■2013年8月宿泊
Check In
「ホテルサンルート長野東口」はその名の通り、長野駅の東口駅前に位置しています。新幹線改札口を出て左に進み、ペデストリアンデッキを渡ればすぐとアクセスは良好です。
この東口は反対側の善光寺口に比べて寂しい。県庁所在地の駅前だというのに隣はマンションで、飲食店などは数えるほどしかありません。
ロビーはゆったりとした造りで、吹き抜けなので開放感があります。中央には中庭が設けられ、小規模ながら緑に癒やされます。フロントは奥まったスペースにあるコンパクトなカウンター。ビジネスホテルらしくチェックインの手続きはスピーディーに完了。料金はもちろん前払い制です。
アサインされたのは7階。エレベーターホールにはドリンクと有料チャンネル用カードの自販機が置かれ、その脇にはズボンプレッサーが数台。ここに並べるならば、もう少し整頓して欲しいですね。
ストライプのカーペットが敷かれた廊下は、照明の一部が消灯されていて少し暗く、なぜかペンキ臭い。ルームキーはシリンダーキーでした。
Room
今回の部屋は「ツイン ソファ付きルーム」。このホテルの中では46.1㎡の「スーペリアツインルーム」に次ぐグレードの部屋となります。
室内はやや複雑な形をしていて奥に行くほど広がっています。面積は26.3㎡と通常の「ツインルーム」(22.5㎡)よりも3.8㎡ほど広い造り。ただし、天井の高さが2.4m程しかない上、奥が広がっているのにデッドスペースがあるため、数字よりも狭く感じます。
客室のドアを開けるとすぐ脇に扉の無いクローゼットが。ビジネスホテル定番のリセッシュはありません。スリッパはビニール製のみ。使い捨ての中敷きがあるものの、マイスリッパの持参は必須でしょう。
ライティングデスクは横長タイプ。机上にはティーセットやら電磁サーバーがあって鬱陶しいけれど、それらをどかせば奥行きが約57cmあるのでそれなりに快適なデスクワークが可能です。
テレビは回転台に乗った三菱電機製「REAL LCD-26ML10」。ホテル専用タイプのリモコンレスポンスが悪くてイライラします。インターネット接続は無料で有線のみ。下り10.7M、上り37.3Mbpsとソコソコ。
デスク下には何とドライヤーがありました。こんなところに設置されているのは初めての経験です!
奥に置かれたソファはどっしりとしたものだけど、エキストラベッドを兼ねているため、座り心地は悪い。また、このソファの背後、窓までのスペースは完全にデッドスペースになってしまっています。
ベッドは120cm幅で、日本ベッド製のマットレス「NOBLS」を使用。寝心地は同じ日本ベッド製でも「Silky Pocket」とは比較にならないほど固く、シーツのザラザラ感もキツイ。ナイトテーブルは中央に1台のみ。コンセントはありません。
ベッドの快適さ重視ならば、シモンズ製マットレスを揃える「ホテルメトロポリタン長野」や「チサングランド長野」を選ぶべきですね。
Bath Room
バスルームはビジネスホテルらしくコンパクトなもので質感は言うに及ばず。下水の匂いが室内に充満しているし、鏡が曇り止め加工されていないのはかなり不便。また、便座は「シェラトンホテル札幌」と同じく、レバーをひねり続けなければならない簡易型ウォシュレット。
バスタブは深さがあって、それなりに快適。水圧もまずまずです。
View
今回の客室はコーナー部分にあるため窓は二面。両面とも長野駅前を望みます。うち一つは開放できるけれど、車の通行量が多くてバスの停留場も近いので開け放つとかなり騒がしい。
Breakfast
朝食は1階の「茶寮志もだ」で和食中心のビュッフェ(1,155円)です。こぢんまりとしたお店で、四人卓と六人卓が中心なので一人利用の場合は相席になるかもしれません。
料理は中央の大きなテーブルに並べられていますが、煮物などの素朴なものが大半で品揃えは貧弱。蒸し野菜は冷く固かった。洋食はハム・ソーセージ・スクラブルエッグ程度。店員はレジで自身の作業に夢中の様子で、料理の補充が不十分すぎです。
長野市内のホテルで朝食ならば「THE SAIHOKUKAN HOTEL(犀北館)」の「紀元茶寮」が一番良いと思います。
Impression
この日、長野市内ではプロ野球の公式戦が行われていました。その影響からか主要ホテルはほぼ満室。何とか直前で空きを見つけた当ホテルを利用しました。ビジネスホテルゆえに多くを望むのは酷というもの。あくまで割り切っての利用です。
とはいえ、今回の宿泊代金は朝食付きで13,340円。周辺のシティホテルと大差の無い価格なので、コストパフォーマンスは今ひとつな印象です。
ホテルサンルート長野東口
〒380-0921 長野市栗田995-1
TEL:026-264-7700
チェックイン14:00 チェックアウト10:00