ベストウェスタンプレミアホテル長崎宿泊記「エグゼクティブダブル」

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■2014年9月宿泊

Check In

「ベストウエスタンプレミアホテル長崎(現「ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション」)へはJR長崎駅から歩いて5分ほど。市内の繁華街までは少し距離があるものの、市電の停留場や空港リムジンバスのバス停が目の前にあってアクセスは良好です。

当ホテルは1990年に「長崎プリンスホテル」として開業し、2005年に現名称へとリブランドされました。

バブルの真っ直中に建てられたホテルだけに館内の質感は非常に高く、リブランドされた現在もそのゴージャスっぷりは受け継がれています。

到着したのが夜22時過ぎと遅かったせいか他の宿泊客は全く見当たらず、広大なロビーは静かすぎて怖いほどでした。

吹き抜けでドーム型のロビーは非常に広く、グランドピアノや美術品が飾られています。

フロントは最奥部に設けられたカウンター式。ラゲッジ台も用意されています。チェックインの手続きをしてくれたのは若いスタッフ。応対は丁寧でしたが市電の時刻表を調べるのにかなり時間を要したのは残念。尋ねられる頻度の高い質問だと思うのでそれくらいは即答できるようにしてほしいもの。

当ホテルの客室は7~9階の「スタンダードフロア」、10階の「レディースフロア」、11~12階の「エグゼクティブフロア」、14階の「スカイフロア」に分かれていて、今回は「エグゼクティブフロア」を利用しました。

アサインされたのは11階、絨毯はフカフカです。エレベーターホール脇にはエグゼクティブフロアとレディースフロアのゲストが利用できる「プレミアラウンジ」が設置されています。しかし、営業時間が14:00~21:00と短い上にここでのサービスはソフトドリンクの提供程度のもので、朝食やオードブルの扱いはナシ(アルコール類は有料)。そのため、今回は利用機会がありませんでした。

※プレミアラウンジは2015年3月末で閉鎖されました。

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Room

この日利用したのは「ダブルルーム」。公式サイトによると、広さは25.5㎡~30㎡とバラツキがあり、今回は狭いタイプの客室でしょうか。ドアを開けるとすぐ右側にクローゼット、左側にいきなりシンクがあるという変わった配置になっています。

シンクがバスルームから独立しているのは「メルキュールホテル横須賀」(旧横須賀プリンスホテル)や、「ホテルニューグランド」と同じ。いずれもバスルームそのものは狭い。

シンクは大理石のトップを持ち、スツールも用意されています。アメニティはそれなりに充実していてマウスウォッシュやバスジェル、足指パットも用意されていました。その反面、基礎化粧品は無く、ドライヤーは壁に繋がった非力なタイプ。

クローゼットの中にはワッフル地のバスローブとウォッシャブルタイプのスリッパがあり、未使用のハンガーは4本だけ。セーフティボックスはテレビ脇に剥き出しで置いてあって格好悪いので、このクローゼットに収納すれば良いのにと思います。

ライティングデスクは奥行が60cm以上あるゆったりサイズ。卓上にスタンドライトは無いけれど頭上にダウンライトがあるので困りません。問題なのはこのデスク周りにコンセントが無いこと。タリフには「ある」と書いてあるのに、実際はシンク、ベッドサイド、テレビ脇と延長コードが無ければ届かない場所にしか無く、極めて不便でした。インターネット接続は有線・無線共に無料で下り19.5M、上り18.6Mbpsとそこそこ。

窓際にはオットマン付きの一人掛けリラックスチェア。ゆったりできるのは嬉しいけれど、腰掛けるとすぐ真横にテレビキャビネットがあって圧迫感を感じます。「狭い部屋の隅っこへ強引に置いた」という印象は否めません。

テレビは回転台つきの三菱電機製「REAL LCD-32H4000X」。その下には冷蔵庫とティーセット、3段のチェスト。ティーセットはインスタントコーヒー、紅茶、煎茶のティーバッグ。

冷蔵庫はエグゼクティブフロアの特典で無料。

部屋奥の天井高は入口付近(2.15m)に比べればやや高い2.55m。壁の一部には装飾が施されるなど、気合いが入った造り。

ベッドは160cm幅のフランスベッド製マットレス。デュベスタイルでベッドスローはブラック。寝心地は固くてマットレスには不満が残るけれど、シーツは「コーマ糸」という高級素材を用いていたもので肌触りは上質でした。マットレスはシモンズ製を導入している「ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル」の勝ち、リネンは当ホテルの勝ちです。

ヘッドボードの上には二枚の絵が飾られていますが、高さや中心位置がズレていて非常に格好悪い。こういった点に無頓着なホテルはかなり印象が悪いです。ナイトテーブルは壁側に一台あるのみ。高さがマットレスと合っていないのが残念。

朝刊のリクエストは特に聞かれず、翌朝配られたのは毎日新聞でした。ランドリーは午前10時預かり→午後6時仕上がり。18時までに預ければ21時に仕上がるという特別仕上げ(料金5割増し)が便利ですね。

ルームサービスには「牛フィレ肉のステーキ」(7,000円)、「黒毛和牛のロース肉ステーキ」(9,000円)など高額なメニューがあって驚き。

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Breakfast

大理石張りのバスルームはトイレ一体型でコンパクトですが、横浜の「ホテルニューグランド」よりは多少広い。便器の前にも小さなシンクを設えていますが、ハンドソープが無いので手を濡らすだけ。

バスタブの深さはそれなり、長さはやや物足りない。シャワーの水圧は問題無し。シャンプー類はルベスコスメティックス社製。

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View

今回の部屋は長崎駅サイド。右側には長崎港、左側には急斜面と住宅が広がっている長崎らしい眺望です。

到着したのが遅かったため夜景は寂しかった。眼下には交通量の多い道路がありますが、騒音は気になりませんでした。

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Breakfast

朝食は最上階の「The Kitchen」で7:00~10:00に提供されている和洋ビュッフェ。品揃えはソコソコで、ベーコンやソーセージ、フライドポテトなど一般的なものは揃っています。他には温野菜や蒸し野菜、魚介の地中海風、パングラタンなどがありました。

卵料理は目の前で調理してくれるオムレツと保温されたスクランブルエッグ、ゆで卵。オムレツはプレーンでかなり小振り。パンはクロワッサンやカフェオレパンなど10種類ほどと豊富。どれも薄味でしんなりタイプ。

和食では辛子明太子、五島うどん、長崎かまぼこ、浦上そぼろなど九州・長崎の名物料理が並びます。五島うどんは平打ちに近い細麺でコシはあまり無い。具は豆腐と鶏肉。透き通った汁はかなり甘い。

ルームサービスの朝食は「コンチネンタル」(2,000円)、「アメリカン」はサラダ・ヨーグルト・フルーツ盛り合わせがついて2,600円。和定食も同額です。

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Impression

随所にお金がかかった予想外のバブリーさで驚きました。エレベーターホール前に飾られているのは「リーガロイヤルホテル東京」のように造花ではなく生花だったのも立派だと思います。

客室も当時としてはゴージャスな造りだけど、それを打ち消すほどにメンテナンスが悪すぎます。デスクやチェアには傷が目立つし、壁の装飾もボロボロです。また、便器には水垢がこびり付いたままだし、空気清浄機には水が入っていないなどデイリーのメンテナンスも甘い印象です。

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ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション
〒850-0045 長崎市宝町2-26
TEL 095-821-1111
チェックイン14:00 チェックアウト11:00

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