最大55%お得! Go To Travel×一休.comキャンペーン開催中
■2019年8月宿泊
Check In
旧JALホテルズ、西日本地域のフラッグシップ「ホテル日航大阪」は地下鉄御堂筋線・長堀鶴見緑地線の心斎橋駅に直結しています。
市内のどこへ行くにも便利な立地ですが、唯一の難点は伊丹空港行きリムジンバス。心斎橋エリアには発着せず、最寄りバス停があるなんば駅まで地下鉄移動しなければなりません。
ホテルは街路樹が美しい御堂筋に面して建っていて、目の前には大丸心斎橋店。隣には心斎橋OPA。
建物はシンプルな直方体ではなく、下部はスカートのように広がっています。この部分はピラミッドを連想させるといったら大袈裟か。
車寄せでもあるメインエントランス。ドアマンがいる時間は限定的です。
歩行者用のサブエントランスへは地下フロアの吹き抜けに架かる橋を渡ってアプローチします。
心斎橋駅に直結する地下2階の出入り口。このフロアは「博多華味鳥」や「ぷれじでんと千房」などが並ぶ「ホワイトアベニュー 美食の回廊」と呼ばれています。
1階のホテル施設は「ティーラウンジ ファウンテン」くらいで、他はホワイトアベニューのジュエリー&ギフトショップが並びます。
フロントはエスカレーターを上がった2階にあり、その前に広がるロビーは3階まで吹き抜けで細長い造り。
系列の「ホテル日航熊本」と同じく開放感は今ひとつ。
フロントはなぜかライトアップされた一直線のカウンター。
One Harmony会員レーンが設けられているものの、そこに並んでいても、付近にいるベルが一般レーン客を先に案内したりしてオペレーションは不十分。
チェックインの手続きはスムーズに完了。朝刊の希望もしっかり確認されました。
ウェルカムスイーツはチョコレートとおかき。袋にいれずに裸で渡されるのはちょっと無粋。それなら部屋に置いておいた方が良いと思います。
エレベーターは6基。カゴの中はゴールドが多用されていてかなり派手。
客室階のエレベーターホールは照度が控えめでシックな空間。
客室は御堂筋と並行に設置され、廊下は一直線。この図の上が東側の御堂筋になります。
Room
客室は「スタンダード」、「スーペリア」、そして2017年春にリニューアルされた28〜30階の「ニッコープレミアムフロア」の3フロア構成。
予約したのはスーペリアツインでしたが、会員特典でニッコープレミアムフロアにアップグレードされました。
スーペリアフロアが御堂筋をデザインテーマにした明るくカジュアルな内装なのに対し、ニッコープレミアムフロアは「御堂筋のイチョウをデザインテーマとし、コンセプトは上質なシティモダン」の落ち着いたインテリアとなっています。
「最上級フロア」と謳っているものの、エクスクルーシヴなラウンジや特別なセキュリティは無く、「最上級」感は今ひとつ。
アサインされたのは「ニッコープレミアムツイン」。客室の面積は42㎡〜47㎡と幅があり、天井高は2.6m。
エントランス部分の床はフローリング。右側には何も無い窪んだスペースがあってちょっともったいない。
バスルーム脇に設置されたクローゼットはコンパクトで、横幅の半分くらいしかドアが開かないため使い勝手が悪い。
ハンガーは計12本、消臭剤、予備の枕、使い捨てスリッパが収納されています。
居室は横長で幅6.8m。最近改装されたホテルの客室ではライティングデスクを設けないことが多くなっていますが、この部屋も同様でした。出張時の滞在先としてはかなり不便な気がします。
ウッディなキャビネットを開けるとティーセット。扉は観音開きで、左側は全開にできますが右側は半分程度しか稼働しません。
全開にして脇の白い壁を傷つけるリスクを考慮したせいで、使い勝手を犠牲にしているようです。
扉を開けると、凹凸加工がされた正面のガラスが印象的。エスプレッソマシンが用意され、カプセルは2種類。ティーバッグは焙じ茶、煎茶、アールグレイ、梅昆布茶。
中段の左側には光洋陶器製のカップ類とソーサー。
右側はセーフティボックス。
冷蔵庫の中身は寂しい。アルコールはビールとチューハイのみ。
キャビネットの脇にはBOSE製Bluetoothスピーカー「SoundLink Mini Ⅱ」。その反面、最上級フロアの割にDVDプレーヤーはありません。
テレビは東芝製「REGZA 50S10」。アームがついているので角度を変えることができます。
下部には行灯をイメージした間接照明。
窓際には長いロングソファ。でもベンチシートで座面が薄く、座り心地は良くない。
観葉植物が置かれているのは嬉しいですね。石造りのテーブルは超重い。
この部屋のコンセプトでもあるイチョウは立体的なアートで美しい。
空気清浄機はあまり見かけないプラマイゼロ社製の「X020」。
ハリウッドツイン仕様のベッドは140cm幅のシモンズ製マットレス。
シモンズ製ということを差し引いても固く、寝心地は今ひとつ。でも和テイストなヘッドボードは美しい。
ナイトテーブルは左右に小さめのものが。コントロールパネルにはコンセントあり。USBジャックはありません。
ルームサービスは7:00〜23:00。朝食は「アメリカンブレックファスト」(2,900円)、「コンチネンタルブレックファスト」(1,900円)、「和定食」(3,300円)の3種類。アラカルトには中華粥もありました。
グランドメニューの品揃えはなかなか豊富で、和食や中華もナインナップされています。
「ビーフカレー」が2,100円、夜食の「大阪名物たこ焼き」は1,200円。「焼魚定食」が3,000円なのに「鰻重」が今どき2,800円という謎な価格設定。
Bath Room
バスルームは1段高くなっていて、左側にトイレという造り。
パウダースペースはかなり広々としていてダブルシンク。室内はとても明るい。
アメニティは箱に収納されています。基礎化粧品と石鹸はタルゴ製でシャンプー類はホテルオリジナル。バスソルトが無いのは残念。
シンクとは別に独立したドレッサーも設置されています。
ウェットスペースもかなり広い。「ヒルトン大阪」のように改装時に無理矢理造った洗い場付きバスルームとは大きく異なります。
バスタブは深さがあるタイプですが、オーバーフローがあるため湯を溢れさせることはできません。
また、カランは勢いがあるように感じますが、実際は空気が多く混じっていて湯量は少ないため、湯を溜めるのに時間が掛かります。
View
今回の眺めは西側。正面に大阪ドーム、遠くには阪神高速道路の港大橋を望みます。周囲に高い建物が無いので視界はクリアです。
東側の中層階スーペリアツインは思いきり「大丸百貨店ビュー」だったので、西側をリクエストした方が良さそうです。
夜景もまずまず綺麗ですが、ホテル周辺は低層の雑居ビルが多いです。
Breakfast
朝食は「カフェレストラン セリーナ」の朝食ビュッフェ(2,700円)と「弁慶」の和朝食ビュッフェ(2,900円)。
弁慶は目の前で焼き上げる出汁巻き玉子や、天ぷら、お好み焼きなどユニークな品揃えなので、機会あれば味わってみたいですね。
今回いただいたのはOne Harmony会員だけに提供されているフランス料理「レ・セレブリテ」の朝食です。
メインダイニングらしく、絵画とワインが並ぶ長い廊下を通ってお店にアプローチ。
店内はシャンデリアが輝く豪華な空間ですが席数はわずか32席とこぢんまり。
その雰囲気は、今は無きホテル西洋銀座の「レペトワ」に似ています。
メニューは「アメリカンブレックファスト」、「ベーグルサンドイッチセット」、「アメリカンワッフルセット」、「和定食」の4種類で料金はいずれも2,900円。
選択したのは「アメリカンブレックファスト」。提供されたお皿は以下のとおり。
- お好み物:オレンジ、グレープフルーツ、アップル、トマトジュース又はミルク
- ヨーグルトシリアル
- サラダ仕立てのオードブル
- 寿恵卵の卵料理:フライ、スクランブル、エッグベネディクト、オムレツ(プレーン、チーズ、スパニッシュ)
- フランス産シポラタソーセージとイベリコ豚のベーコン
- ブレックファストベーカリー シェフ牧原のコンフィチュールとご一緒に
- 紅茶 又はコーヒー、エスプレッソ、カプチーノ、カフェラテ
周囲を見渡すと50代以上のオジさんばかりで、フレンチなのに「和朝食」が人気のようでした。
トラウトスモークサーモンを使ったサラダ仕立てのオードブル。
玉子料理はエッグベネディクトを選択。オランデーズソースはバターとレモンの風味は結構強め。
「レペトワ」のそれとは異なり、付け合わせはゴージャス。ソーセージが濃厚で美味しい。
ヨーグルトはシリアル入り。これはプレーンでいただきたかった。
Impression
大阪での宿泊は大阪駅周辺のキタエリアが大半ですが、ミナミに宿をとる時は当ホテルが有力候補の1つ。
今回利用した客室は広いバスルームと西側の眺望、それにゴージャスな朝食が魅力です。
それら1つ1つを深掘りすれば、最高!とはならないのですが、総合的には満足できるホテルだと思います。
ホテル日航大阪
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋1-3-3
TEL: 06-6244-1111
チェックイン15:00 チェックアウト12:00