12:00