びわ湖大津プリンスホテル宿泊記「EIZANフロア・ツイン」

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■2019年6月宿泊

Check In

「びわ湖大津プリンスホテル」はその名のとおり、琵琶湖のほとりに建っています。

JR大津駅からは30分間隔で送迎バスが運行されていて、その大津までは京都からJR琵琶湖線で2駅わずか10分。土地勘の無い僕にとっては驚きの近さでした。

ホテルは1989年に「大津プリンスホテル」として開業し、2016年4月に現名称へと変更されました。

建物はいかにも丹下健三氏の設計らしい無機質な外観。雄大な琵琶湖とのミスマッチさがものすごい。。

建物は38階建て、高さは133m。滋賀県内では最も高層な建物だそうです。

敷地内には「日本で唯一」というホテル一体型住宅展示場「びわ湖大津プリンスホテル住宅博」があります。

別棟のコンベンション施設「淡海」はかなり大規模で最大3,500人を収容可能なホールを有しています。

エントランス前に設置されたイルミネーション。ちょうど今年は開業30周年なんですね。

琵琶湖に面する側を表とすると、エントランスは裏側に位置しています。高層階中央部分の出っ張っている部分はエレベーターホールです。

エントランスは札幌のプリンスホテルと同じくさっぱりした造り。

ゆるキャラグランプリにもエントリーしているという「プリンス ニオ」がお出迎え。

ロビーは2階まで吹き抜けで非常に広い。照明がちょっとレトロですね。

ロビーの一角にはラウンジ「ポートニオ」があります。なお、朝食は当店ではなく、眺望が良い37階の「レイクビューダイニング・ビオナ」で提供されています。

フロントにはSEIBU PRINCE CLUB会員向けの優先レーンも設けられていますが、スタッフが常駐しておらず存在価値無し。

フロント近くにはコンビニエンスショップがあり、軽食やドリンク、お土産品を取り扱っています。この日は中国人団体客で大混雑でした。

エレベーターホールは「グランドプリンスホテル新高輪」と同じく、通路の途中に設けられています。

エレベーターは5〜19階の低層階行き、20階以上の高層階行きに別れていて各3基。36〜38階のレストランフロアには全てのカゴが停止します。

エレベーターホールからは大津駅方面の眺めを望みます。当ホテルがぶっちぎりで高い建物だということがよく分かりますね。

琵琶湖沿いには「琵琶湖ホテル」も見えます。

夜景は意外に綺麗。

カーブしている廊下は天井高2.4m、幅は1.6mしかありません。

梅田の「大阪第一ホテル」や「新横浜プリンスホテル」は円形ですが、当ホテルは綺麗な半円形。全室がレイクビューです。

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Room

客室は5〜20階の「レイクフロア」、21〜32階の「スカイフロア」、そして33〜35階の「EIZANフロア」の3フロア構成。

今回は35階の「EIZANフロア ツイン」を利用しました。客室面積は36.2㎡、天井高は2.5mと低い。

客室は奥に進む程に広がっているので、入口部分は幅が狭い。居室との間には中扉が設置されています。

ドアを開けると右側にスチール製のクローゼット。左側にはバスルーム、シンク、トイレ。

クローゼットの中にはハンガー9本とウォッシャブルスリッパ。バスローブはここに収納されています。

居室はアースカラーでまとめられています。

ライティングデスクは幅90cm×奥行き60cm。テレビはSONY製「BRAVIA KDL-32EX300」。一般的な地上波・BSに加え「フジテレビTWO」が視聴可能。

電話はワンストップサービスの「プリンスワン」導入済み。

下部にはSONY製Blu-rayプレーヤー「BDP-S1500」。

プリンスホテルにしては珍しく冷蔵庫の中にドリンクとスナックが用意されていて、ビールは340円、ソフトドリンクは200円未満とリーズナブル。

ティーセットはほうじ茶と煎茶のティーバッグ。栓抜きが用意されているのは旅館みたいですね。

コーヒーは有料。

窓際のスペースには余裕があります。頭上にダウンライトがあるけれど、このあたりはやや暗い。

草色のベンチソファと背もたれが低いアームチェア。

ベッドは110cm幅のシモンズ製マットレス。弾力は適度なものでした。

ヘッドボードには扇子のアート。仰々しくないのが良いですね。

ナイトテーブルは中央に1台。無料のミネラルウォーターが2本置かれています。下部はセーフティボックス。

コントロールパネルにはコンセントとUSBジャックが2つずつ用意されています。

ルームサービスは朝食(7:00〜10:00)のみ。「アメリカンブレックファースト」、「和定食」、「朝粥定食」の3種類でいずれも前日22:00までに要予約。

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Bath Room

シンクはプリンスホテルらしいレトロなデザイン。トイレも同様だけど洗面台つき。

アメニティは充実しています。プリンスホテル共通のものに加え、バスソルト、アロマエッセゴールドの女性用基礎化粧品、ルシードのメンズ用基礎系商品(ヘアリキッド・トニック、アフターシェーブ)が用意されています。

バスルームは非日常感が無い家庭的なタイプで質感は低い。ただカランはラブホテルみたいな湯量調整機能付きで便利。

シャンプー類はアロマエッセゴールドの大ボトル。

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View

窓は幅1.35×高さ2.5mが2枚とかなり大きく、レイクビューを堪能できます。

ただ、ホテルが位置しているのは琵琶湖の南端で、琵琶湖大橋の北側に比べると湖の幅があまり無いエリア。かつ、今回の部屋は近江大橋側だったので、対岸が近くて迫力は今ひとつ。

広大な琵琶湖を実感するにはエレベーターホールから見て左側、京都寄りの客室をリクエストした方が良いと思います。

琵琶湖の迫力は今ひとつながら、対岸が近いゆえに夜景は美しい。

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Impression

残念なのは館内施設の充実度がイマイチなこと。屋外プールこそあるものの、近隣の「琵琶湖マリオットホテル(旧ラフォーレ琵琶湖)」がフィットネスジムや大浴場、プラネタリウムまで備えるに比べると大きく見劣りしますね。

とはいえ、京都に近い立地は便利で宿泊代金もリーズナブル。京都観光時の宿泊先としても選択肢になり得ると思います。

またスタッフはみな丁寧で好印象。特にチェックアウト時、タクシーまで案内してくれた年配のスタッフは姿が見えなくなるまでお辞儀されていました。

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びわ湖大津プリンスホテル
〒520-8520 大津市におの浜4-7-7
TEL:077-521-1111
チェックイン14:00 チェックアウト11:00

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