JR九州ホテル ブラッサム大分宿泊記「ダブルルーム」

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■2017年3月宿泊

Check In

「JR九州ホテル ブラッサム大分」はその名の通りJR九州ホテルズの一軒。長崎や鹿児島など九州各地で展開している「JR九州ホテル」がスタンダードで、「ブラッサム」ブランドはアッパークラスという位置づけ。

「心を豊かにしてくれる花のように、あたたかくお客さまをお迎えしたいという想い」が込められてるそうです。現在は新宿、福岡2拠点、那覇、そしてこの大分に設置されています。

アッパークラスとは言うものの、ベルがいるわけでもなくルームサービスも無いので、ラグジュアリーということではなくハイグレードなビジネスホテルという印象です。

当ホテルは大分駅の駅ビル「JRおおいたシティ」の一角を占めており、当然のことながら駅に隣接している抜群の立地。大分空港への直行バスも目の前に発着します。21階建てのビルは市内ではかなり高層なので遠くからでも目立ちます。

エントランスはとてもコンパクトでホテルよりも「シティスパ てんくう」の方が目立っています。車寄せは無く、駐車場はJRおおいたシティの共通です。

2基あるこのエレベーターは8階にあるフロントロビーとシティスパをダイレクトに結んでいて客室階には停止しません。なお、ロビーへは「アミュプラザおおいた」の屋上庭園からもアクセスできます。

館内のインテリアは、九州新幹線「つばめ」などJR九州の車両を数多く手がけている水戸岡 鋭治氏によるもの。

このロビーは系列の「JR九州ホテル長崎」に比べると格段にゆったり造られていて、朝食会場となる「庭の食卓・四季」も併設されています。

デザインはぬくもりのある木目を多用していて、ソファやチェアが数多く置かれています。

フロントで名前を告げると冷たいおしぼりを供されました。チェックインの手続きは丁寧で「CITY SPAてんくう」の利用方法もきっちりと説明されました。

客室は8階〜18階に設けられています。エレベーター2基ではキャパオーバーな印象が強く、特に朝の時間帯は朝食を摂る方と朝風呂を利用する方が重なってフル稼働。それでもかなり待たされました。

客室階でエレベーターのドアが開くとインパクトのある壁が目に入ります。この模様はフロアごとに異なっていて、例えば14階には鮮やかな木々が描かれています。カーペットは共通で赤い模様柄。

各階の客室数は17室ほど。エレベーターホールを囲むように設置されていて、客室ドアにつけられたレトロなデザインのペンダントライトが印象的です。ドアは光沢があります。

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Room

今回の部屋は「ダブルルーム」。シングルルームを持たない当ホテルでは最もリーズナブルな客室で面積は20㎡と狭く、天井高もやや低い2.5m。

室内もロビーと同様に木目が非常に多く用いられており、壁紙はベージュのリーフ柄。レトロさとぬくもりが共存していて、まるで「改装されたクラシックホテルの客室」のよう。和のテイストという意味では御茶の水「庭のホテル東京」にもコンセプトが似ています。

クローゼットは扉が無いタイプでハンガーは6本。消臭剤とセーフティボックスが用意されています。スリッパはウォッシャブルタイプです。

残念ながらチェストはここにも居室内にもなくて収容量はかなり少ないです。

天井の一部には木の板がはめられており、ぶらさがっているペンダントライトはボール型。また窓には組子入りの障子ががはめ込まれています。

テレビは壁掛け式でウッディな枠に囲まれたPanasonic製「VIERA TH-L42E60HT」。角度を変えることはできません。

ライティングデスクは窓に向けて設置。奥行きは55cmとまずまず。デスクチェアはレトロなデザインでかわいらしいけれど、長時間のハードワークには不向き。

机上にスタンドライトはありませんが、頭上にダウンライトがあるので明るい。ただ、天板にはガラスがはめ込まれていないため、開業してまだ2年なのにキズが結構目立ちます。

デスクの脇には肘掛け付きのアームチェア。

ティーセットはインスタントコーヒーと煎茶があり、ミネラルウォーターは2本無料。冷蔵庫は空っぽです。この冷蔵庫の外扉は勢いよく閉まるので注意が必要です。

ベッドは140cm幅のSerta(サータ)社製マットレス。寝心地は固めで、ホテルが謳う「極上の寝心地を叶えるベッド」にはやや疑問が残ります。

上に置かれているのはナイトウェア(作務衣)。ナイトテーブルは両サイドにあり、ヘッドボードにはコンセントも用意されています。

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Bath Room

バスルームのドアには印象的なロゴが描かれています。

室内はビジネスホテルにしてはゆったりとしていて、とても明るい。バスタオル、フェイスタオル共に今治タオルというのも嬉しいポイント。

バスタブは深さがそれなりにありますが、滞在中は「CITY SPAてんくう」を何度も利用していたのでこのバスタブを使うことはありませんでした。

アメニティはJR九州ホテルズ共通のもので必要最低限。基礎化粧品はここにありませんが、「CITYSPA てんくう」のパウダールームに用意されています。シャンプー類はPOLA製の「シャワーブレイク」。

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View

今回の部屋は大分駅側。屋上庭園やバスターミナルを見下ろします。周囲に当ホテルより高い建物は「大分オアシスタワーホテル(現ホテル日航大分 オアシスタワー)」くらいしか無いのでかなり遠くまで見渡せます。天気が良ければ別府湾まで見えます。

窓には障子だけでなくドレープと遮光ロールカーテンも備えているので遮光性は問題ありません。

夜遅くまでウルサイことはありませんでしたが、防音性は低く、駅でイベントをやっていると音が気になります。

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Spa

宿泊者は19〜21階にある天然温泉「CITY SPAてんくう」を滞在中は何度でも無料で利用できます(岩盤浴やてんくうラウンジを含む「ヒーリングスパ」は別料金で1回400円)。

昼夜は宿泊者以外も利用できますが、朝6:00〜9:30だけは当ホテルの宿泊客限定なのでゆったりできます。客室からは作務衣、スリッパ着用のままで訪れることができ、かつタオルも用意されているので使い勝手は大変良好です。

エレベーターで19階へ上がり、受付でロッカーキーを受け取ります。脱衣所と内湯、サウナ(ドライとスチームの2種類)は1つ上の20階にあり、洗い場も15箇所と十分な数。内湯のお湯は茶褐色。

加水&循環とはいえ、地下700mから汲み上げたナトリウム-炭酸水素塩泉で、ぬめりを感じます。泉温は52.2度とのことですが、ぬるめに調整されているので長時間つかっていられのも嬉しい。壁はガラス張りなので眺望も良好です。

裸のまま階段を21階に上がると露天風呂とテラスが設置されています。浴槽は2つあって一つは内湯と同じもの、もう一つは炭酸ガスが入っている高濃度炭酸泉。柵が低いため、地上80mからの眺めを堪能できます。この施設を無料で使えるのは非常に大きなポイントで、24:00まで営業しているのも嬉しいですね。

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Impression

清潔、アクセス良好、天然温泉といった嬉しいポイントがたくさんあって、満足度はとても高い。ラグジュアリー感は無いけれど、大分市内でのホテル選びならば最有力候補と言えます。ただし、ダブルの部屋は狭かったので次回はもう少し広い部屋に泊まってみたい。

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JR九州ホテル ブラッサム大分
〒870-0831 大分市要町1番14号
TEL 097-578-8719
チェックイン14:00 チェックアウト11:00

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