新宿プリンスホテル宿泊記「ツインルームA」

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■2018年8月宿泊

Check In

「新宿プリンスホテル」は歌舞伎町に隣接する西武新宿駅の上に位置しています。都営大江戸線の新宿西口駅もすぐ近くにあり、JRや地下鉄の新宿駅へも徒歩5分程度。

ただし、羽田・成田両空港へのリムジンバスはホテルに発着せず、少し離れた南口の「バスタ新宿」からとなります。

建物はシックなレンガ色の外観。周囲にはド派手な看板が大半なので、逆に目立っています。

1階の歌舞伎町側にはこのメインエントランスがあり、西武新宿駅がある2階にエントランスはありません。フロントが地下1階に設けられているのはちょっと珍しい。

新宿駅と繋がる地下街「新宿サブナード」からのアクセスルートは分かりづらい。ショッピングモール「西武新宿ペペ」地下2階の食品売り場を抜けて、エスカレーターで地下1階へ上がり、この「ザ・ステーション カフェバー」の店内を通ってようやくフロントにたどり着きます。

ロビーは天井が低く、太い柱が並んでいるため開放感はありません。フロントは長いカウンターで、背後の大きなディスプレイには国内の観光案内ビデオが流れています。

チェックインの手続きは迅速で過不足無し。宿泊代金は前払い制です。客室へのアテンドは行われていません。

フロントの奥には「ゲストラウンジ」と呼ばれるスペースがあり、宿泊客は自由に利用可能。とはいえ、クラブラウンジではないので、ドリンクのサービスは無い。

エレベーターは4基。建物は古いけれど、このエレベーターはきびきび動き、待たされることはありませんでした。

客室階のエレベーターホール脇には「サービスコーナー」と称する自動販売機コーナーがあります。ドリンクだけでなく、ポテトチップスやナッツなどのスナック類、ストッキング、生理用品、コンタクトレンズの洗浄・保存液、基礎化粧品が販売されています。

サービスコーナーからは望む西新宿側の眺め。この日は曇り空でイマイチ。

廊下はストライプのカーペット。天井が低く幅も狭い。

客室は一直線に並んでいます。

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Room

当ホテルの客室は61.2㎡の「スイート」、30.6㎡の「デラックスツイン・ダブル」と「ツインルームA」、そして15.3㎡の「ツインルームB・ダブルルームB」と「シングルルーム」という構成。

シングルとツインが同じ広さというのは興味深いものの、15.3㎡はさすがに厳しいので、今回は「ツインルームA」を選択しました。

公式サイトからレイアウト図を拝借。

この「ツインルームA」と「デラックスツイン」は基本的な構造が同じなので、改装済み客室が「デラックスツイン」、未改装の部屋が「ツインルームA」という位置づけでしょうか。

プリンスホテルでは、この「ツインルームA」・「ツインルームB」という名称が伝統的に用いられていましたが、最近開業した「名古屋プリンスホテルスカイタワー」や「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」などでは使用されていないので、この先は消えゆく名称なのかもしれません。

居室は「札幌プリンスホテル」と同じく横長のレイアウト。天井高は2.39mと低い。

この部屋にクローゼットは無く、ハンガーフックがあるだけ。しかも用意されているハンガーはわずか4本。

ライティングデスクの奥行き47cmと狭い。アームライトは十分なパワーがあり、机上は明るい。

ソファは芝生のような緑色。下部に簡易ベッドを収納しているため座面が固く、座り心地はいまひとつ。

テレビはSHARP製「AQUOS LC-40BH11」。地上波は問題ないけれどBSは電波が弱く、視聴できない局がありました。

テレビ台の下、向かって右側には空っぽの冷蔵庫。

左側にティーセットが納められています。とはいえティーセットは煎茶のティーバッグのみ。カップコーヒーは無料なのか有料なのか分かりませんでした。

ポットの中は空。お湯はエレベーター脇のサービスコーナーにある給湯器まで持参して注ぐことになります。氷は有料で180円…。

窓際には小さなアームチェアとオットマン。ファブリックの大きなシミが放置されていて悲しい。

ベッドは幅110cmのフランスベッド製「ホテルベッド」。古くて固くてこれはダメ。シーツもザラザラです。アーム状の読書灯。

ナイトテーブルは中央に1台。無料スマートフォンhandyがありました。下部にはセーフティボックス。

ルームサービスはありません。

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Bath Room

シンクはアウトバス。バスルームに繋がる廊下のような部分に造られています。バスルームのドアは上部が丸みを帯びていて、「秘密の部屋」に通じる通路のよう。

シンク周辺に私物を置くスペースは狭い。また、鏡は清掃状況が悪く、拭いた跡がくっきり。アイロンはコードが壁に繋がっているタイプ。

アメニティはプリンスオリジナルのもの。「ザ・プリンス軽井沢」や「グランドプリンスホテル新高輪」のような追加アメニティはありません。

バスルームはいかにもプリンスホテルらしいユニットバス。

楕円形のバスタブはかなりコンパクトで体育座り状態になります。脇は無駄なスペースになっていて残念です。

シャワーの水圧は問題なし。シャンプー類はPOLA製の「エステロワイエ」。

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View

横に長い部屋なので窓は2枚。バスルームの鏡同様に窓ガラスの清掃も酷く、内側には汚れが多数残っていました。

今回の部屋からの眺めは歌舞伎町側。左側の高層ビルはアパホテル〈新宿 歌舞伎町タワー〉、正面はコマ劇場跡地に造られた31階建ての「新宿東宝ビル」。このビルの下層階にはTOHOシネマズ新宿があり、細長い窓が並ぶ中層〜上層階は藤田観光の「ホテルグレイスリー新宿」です。

新宿駅を挟んで反対側の西新宿には「パークハイアット東京」を筆頭に高級ホテルが集まっていますが、東側はなぜかビジネスホテルばかりが集まっています。

この辺りは低層の古い雑居ビルが大半を占め、夜景はイマイチ。ただし、さすがは不夜城歌舞伎町。夜遅くまで町明かりが消えることはありません。

また、この画像には写っていませんが、駅前のパチンコ看板が凄く目障りだし、ヤマダ電機の大型スクリーンから流れる音はかなりウルサイので要注意。

新宿東宝ビルの8階には「ゴジラヘッド」もよく見えます。

青く光ったり、、、

赤く光ります。

なお、この部屋からは神宮外苑で打ち上げられた花火(夏休み!神宮花火ナイター)がよく見えました。

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Breakfast

朝食は地下2階のブッフェダイニング「プリンスマルシェ」で6:30から10:00まで。客室階からこの地下2階への直通エレベーターは無いため、地下1階から階段orエスカレーターでアクセスします。

朝食券は特に無く、ルームキーをスタッフに渡すとリーダーにかざして確認してくれます。

地下なので当然ながら窓は無くて「朝感」は皆無。店内は木目調のインテリアで座席数は90席。コーヒーはもちろん、カトラリーもセルフサービス。テーブルにはランチョンマットすら無い。

冷製料理の種類は少なくハム、チーズ、ハーブチキンくらい。特にサラダはかなり寂しい内容です。温製料理では野菜炒め、ベーコン、ハッシュドポテト、ソーセージ、ポテトグラタン、ナポリタンスパゲッティがありました。

カレーはキノコが盛りだくさんで、やや甘めの業務用カレーといった味。

デザートコーナーにあったチープなゼリー。

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Impression

歌舞伎町に隣接しているという立地ゆえ、騒がしさは覚悟。遅い時間まで廊下で騒ぐ大陸系の外国人も多くて客層はかなり悪い。「落ち着き」とか「安らぎ」とは程遠いホテルと言えます。

そのことはホテル側も理解していて、都会のスタイリッシュさをアピールしたいらしく?、エレベーターの中で流れているプロモーションビデオにはキャバ嬢みたいな派手な女性を起用しています。

また、朝食バイキングは料理の種類・質共にイマイチで、一昔前の水準。それに、朝の爽やかさを感じられない朝食レストランは魅力薄。

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新宿プリンスホテル
〒160-8487 東京都新宿区歌舞伎町1-30-1
TEL:03-3205-1111
チェックイン13:00 チェックアウト11:00

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