■2019年12月宿泊
Check In
トロピカルビーチや安室奈美恵さんがラストライブを行ったことでも知られる沖縄コンベンションセンターが建つ沖縄・宜野湾地区。
このエリアには「ムーンオーシャン宜野湾ホテル&レジデンス」と「
那覇空港からは車で約30分。空港リムジンバスを利用すると料金は600円です。
ホテルのすぐ隣には大型ショッピングセンター「サンエー宜野湾コンベンションシティ」や24時間営業のスーパー「フレッシュプラザユニオン」があって買い物には困りませんが、那覇市郊外の住宅地であり、リゾートらしい雰囲気はあまりありません。
なお、中部の恩納村に位置する「
目の前に広がる「宜野湾マリーナ」から望むホテルは圧倒的な存在感を放っています。
一方、こちらはエントランスのある裏側。各フロアの廊下は驚きの外廊下なので、まるでマンションか病院のよう。
ベルキャプテンデスクのあるエントランスを抜けた先は広々としたピロティでラグーンも設けられています。
建物と宜野湾バイパスの間にあるガーデン。夏期は屋外プールも営業されます。
ロビーは細長い造り。ガーデン沿いにはソファが並んでいます。
チェックインの手続き時には「当ホテルは全室禁煙」旨を強く確認されました。分かってますって。。。
手続きが終わるとフロントスタッフの案内で客室へ向かいます。アテンドサービスをしているとはちょっと驚き。
建物は12階建てで横に長い造り。全177室のうち、2階の14室以外はすべてオーシャンビューです。
エレベーターはフロント脇の北エレベーター2基とパティオを抜けた先にある南エレベーター1基。
屋外プールに隣接する南エレベーターは、フロント前を通らずに利用できてしまうため、ルームキーが必要です。
客室階のエレベーターホールは質素な造り。
一部のフロアにはコインランドリーと自販機コーナーが設置されています。
外廊下というのは、セキュリティ面はもちろん、台風が多い沖縄ではマイナス要素にしかならないと思うのですが。
廊下からは宜野湾の町並みを望みます。とりたててランドマークは無いけれど、いかにも沖縄の住宅街という感じで見飽きない眺め。
客室の玄関はアルコーブつき。海に近いためか、ドアには錆が多々。
Living Room
客室は39㎡の「スタジオツイン」から86㎡の「コーナースイート2ベッドルーム」まで全6タイプ。
今回利用したのは「エグゼクティブスイート1ベッドルーム」。客室面積は64㎡、天井高は2.64mです。
室内は全てフローリング。
室内は土足禁止。入口でウォッシャブルタイプのスリッパに履き替えます。
トイレにはガラスのシンクを備えています。でも、「スイート」なのにトイレはここ1箇所だけ。
室内は明るい木目調の家具で統一されたナチュラルテイスト。エアコンは家庭用タイプのダイキン工業製。
ソファはマットレスが薄く、弾力がないため、座り心地は今ひとつ。
テレビはシャープ製「AQUOS LC-32DE5」。この部屋の広さで32インチは小さすぎますね。DVDプレーヤーは有料レンタルで一泊500円。
窓際に置かれたライティングデスクは幅100cm×奥行き50cmと少し小さめ。天井にダウンライトがあるものの、デスクの中心からはずれているため机上はやや暗い。
窓際には幅が160cmもあるデイベッド。う〜ん、スペースを持て余している印象です。
ダイニングテーブルは4人用の円卓。
立派なキッチンにはIHコンロ。
上部のキャビネットを開けるとティーセットとグラス。長期滞在を意識した造りなのに、調理器具やお皿などはすべてリクエストベースというのはちょっと残念。
ティーセットはUCCの「THE BLEND117」と煎茶。
扉を開けると電子レンジと冷蔵庫。外で買ってきたアイスクリームや氷を保管できる冷凍庫があるのは便利ですね。
Bed Room
ベッドルームはエントランスの隣にあって窓がありません。こちらもリビングルームと同様に明るい木目が多用されています。
ベッドは122cm幅のフランスベッド製マットレス。古くて寝心地は固い。
ナイトテーブルは無く、ヘッドボードが棚になっています。コンセントはありません。
クローゼットはここに設置され、中にはセーフティボックスのみ。ハンガーは5本と少ない。
Bath Room
シンク隣の扉を開けるとバスルーム。ビューバスなので明るい。
シンクはガラス板の上に載せられたオーバル型。鏡は曇り止め加工がなされておらず、使い勝手が悪い。
アメニティはホテルオリジナル。基礎化粧品や入浴剤、バスローブはありません。
バスルームからの眺めもバルコニー同様にオーシャンビュー。(ロールカーテンを開けて撮影するのを忘れました…)
バスタブの大きさはまずまずで、自動お湯張り機能つき。ただ、シャワーの水圧は今ひとつ。
シャンプー類は大ボトル。ブランドの表示はありませんが、色からするとタルゴジャポン製の「LAMER」でしょうか。
View
客室は全室バルコニーつきでデッキチェアが置かれています。
柵近くまで進むと他部屋から丸見えになってしまいます。
目の前には東シナ海が広がっていて抜群の眺め。ただ、眼下を走る宜野湾バイパスは夜でも通行量が多く、バルコニーに長居したり、窓を開け放って過ごしたいとは思えませんでした。
宜野湾マリーナの先には見えるのは、車で15分ほどの北谷美浜エリア。
ガーデンに人はまばら。
Breakfast
朝食は1階の「オールデイダイニング オーシャングリル」の和洋ビュッフェ。
3連泊以上すると時間帯に応じたドリンクサービスが、6連泊以上すると朝食料金が半額になるそうです。
当店は館内唯一のレストランということもあり、席数100席超のオオバコ。季節によってはガーデンに面したテラス席も利用できます。
ビュッフェ台に並ぶ料理はハム、ハッシュドポテト、スクランブルエッグ焼きサバ、さつま揚げ、ソーメン汁など。
沖縄料理は少なめで、ジーマミー豆腐、パパイヤ炒め、サラダのもずく、ゴーヤくらい。海ぶどうはありませんでした。
お店一推しのチキンステーキは結構しょっぱい。
チーズオムレツはとても丁寧に作ってくれて美味しかったです。
Impression
「ホテル&レジデンス」という名称ではあるものの、分譲の部屋は1つも無く、あくまで「暮らすように過ごすレジデンシャルスタイル」。
長期滞在を謳うわりに館内設備は寂しい。レストランはオールデイダイニング1軒しかなく、ラウンジすら無い。もちろんルームサービスもありません。
それゆえに、「ホテルお籠もり」は難しく、周囲の商業施設をフル活用することになりそうです。
また、今回利用した部屋は「スイート」とはいうものの、バスローブすら用意されておらず、DVDプレーヤーは有料でベッドのマットレスは固い…。
スイートは広ければ良いというものではなく、「和歌山マリーナシティホテル」に似た印象を受けました。
ムーンオーシャン宜野湾 ホテル&レジデンス
〒901-2227 宜野湾市宇地泊558-8
TEL:098-890-1110
チェックイン14:00 チェックアウト11:00