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■2019年6月宿泊
Check In
「ヒルトン名古屋」へは地下鉄東山線・鶴舞線の伏見駅から徒歩5分弱。ただしホームから最寄りの7番出口へは階段が多いため、重い荷物を持っているときはキツイ。名古屋駅からはタクシーの利用がお勧めです。(料金は850円ほど)
今回の宿泊時にはホテルと名古屋駅前のミッドランドスクエア、名古屋城を結ぶ無料のシャトルバスが運行されていましたが、2019年7月をもってひっそりと廃止されました。定員8名の小さなバスでの運行だったので、よほど利用客が少なかったのでしょう。
中部国際空港(セントレア)からもリムジンバスが運行されていて料金は1,300円です。
建物は28階建て。この一帯は奥に見える朝日新聞名古屋本社を含め「アムナットスクエア」と呼ばれているそうです。(「アムナット」とはジョイントベンチャー各社の頭文字をとったもの)
2週間前に利用した「ヒルトン大阪」に比べると小規模ながら、地下には商業施設「ヒルトンプラザ」を併設しています。
エントランスはさっぱりとした造り。目の前の通りは北向きの一方通行なので、広小路通りからは進入できません。
ドアを抜けると「カフェ 3-3 アーティサンスイーツ&ベーカリー」というカフェがあります。
1階の大部分は朝食会場でもある「インプレイス3-3」が占め、フロント前はまるで通路のよう。そのフロントは4つに分かれたカウンター。
到着時、フロント前には順番待ちの列ができていました。カウンター内にスタッフは4人いて2人は対応中、他2人は事務作業に没頭していてこちらを見ようともしません。
列を整理していたベルスタッフが「お待たせして申し訳ありません」と気を遣ってくれたとはいえ、フラストレーションが溜まります。
それぞれは大切な仕事なのかもしれませんが、待っているゲストの対応を優先すべきではないでしょうか。
エレベーターは5基。クラブフロアでもセキュリティは特にありません。カゴの中は派手な金メッキ加工がなされていますが、傷だらけで残念。
客室階のエレベーターホールはシンプルな造り。
一直線の廊下は一昔前のシティホテルという感じのデザイン。
客室は伏見通りに並行して並んでいて、この図の上が西側の名古屋駅方面、下が東側の栄方面です。
Living Room
客室は9〜27階に設けられ、9〜17階が「ヒルトンフロア」、18〜21階が「デラックスフロア」、22〜23階が「エグゼクティブフロア」、24〜27階が「プレミアムエグゼクティブフロア」。最上階の28階はチャペルとバンケットです。
今回利用したのは24階の「エグゼクティブスイート」。客室面積は90㎡で、スイート以外の客室は全て30㎡のためちょうど3倍の広さを持っています。
ドアを開けるとゆったりとしたホワイエ。
ゲスト用のトイレは広々としていて大理石のシンクつき。
ホワイエに置かれた花籠は残念ながら造花。
当ホテルは1989年開業なので今年で30周年。それゆえ天井高が2.62mと低いのは仕方ない。
改装後の内装は「城郭や侍といった、古(いにしえ)の名古屋の歴史からインスピレーションを得た」という和モダンなデザインで、壁紙は城壁をイメージしているとのこと。
リビングルームとベッドルームの床は柔らかいフローリングです。
中央のカウンターには陶磁器が置かれています。盗難防止のために固定されているものの、薄い両面テープを切って貼っているだけなので無力だし質感を損ねています。
上質な石を用いた円形のテーブルと4脚のどっしりとしたチェア。座り心地は固め。
カーペットはリビングルーム・ベッドルーム共通で、城の石垣をイメージしているそう。
こうした広いスペースに置かれるソファといえば、カウチ+アームチェア2脚という組み合わせが一般的で、この部屋のようにカウチが2脚というのは珍しい。
壁に掛けられたテレビはSONY製「BRAVIA KDL-46W920A」。アームがついていて向きを変えることができます。
東芝製Blu-rayプレーヤー「REGZA DBP-S400」も用意されています。
奥まったスペースはゲスト用トイレの隣に位置します。ここにはライティングデスクとミニバー、ミニキッチン。
ライティングデスクは130cm×70cm。頭上のダウンライトに加えてスタンドライトもあるため机上は非常に明るい。
デスクチェアはヒルトンらしく座り心地の良いビジネスタイプ。すぐ横が壁ということもあって、仕事に集中できるデスクですね。
ミニバーにはネスプレッソと瓶タイプのキリン製ミネラルウォーター。
冷蔵庫にはなぜかコカ・コーラが4本も。大のコーラ好きとしては嬉しいけども。
ティーセットはリプトンのイングリッシュブレンドとレモンハーブ、カモミール、煎茶。
ティーカップは地元NARUMI製。
スナック類の品揃えは少し寂しい。
ルームサービスは6:30〜22:30。メニューはビーフカレー、クラブハウスサンドといった定番のものからオーストラリア産牛フィレステーキ、パッタイ、海老チリ、バターチキンカレーなどバラエティに富んだ構成。
もちろん、「味噌カツ(2,900円)」や「きしめん(2,000円)」といった名古屋メシもラインナップされています。
朝食はアメリカンブレックファーストの「ザ・コンプリート」と「和朝食」が3,000円、「コンチネンタル」は2,300円。アラカルトの「名古屋エッグベネディクト」は2,400円です。
Bed Room
テレビ脇のドアを抜けるとベッドルームに繋がっています。インテリアのテイストはリビングルームと同じですが、天井高はさらに10cm程低い。
ヘッドボードは「名古屋城の屋根の緑」をイメージしたものだそう。
左に見える障子はバスルーム。ヒルトン大阪と同じく、目隠しが外側についています。
この部屋のテレビはリビングルームより少し小さい「BRAVIA KDL-40W600B」。こちらも角度を変えることが可能です。
2枚のアートは位置が微妙にズレていて気持ち悪い。きっちり揃えて欲しいです。
この部屋にはアームチェアが一脚。
ベッドはサータ製マットレス「ヒルトン・セレニティベッド」。幅180cm×長さ200cmと表示されていますが、実際にはこれまた2台のマットレスをつなげた偽装キングサイズ。
大阪に続いて名古屋もかと、怒りを通り越してヒルトンに対しては失望しかありませんわ。
ナイトテーブルは両サイドに。バスルーム側のそれはスタイリッシュなデザイン。
窓側のそれには電話機が。コンセントとUSBジャックは両方に用意されています。
Bath Room
ベッドルーム内のドアを開けるとバスルームに繋がっていて、右側にはウォークインクローゼット。
このスイングドアを右に90度開くとウォークインクローゼットをセパレートできます。
ここにはセーフティボックス、アイロン、バスローブを収納。ハンガーはさすがに12本と潤沢です。
ナイトシャツは浴衣のみでパジャマはリクエストベース。スリッパはペラペラ。
ダブルシンクは底が浅いタイプ。鏡の外周に照明が配置されているのは「コンラッド東京」や「ヒルトン大阪」と同じ。
アメニティはヒルトン定番の「クラブツリー&イヴリン」。スイートだからといって追加のアメニティはありません。
シンクの対面には曇りガラスのドアが2枚並んでいて手前はバスルーム、奥はトイレ。
バスルームは洗い場付き。「ヒルトン大阪」では壁の一部がパネルでしたが、ここは全て大理石張り。
バスタブは長さ・深さ共に十分。それだけにオーバフローのせいで湯を溢れさせることができないのはとっても残念。
オーバーヘッドシャワーつきですが水圧は弱め。ベッドルーム側の壁の一部は中途半端なガラス張り。テレビは見えない。
View
窓にはもちろん障子と襖が。計3枚の窓はいずれも栄方面。
目の前の高い建物は一昨年に竣工した「御園座タワー」。周囲には低層の雑居ビルや駐車場が多く、この先再開発が進みそうです。
Breakfast
朝食は1階の「インプレイス3-3」で提供されている和洋ビュッフェ。営業時間は6:30〜10:30と比較的長め。
たまたまかもしれませんが、この日は中東からのゲストがやたら多く、日本人は2割程度でした。
店内は240席もあるオオバコ。3階までの吹き抜けで開放感が非常に高い。BGMはヒルトンらしくアップテンポなナンバーです。
カトラリーのうち、お箸と小さなスプーンはテーブルにセットされているのにフォークとナイフは自分で持ってくるという不思議な制度。
料理はオーバル型のカウンターに加え、壁沿いにカウンターとショーケースにも配置され、なかなか充実しています。
ソーセージ、ベコーン、ハッシュドポテト、温野菜、といった定番アイテムのほか、炒飯、焼売、ブレッド&バタープティングやシャクシュカなどなど。マッシュルームのソテーと炒飯は濃厚な味付け。
このお店にも味噌カツ、きしめん、小倉トーストの名古屋メシコーナーがありました。
ショーケースにはカラフルなアイスキャンディーが並びます。
玉子料理はスクランブル、目玉焼き、ゆで卵。
エッグステーションはオーダーしてその場で出来上がりを待つオールドスタイルなので順番待ちの列が。
で、作ってもらったのはこのオムレツなんですが、見た目もシワシワでイマイチだし、いくらなんでもレアすぎ。
Club Lounge
「エグゼクティブラウンジ」は26階にあり、営業時間は6:30〜21:00(L.O.)。
2015年にリニューアルされて木目を基調とするインテリアに変わると共に、廊下を挟んだ栄側にも拡張されました。
入口にはレセプションデスクが設置されており、専任スタッフ(ゲスト・リレーションズ・オフィサー)が常駐しています。
フロントのスタッフの姿勢は大いに不満ですが、ラウンジのスタッフ達はとても丁寧な対応で好印象です。
名古屋駅側のメインスペースは以前よりも2人卓が増えましたね。床はフローリングですが、椅子を引きずる不快な音は気になりませんでした。
こちらは朝食時のビュッフェ台。エッグステーションはありませんが、クラブラウンジの朝食としては十分なもの。
アフタヌーンティータイムはちょっと寂しい。カクテルタイムにはフリット、ファルファーレ、クスクス、茄子の炒め物などがありました。
Impression
客室は偽装キングベッドを除けばまずまずの満足度。あまり期待していなかったエグゼクティブラウンジは以前よりも居心地がずっと向上していました。
ただ、ロビーの騒がしさやドライなスタッフの対応(エグゼクティブラウンジは除く)はヒルトン共通で、どうしても好きになれないのです。
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ヒルトン名古屋
〒460-0008 名古屋市中区栄1-3-3
TEL:052-212-1111
チェックイン15:00 チェックアウト12:00