万平ホテル宿泊記「ウスイ館・スーペリアツイン(クラシックタイプ)」

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■2013年1月宿泊

Check In

1894年創業のクラシックホテル「万平ホテル」へは軽井沢駅からタクシーで5分程度。送迎は行っておらず、ホテル前に待機車両はいないため、タクシーを呼ぶと迎車料金が必要になります。

ホテルの顔である本館・アルプス館は山小屋のような外観です。

ロータリーの入口。リゾートホテルらしさが感じられ、テンションが上がります。

ロータリーをぐるっと回って玄関前に着くとベルボーイが出迎えてくれました。ドアが手動式というのもレトロで良い感じ。

ロビー中央には暖炉とピアノが置かれています。ソファのそばにテレビや各種新聞が用意されているあたりはホテルというよりも温泉旅館のロビーのよう。

フロントはノスタルジックでシンプルなカウンター。シーズンオフでゲストが少ないからか、名前を告げずとも認識してもらえました。チェックインの手続きは淡々としたものであっさり完了。

渡されたルームキーは長い柄のキーホルダーがついたクラシカルなデザインです。

早速、ベルの案内で客室へ向かいますが、このホテルの造りはかなり複雑です。フロントやレストランのある「アルプス館」、少しリーズナブルな「アタゴ館」、かつては東急ハーヴェストクラブの施設だった「別館」、そして今回宿泊する「ウスイ館」の計4棟が中庭をぐるりと囲むように建っています。(他にコテージや宴会場の「アサマ館」もあり)

こちらはホテルの歴史を知ることができる史料室。

フロント脇の階段を上がるとアルプス館の客室フロア。廊下はこの写真で見るよりも薄暗いです。

メインダイニングやカフェの壁には美しいステンドグラスが飾られています。

メインダイニング脇の廊下を進むとアタゴ館に繋がっています。

宴会棟であるアサマ館のロビーは他館とは趣がだいぶ異なります。

アタゴ館はリーズナブル客室棟ゆえ廊下は質素なものだけど、自販機・製氷機コーナーとコインランドリーが設置されているのは便利。

アタゴ館のエレベーターで2階に上がり、廊下を真っ直ぐ歩いた先がウスイ館の1階になっています。

敷地に傾斜があるため階層にズレがあり、ウスイ館の2~3階にアサインされた場合はさらに別のエレベーターで上がらなければなりません。

クラシックホテルらしく館内の廊下は全て赤い絨毯敷き。照度を抑えたシックな空間です。

ホテルの歴史を示す資料が数多く飾られていて、ここもさながら史料館のよう。

かつてジョン・レノンが常宿にしていたことは有名ですね。

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Room

ウスイ館にはアルプス館の客室を再現した「クラシックタイプ」と広いライティングデスクを持つ「書斎タイプ」の2種類があり、今回はクラシックタイプを選びました。面積は46㎡と広々。

室内は暖かみのあるフローリング。旅籠時代のテイストを残す洋室で、ホテルというよりも別荘を訪れたかのようです。ドアを開けるとすぐ右側にバスルームとクローゼット。

クローゼットは広々としていてセーフティボックスと使い捨てスリッパが収納されています。

このクラシックタイプの特徴はベッドスペースが甲子ガラスで仕切られた小部屋になっていること。

スイート感覚とまではいかないけれど、気分転換にはなりますね。天井から吊された照明はボール型で優しい光。

ライティングデスクは古い洋館にありそうなかわいらしいデザイン。トップには傾斜がついていて書類を書いたりPCを操作するには便利だけど幅はわずかに45cmしかなく、資料を並べるなどのスペースは非常に狭い。

コンセントの空きはデスク下の床に一つだけ。椅子は肘掛けの無いタイプで座面・背もたれ共に固く、座り心地は良くない。クッションが無いと腰が痛くなってしまいます。

インターネット接続は有線のみで無料。下り19.4M、上り20.0Mbpsほど。LAN口はコンセント同様にデスク下の床にあります。ケーブルを繋ぐ際、床の清掃がイマイチなことに気づきました。残念なことにホコリが目立ちます。

デスクの横には桜の模様が彫り込まれた立派な箪笥が置かれています。ベッドスペースにも小さめの3段チェストが2台あるため収納力は長期滞在でも耐えうるもの。

テレビは東芝製「REGZA 32A950S」。ベッドからは遠く、部屋の対角になるため甲子窓を開け放ってもほぼ見えません。

テレビの下には冷蔵庫とティーセット&グラス類。ソフトドリンクは200円、ビールは350円。赤・白のワインボトルもありました。

ベッドは120cm幅のシモンズ製マットレス×2。簡単に動かすことができるのでハリウッドツインとしても使用可能です。ナイトテーブルは両サイドにあってアーム型の読書灯つき。

ベッドの上に置かれたナイトウェアは2ピースタイプで快適です。バスローブもありました。

部屋の奥に設けられたリビングスペースは狭く、広縁のようなもの。2脚のソファは古いデザインだけどフカフカで座り心地は悪くない。窓に向けて置かれているので、天気が良い日に外を眺めながら読書でもしたいですね。

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Bath Room

バスルームは十分に広い。壁の上半分は塗り壁で床と壁の下半分は真っ白なタイル張り。大理石を用いたバスルームを利用することが多いのでタイル張りのバスルームはちょっと苦手。しかもここのように白い塗り壁だと学校のトイレを想像してしまいます。

とはいえ、このバスルームは清潔で、床暖房までついているので冬でも安心。写真を見る限り、アルプス館のバスルームは暗くて僕には合わなそうだったのでウスイ館を選んで正解でした。

シャワーブースはホームベース型。囲っているガラス面以外はタイル張り。マッサージ機能は無いけれど、水圧は十分で快適でした。

トイレは背の低い曇りガラスで軽く仕切られているだけ。これだけの面積があれば個室タイプにできただろうにちょっと残念。

シンクはどっしりとしたデザインでスツールや拡大鏡も用意されています。アメニティの品揃えはまずまずで「MARGARET JOSEFIN」の基礎化粧品トライアルキットつき。シャンプー類は「ANTICA FARMACISTA」というブランド。

バスタブはいわゆる「猫足」型。足をゆったりと伸ばせるけれど、幅は狭いしオーバーフローのせいでたっぶりと湯を溜めることはできません。見た目はかわいいけれど、使い勝手が良いとは言い難い。

蛇口から出るお湯は熱湯なので要注意。温度調整が難しいためサーモスタットのついたシャワーを使ってお湯を溜めた方が良いかもしれません。

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View

窓は横長のワイドサイズ。2枚の窓は共にスライドさせて開け放つことができます。外には小さなバルコニーつき。

今回の部屋は中庭側。とりたてて見所は無いけれど、高原の凛とした空気にふれ、緑に癒やされればそれで十分。夜はもちろん真っ暗。

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Breakfast

朝食は夕食と同じ「メインダイニングルーム」で洋食or和食のセットメニューです(和食は要予約)。中庭を望む窓側のテーブルでいただきました。

提供されたのはシンプルなアメリカンブレックファースト。卵料理はボイル・フライ・スクランブル・ポーチ・プレーンオムレツからのチョイス。パンは厚切りのトーストです。

前日の夕食がイマイチだったので期待していなかったけれど、このオムレツは見た目も美しく、甘さ控えめで美味しかった。オレンジジュースはフレッシュ感が今ひとつでやや残念。

アラカルトは結構充実していて、ホットケーキ、フレンチトースト、クロックムッシュのほかモーニングステーキもありました。

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Impression

佐藤万平氏により「亀屋ホテル」として創業した当ホテル、現在はなんと森トラストの傘下。ラフォーレホテルズはもちろん、「コンラッド東京」や「ウェスティンホテル仙台」とは兄弟ホテルということなんですね。ちなみに「鶴屋」の方は「つるや旅館」として旧軽井沢銀座に今も健在です。

訪問したのは冬季休館の直前。こんな寒い時期に軽井沢を訪れる人は少なく、この日もガラガラ。夕食は他にたった2組しかおらず、ウスイ館の2~3階は廊下の照明が消されていました。

宿泊したウスイ館は2001年に改築されていてすこぶる快適。クラシックホテルとしての体をきちんと保ちつつ、シャワーブースやシモンズ製ベッドなど快適な設備をきちんと整えています。

ただし「クラシックタイプ」のライティングデスクはハードワークに不向き。そういった予定がある方は書斎タイプを選択した方が良いと思います。

ゴールデンウィークや夏休みなどのトップシーズンにはびっくりするほど強気な値段になりますが、緑が美しい時期にまた訪れてみたいですね。

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■一休.comレストラン予約:メインダイニング(フランス料理)

■一休.comレストラン予約:熊魚菴 たん熊北店軽井沢店(日本料理)

万平ホテル
〒389-0102 北佐久郡軽井沢町軽井沢925
TEL 0267-42-1234 FAX 0267-42-7766
チェックイン15:00 チェックアウト11:00

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