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■2014年10月宿泊
Check In
「第一ホテルアネックス」は、新橋や日比谷にほど近い内幸町平和ビル(旧東京生命ビル)内に位置しています。同じ阪急阪神第一ホテルグループの「第一ホテル東京」は至近距離。
当ホテルは「第一ホテル東京のアネックス」ではないのだけれど、第一ホテル東京がゴージャス感あふれる造りなのに対し、当ホテルはパブリックスペースが最小限なこともあって、"質素な別館"という印象を受けてしまいます。
建物の外観は一見スタイリッシュだけど、実は「ヒルトン名古屋」と同じ1989年開業。それゆえ館内のデザインは古さを隠せません。
フロントはロビー奥の小部屋にあるカウンター。チェックインの対応は非常に丁寧で、翌日の新聞リクエストもしっかりと確認されました。
エレベーターは小さなものが2基。カゴの中はゴールドメタリックで天井のライトがキラキラと輝く派手な造り。
が、肝心のスピードは遅く、待ち時間がどうしても長くなってしまいます。
敷地面積があまり広くないため、客室階のエレベーターホールや廊下の狭さはビジネスホテル並。
「22時以降の面会はロビーで」との表示があって、「その時間までの面会は客室でOKなのかよっ」とツッコミを入れたくなります。
今回アサインされた部屋は「8620」というルームナンバー。第一ホテル東京と混同しないためなのか、頭に8が付加されているのでフロアは6階となります。
客室は東西に並んでおり、奇数番号が東側の銀座サイド、偶数番号が西側の日比谷サイドになるようです。
Room
今回の部屋は「スタンダードダブル」。当ホテルの客室タイプはスタンダードのシングル・ダブル・ツイン、デラックスツインの4種類だけというシンプルな構成。スイートはありません。
この日アサインされたのは日比谷サイド。公式サイトの画像を見る限り、銀座サイドはオレンジ、日比谷サイドはパープルにカラーリングを統一しているのかと思ったら、今回の部屋は日比谷サイドなのにオレンジでした。
ベッドスローのオレンジに加え、クッションには抹茶やクリーム色などが使われていてカラフル和菓子みたいな配色です。
ドアを開けると右側にバスルーム、左側にはクローゼットがあり、クローゼットのスライドドアは全面が鏡張りになっています。
中にはセーフティボックスと使い捨てスリッパがあるのみでチェストはありません。
部屋の面積は22㎡、天井高は2.6mです。横幅は2.78mしかなく、「ソラリア西鉄ホテル銀座」よりも更に縦長の形状で部屋の大半をベッドが占めている印象を受けます。
ライティングデスクや冷蔵庫などはダイワロイネットホテルズと同じく窓側にまとめられています。左側にはPanasonic製液晶テレビ「TH-26LX70HT」が載せられ、右側には電気ポットや電話機などを設置。
「第一ホテル東京」と同じく、パンフレット類が多くて片づけるのが面倒くさい。
ライティングデスクは大型で奥行きは約60cm。強力なスタンドライトやビジネスチェアが用意されてハードワークにも十分耐えうる設備。ただしインターネット接続は下り11.4M、上り4.5Mbpsと低速です。
テレビの下は3段のチェストがあり、上段はミニバーとティーセット。ミニバーにはミニチュアボトル5本と芋焼酎、スナック類。ティーセットは紅茶・ほうじ茶・煎茶のティーバッグ。インスタントコーヒーは有料です。
中段には聖書やらレターセットやらランドリーの案内、下段にはバスローブが収納されています。
ベッドは「リーガロイヤルホテル東京」や「ホテルアソシア新横浜」と同じSerta(サータ)社製。公式サイトには「163cm」と記載されていますが、この部屋のものはそれよりずっと大きなもの。
疑問に思いシーツを剥がしてみると、なんと102cm幅のマットレスが2台連結されているハリウッドツイン。
幅が広いとはいえ、2台の繋ぎ目付近は寝心地が悪く、掛け布団もマジックテープで2枚をつなげたもの。これを「ダブルベッド」と称して販売することには疑問を感じざるを得ません。
後日、ホテルに問い合わせると「予約状況によってツインとダブルを使い分けている。ご意見は今後のホテルリノベーションの参考にする」との回答。呆れるほかありません。
ヘッドボードは高さを抑えてあって、狭い部屋の窮屈感をいくらか軽減してくれています。その一部はくり抜かれて棚になっており、コンセントも用意されています。その代わりナイトテーブルはありません。
Bath Room
バスルームはコンパクトなユニットタイプ。ドアは「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」並の安っぽさだし、鏡が曇り止め加工されていないので非常に不便。
アメニティは阪急阪神第一ホテルグループ共通のもの。女性用アメニティとして「資生堂 エリクシール」が有料で用意されています(500円)。
ただし、ミキモトコスメティックスの「MOONPEARL」をフロントで無料で貰えます。シャンプー類は資生堂「uminela」が大ボトルで。
バスタブは小さめ。深さがあまりなく、長さも不満が残ります。加えて、水圧はシャワー・カランともに弱く、水を溜めるには時間がかかります。このバスルームは色々とガッカリポイントが多いですね。
View
窓にはチェッカー模様のレースとグレーのドレープがあり、共に電動コントロールです。窓の外には避難通路?があるものの、窓がきっちり施錠されているため非常時でも逃げ出すことはできないと思います…。
今回の部屋は日比谷サイド。周囲をオフィスビルに囲まれているものの、その隙間からは国会議事堂と日比谷公会堂を望みます。
この日は日曜日だったため周囲に人の数はまばらでビルの明かりも少なく、夜景は寂しいものでした。銀座サイドには山手線や京浜東北線、東海道新幹線が目の前を走っており、反対側とはいえその騒音は結構気になります。
Breakfast
朝食は当ホテルのイタリアンレストラン「ラ・パランツァ」で和洋ビュッフェ、または第一ホテル東京2階の「アンシャンテ」で洋セットメニューが供されています。
今回利用した「ラ・パランツァ」は銀座サイドの地下1階にあります。店内はウッディで窓が大きく明るい。天井は高いけれど音がやけに響く。
料理は一通りのものが揃っている印象ですが、エッグステーションが無く、卵料理は目玉焼きとスクランブルエッグのみなのはかなり残念。
野菜の天ぷら(カボチャとしめじ)、山芋そば、スープカレーといったレアなものがあったものの、ランチやディナー時には看板メニューとなっているらしいナポリ風ピザは無く、イタリアンらしいものはペンネのグラタン程度。この内容で2,468円はやや割高な印象を受けます。
なお、ルームサービスの朝食は「コンチネンタル」(2,376円)、「アメリカン」(3,326円)、「朝粥」(3,326円)の3種類。
Impression
銀座に近い立地を考えればコストパフォーマンスはそれなりに良好です。でも、ベッドサイズの件で、こうした販売方法をとるホテルの姿勢には不信感を抱かざるを得ません。
■一休.comレストラン予約:ラ・パランツァ(イタリア料理)
第一ホテルアネックス
〒100-0011 千代田区内幸町1-5-2
TEL 03-3503-5611
チェックイン15:00 チェックアウト12:00