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■2011年11月宿泊
Check In
ヒルトングループのラグジュアリーホテル「コンラッド東京」は「汐留シオサイト」に建っています。都営大江戸線の汐留駅が最寄りで、JRと東京メトロ銀座線、都営浅草線が乗り入れる新橋駅も徒歩圏内。首都高速の汐留ランプはすぐ近くにあってアクセスは非常に良好。
とはいえ、このエリアは工事中の場所がいまだに多く、車で訪れるとエリア内の道順や各建物の駐車場入口が分かりづらい。それは、このホテルも例外ではなく、奥まった場所にメインエントランスがあって戸惑います。
なお、「ロイヤルパークホテル ザ 汐留」（旧ロイヤルパーク汐留タワー）や「パークホテル東京」はすぐ近く。
この日はタクシーで訪問しました。到着するとドアマンは車のドアを開けてくれるだけ。ロビーへ向かうエレベーターは離れた場所にあって分かりにくいのに何の案内もありません。
こういったことは、この時に限った話では無く、残念ながら彼らには良い印象が全くありません。
フロントはストレートなカウンター。ちょうどチェックインラッシュの時間だったため、4人のスタッフが対応するも数組の順番待ちができていました。それでも行列を作らせるなんて不粋なことはせず、ソファに座らせて順に案内するのは流石です。
この日、対応してくれた女性スタッフはとても丁寧な対応でした。しかし、今回の宿泊代金は事前決済しているし、過去に何度も宿泊しているというのに、「ルームサービスなどを部屋付けできるように」という理由でクレジットカードのオーソリチェックをされました。
同じ事は「グランドハイアット東京」でも経験しましたが、理解できない対応です。そこまでのチェックが必要なんでしょうか…。
客室階は30～37階。うち36・37階はエグゼクティブフロアです。一直線に客室が並ぶ廊下は天井が高くて広々。濃厚な木目と黒を基調としたシックな色合いで高級感は非常に高いです。ロビーが混雑していても客室階はそれと無縁の静寂が広がっています。
Living Room
この日利用したのは32階の「ベイビュースイート」。面積は72㎡あって「ベイビュールーム」（以下、スタンダードルームと呼びます）に比べて広さは1.5倍です。
ホワイエはフローリング。左側にはコネクティングドアと大きな姿見があり、高さのあるスタンドの上には観葉植物が置かれています。
すぐ右側のゲスト用トイレはシンクを備えていて広々としています。
トイレの隣はウォークスルークローゼットなっていて、そこを抜けるとパスダースペースにつながっています。アイロン台はもちろん大型のもの。
正面はリビングルーム。
カーペットには梅が描かれています。大きめのソファはフカフカで座り心地はとても良いけれどクッションが安っぽいのが残念。
窓際には円形のライティングデスクと革張りのデスクチェア。これはスタンダードルームにあるのと同じものです。ヒルトン系ホテルのデスクチェアはどこも快適で仕事がはかどります。インターネット接続は有料で1泊1,500円。WiMAXの電波は弱い。
ルームサービスのメニューは写真が豊富で余計な物まで注文してしまいそう。でも見やすいので他のホテルも真似してほしいですね。
テレビはベッドルームと共通の日立製「Wooo W37-P7000」。今や貴重なプラズマです！角度は変えられずデスクからはちょっと見づらいのが難点。
棚の最上部をガルウイングのように持ち上げるとDVDプレーヤー「DV-P700」が置いてあります。これもベッドルームと同じタイプ。
プリングルスやオレオはともかく、フリスクがあるのは面白い。
ミニバーはウイスキー類が特に種類豊富でした。
Bed Room
テレビの両サイドにあるドアを開ければベッドルーム。リビングルームに十分なスペースを割り振っているせいか、ベッドルームはあまり広くありません。無理して2部屋にせずとも1ルームスイートで良かった気がします。
ベッド幅はシーリー製マットレス。193cmとスタンダードルームのそれよりも若干大きめ。左右のナイトランプがアシンメトリーなのが面白い。
ベッドルームにも同じテレビが用意されています。
スタンダードルームは窓際にロングソファが置かれていますが、この部屋では「人間工学に基づいた…」的な曲線を持つチェア。厚みがあまり無いため少し固いけれど、軽い昼寝にはぴったりな感。
ターンダウン時にはベッドにコンラッドベアが置かれます。ヒルトンはドライなイメージですが、意外におちゃめ。
Bath Room
ベッド奥のスライドドアを開けると明るく広々としたパウダースペースになっています。シンク上の照明は丸い鏡の外周を囲んでいる独特なデザイン。
シンクは便利なダブルボウル。格好良い形状だけれど底が浅いため水が飛び散りやすいので使い勝手は今ひとつ。
アメニティは「ACCA KAPPA」です。
バスルーム横の曇りガラスの向こうは三方を大理石に囲まれたトイレ。このトイレはゲスト用に比べると少し狭く鍵もかかりません。
広いバスルームなのにバスタブは少し小さめでがっかり。バスタブ正面の壁にはテレビが設置されています。お湯に浸かると見上げる形になりますが、視野角が狭いので若干見づらい。
コンラッド名物のアヒルはもちろん健在です。
View
ワイドな窓からは東京湾を一望できます。レインボーブリッジも見えます。眼下には浜離宮恩賜公園の緑が美しい。その向こうには劇団四季の劇場が。裏側からみると「ほったて小屋」感が更に強いですね（笑）。
浜松町寄りの部屋だと隣接するタワーマンション（東京ツインパークス）が視界を遮ります。可能な限り築地寄りの部屋をリクエストした方が良いでしょう。夜は首都高を走る車のテールランプが美しい。
■一休.comレストラン予約：セリーズ（オールデイダイニング）
コンラッド東京
〒105-7337 港区東新橋1-9-1
TEL 03-6388-8000
チェックイン15:00 チェックアウト12:00