コンラッド東京宿泊記②「ベイビューキング」

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■2013年1月他宿泊

Check In

1年ぶりの「コンラッド東京」。正面玄関に向って歩いていたら警備員に止められてしまいました。正面玄関へのアプローチルートは自動車専用だから徒歩の場合は裏側のサブエントランスへ廻れとのこと。車なんか全然通らない日曜日なのに…。

こちらが汐留駅方面に繋がるサブエントランスです。

1階ロビー中央には派手なオブジェ。

ロビー階へ案内してくれるベルは不在です。

28階のロビーに上がるとフロントの前にはチェックイン待ちの行列ができていました。以前は「ホテル椿山荘東京」と同じくソファに座っていると順番に案内されたのに、ベルトパーティションまで使って並ばせるなんて空港のカウンターみたいで少しがっかり。

カウンターに4人いるスタッフのうち客の相手をしているのは2人だけで、他の2人は端末の操作に夢中の様子。行列ができているのにスタッフ全員が対応していないというのはストレスが溜まります。事務的な仕事ならばバックヤードでやってほしいもの。

ようやく廻ってきたチェックインの手続きはサインだけで終了、かと思いきやクレジットカードの認証を求められました。前回もそうでしたが、宿泊代金は事前に支払っているしHPCJだって何年も継続しているのに、そこまで信用してもらえないのでしょうか。

後日、この件についてホテルに問い合わせたところ、「認証は皆様にお願いしているが、説明不足で不快な思いをさせて申し訳ない」との回答。ルールそのものに疑問を呈しているのに、スタッフの対応に話をすり替える回答とは残念です。

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Room

今回の部屋はスタンダードフロアの「ベイビューキング」。高層ビル群側(「ロイヤルパークホテル ザ 汐留」側)の「シティビュー」より4,000円ほど高い値段設定になっています。

玄関部分はフローリング。右側に大きな姿見とよく分からないオブジェがあり、左側のスライドドアを開けるとバスルームがあります。

クローゼットは2つに分かれ、小さな方にはセーフティボックスとアイロン、大きな方にはチェストとフカフカの使い捨てスリッパを収納。ハンガーは18本と潤沢です。スリッパが床に雑に置かれているのはどうかと思います。

スタンダードルームとはいえ部屋の広さは48㎡で天井も高い。カーペットは客室階の廊下と同じ若草色。このカーペットとヘッドボードには梅の木が描かれていて和の風情を感じさせます。壁紙は「ホテルオークラ東京」のコンテンポラリーフロアに良く似ているもの。

白いボードに掛けられたテレビは日立製「Wooo W37-P7000」でBSデジタルも対応。角度を変えることはできないので、デスクからだと少し見づらい。

その下の大きなユニットには日立製DVDプレーヤー「DV-P700」とミニバー、冷蔵庫。コーヒーはホテルオリジナルで紅茶は「St.CHRISTOPHERS」。グリーンのボックスに収められたウイスキーは種類豊富です。

ライティングデスクははウッディな丸テーブルで非常に広い。ヒルトン系ホテルらしくデスクチェアは革張りで座り心地が良く、キャスター付きで快適。

インターネット接続環境は劣悪と言わざるを得ません。提供されている回線は無料プランと1日1,000円の有料プランがあり、後者は高速でVPNにも対応しているとの触れ込み。

とりあえず無料のものを選んだら、下り1.1M、上り0.2Mbpsと散々な結果だったので仕方なく有料に変更したけれど、下り2.9M、上り2.1Mbpsと五十歩百歩な速度しか出ませんでした。おまけにこの部屋ではWiMAXがほとんど圏外で、階下にソフトバンクモバイルの本社があるというのにLTEは微弱でテザリングもできず。

窓際には幅を一杯に使った大きなカウチソファ。ここに寝転がると空中に浮かんでいるような感覚を味わえます。ただ置かれているクッションはポリエステルみたいな安っぽいカバー。

ベッドは183cm幅のシーリー製マットレス。同じシーリー製でも「シャングリ・ラ ホテル 東京」のそれより寝心地は固い。

ナイトテーブルとランプはユニークなアシンメトリー。窓際のテーブルは横長で、電話とホテルディレクトリの入ったボックス、そして「アラームクロックスピーカー」が置かれ、なぜかスツールつき。コンセントが無いのはちょっと不便。

アラームクロックスピーカーはApple製品を接続できる30ピンドックつき。Bluetooth接続が可能です。

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Bath Room

バスルーム内は白・黒・木目の三色に統一されて質感が高い。バスタブの横、ベッドルーム側は大きなガラス窓で電動ブラインドつき。このガラス窓を通してテレビを視ることができます。

「ベイビュースイート」は洗い場つきタイプだったけれど、この部屋はシャワーブースタイプ。

個室トイレとシャワーブースはバスタブの対面に並んで設置されていて共に曇りガラス。広さは全く違いますが、レイアウトは「横浜ベイホテル東急」と同じですね。

シャワーブースはレインシャワー付き。水圧はもう少し頑張って欲しいところ。また、バスタブから離れているのにバスマットが一枚しかないのはとても不便。普通は2枚用意されていると思うんですが…。

シンクはダブルボウル。目の前には大きな丸い鏡があって、その外周を照明が覆っている特徴的なデザインです。ただしボウルは小さく、底が浅いので水が外に撥ねやすいため使い勝手は今ひとつ。

このクラスのホテルにしてはアメニティの品揃えがやや貧弱。バスソルト、バスピロー、基礎化粧品などのアイテムはありません。シャンプー類は「ACCA KAPPA」から「マンダリンオリエンタル東京」と同じ「AROMATHERAPY ASSOCIATES」に変更されていました。バ

スローブは程よい重さとふわふわ感でなかなか着心地は良かったです。

バスタブはオーバル型で「白いアヒル隊長」つき。先日利用した「万平ホテル」の猫足バスタブと同じく、このバスタブもそれほど大きなものではありません。背もたれ部分からお湯が外に溢れやすく、また水捌けが悪いため床がびちょびちょになってしまいます。

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View

青みを帯びた窓ガラスは横幅一杯でかなりワイド。開放感は非常に高いと思います。二重ガラスなので眼下を走る首都高速の騒音は問題なし。カーテンはレースと遮光スクリーンで共に電動です。

今回も東京湾を望む「ベイビュー」。まさに東京湾を一望する眺めで、眼下には浜離宮恩賜庭園を見下ろします。「なるべく築地側の部屋を」とリクエストした甲斐があって、浜松町側にあるタワーマンション(東京ツインパークス)は全く気になりませんでした。

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Breakfast

朝食はロビー階の「セリーズ by ゴードン・ラムゼイ」(現「セリーズ」)で提供されています。本来、セリーズのホールは入口近くのエリアですが、朝食時は営業を行っていない「ゴードン・ラムゼイ at コンラッド東京」(現「コラージュ」)のホールも使用されます。

眺望はシティービュー側。

ビュッフェ台の品揃えはソコソコで、スモークしたハムはとても美味しい。だけど、お蕎麦はいかにも機械打ちでイマイチだし、ジュースのフレッシュ感は弱い。

同じ朝食スタイルならばマンダリンオリエンタル東京の「ケシキ」やシャングリ・ラ ホテル東京の「ピャチェーレ」の方が満足度はずっと上。

パンは種類豊富な割に出来はどれも今ひとつな印象。

オムレツは甘さ控えめでトロトロ加減も十分。付け合わせはソーセージ、ベーコン、ハム、ポテトグラタンと盛りだくさんな一皿。

色々なサイトで高評価のエッグベネディクト。程良い酸味のオランデーズソースは確かに美味しい。でもパンと同じく、マフィンにはふんわり感がなくて足を引っ張っています。総合的には「帝国ホテル東京」の「レ セゾン」に軍配をあげたいですね。

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Impression

このホテルは立地が良い。東京駅へはタクシーで10分弱だし、羽田空港へ行くにも新橋から都営浅草線を利用すれば乗り換え無しでアクセスが可能。車の場合でも首都高速の汐留ランプがすぐ近くにあります。

高い天井、開放的な眺め、寝心地の良いベッドと客室は快適です。ただし「ベイビュースイート」とは違ってバスルームの使い勝手は今ひとつ。インターネット環境の悪さも致命的。

「マンダリンオリエンタル東京」や「シャングリ・ラ ホテル 東京」に比べるとラグジュアリー感はやや劣りますが、時期を選べばそれらよりリーズナブルに利用できるのが嬉しい。

■コンラッド東京宿泊記①

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■一休.comレストラン予約:コラージュ(フランス料理)

■一休.comレストラン予約:風花(日本料理)

■一休.comレストラン予約:チャイナブルー(中国料理)

■一休.comレストラン予約:セリーズ(オールデイダイニング)

コンラッド東京
〒105-7337 東京都港区東新橋1-9-1
TEL 03-6388-8000
チェックイン15:00 チェックアウト12:00

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