■2016年6月宿泊
Living Room
今回利用したのは27階の「アンバサダースイート」。このタイプは最高グレードの「ロイヤルスイート」(175㎡)に次ぐグレードで、面積は72㎡。ベッドはツインベッドのみとなり、ダブルベッドのスイートは「ガバナースイート」と呼ばれています。
これまでに利用した当ホテルの客室はいずれもモノトーンのリーフ柄カーペットが敷かれていましたが、この部屋のエントランスからリビングルームにかけては濃厚な色合いのフローリングになっています。
廊下の左側にはクローゼットがあり、中にはチェストとセーフティボックス。クローゼットの大きさは十分だけど、3枚のスライドドアを1箇所にまとめることができないので使い勝手はあまり良くない。
対面にはゲスト用のトイレ。このトイレは大理石を用いたシンクつき。
リビングルームは落ち着いたデザインで十分な広さを持っています。天井も2.8mという実数よりも高さがあるように感じました。
照明はダウンライトと3台のスタンドライト。これらの照明はON/OFFを一括コントロールできないのが非常に不便に感じました。
入り口側の壁にはアートが飾られ、その下には大きなキャビネットが置かれています。そのトップは石造りで高級感があるけれど、中の棚は非常に安っぽい材質。
上に載せられた和紙のランプは汚れているし、コーヒーセットと電気ケトルが無造作に置かれているのもいただけない。キャビネットの中には十分な余裕あるのだから収納しておけば良いのに。
冷蔵庫の品揃えは他の客室と同じです。
リビングセットはガラスのテーブルと複数のソファ。うち、2脚ある一人掛けのソファは背もたれが立ちすぎていて長時間座っていると腰が痛くなります。一方、二人掛けのそれはスプリングが強いけれど座り心地は悪くありません。
ソファの正面にはレトロなデザインのアーモアが置かれ、中は日立製「Wooo L32-H03B」とDVDプレーヤー。今どき32インチは物足りないし、スイートなのに「エグゼクティブダブル」のそれよりも小さいサイズなのは謎です。
ライティングデスクは窓に背を向けるように設置されています。トップには「ザ・リッツカールトン大阪」などと同じようにガラスがはめ込まれていて、広さは十分です。
しかし、デスクライトが弱く、ダウンライトは真上に無いため、机上は暗くて読書やドキュメント作成には不向きだと感じました。
窓際にはコーヒーテーブルと一人掛けのソファ。オットマン付きで、部屋中央のソファよりも柔らかくてずっと快適です。
Bed Room
ベッドルームはワインレッドのカーペット敷き。
窓際にはガラス製のテーブルと一人掛けのチェア。公式サイトのレイアウト図だとチェアは2脚になっていますが、この日利用した部屋では1脚のみでした。
この部屋にもクローゼットがあり、毛布とズボンプレッサーが収められています。アーモアのデザインはリビングルームとは違って、よく見かけるデザインのもの。中のテレビはリビングルームと同じもの。
ベッドは120cm幅のシモンズ製マットレス×2台。ナイトテーブルは中央に1台。コンセントはありません。
Bath Room
ベッドルームのフレンチドアを開けるとバスルーム。
他の客室タイプとは大きく異なるゴージャスな造りで、トイレも設けられています。
シンクは大理石張りのダブルシンク。アメニティは他の部屋と同じですが、バスマットがなぜか4枚も用意されていました。よほど滑りやすいのでしょうか。
バスタブはすり鉢状なので浸かってみると見た目よりも小さく感じます。とはいえジェットバス機能がついていてリラックスできます。
シャワーブースは固定シャワーヘッドのみのシンプルなもの。
壁には日立製の「19L-X500」という液晶テレビが掛けられていますが、結構高い位置にあるため見上げる形になるのはちょっと残念。
View
リビングルーム・ベッドルーム共に眺望は南側。窓にはドレープと安っぽいレースのカーテンがついていて、共に電動コントロールです。
Impression
さすがにバスルームとトイレはゴージャス。しかし、それ以外は客室グレードほどの快適さや質感はあまり感じませんでした。値段ほどの価値があるかというと少々微妙。
■ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋宿泊記①・②・④
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
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