■2018年12月宿泊
Check In
1978年、成田空港の開港と同時にオープンした老舗ホテル「
第1ターミナルでは、ホテル行きのバスが16番乗り場に集約されていますが、第2ターミナルではホテル毎に別れていて、当ホテル行きは33番になります。
綺麗に塗装し直されてはいるものの、外観はやっぱり古さを感じます。
エントランスまでのアプローチにはソメイヨシノが植えられていて、例年3月下旬には満開になるそうです。
訪問したのは年末だったため、エントランスには門松が飾られていました。
ロビーは「
現在のJALの制服をイメージしているのかもしれませんが、TDLのトゥモローランドに感じるような「レトロな近未来」という古くささは否めません。
チェックインの手続きは淡々としたもの。エクスクルーシヴ会員特典のアップグレードは今回も無し。オークラ・ニッコーホテルズはアップグレードが渋い。
館内は正月飾りがたくさん。
エントランスの上部もド派手な飾り付け。
ロビーの一角にはゆったりとしたソファスペース。
フロント横にあるスタイリッシュな「コーヒーラウンジ」。サンドイッチやハンバーガー、ケーキのほか、500円でパン(トースト・フレンチトースト・クロワッサンのいずれか)とコーヒーがつくモーニングセットが提供されています。
やたらとオシャレな喫煙室。
ローソンは24時間営業。ちなみに成田の主要ホテルの館内コンビニは、
ANAクラウンプラザとマイステイズプレミアがファミリーマート、当ホテルと東横インがローソンです。
ホテルの建物は本館と1993年に増築された別館の2棟。
本館エレベーターの階数表示板はものすごいレトロ感。
フロント脇の通路を進むと別館に繋がっています。正面には朝食会場でもある「
途中には「インターネットコーナー」と呼ばれるフリーラウンジがあります。「新宿プリンスホテル」にも同じような施設がありましたね。
セリーナの前にはちょっとした石庭が整備されています。
こちらは別館エレベーターホール。カジュアルな造りのパブリックスペースの中で、ここだけは少し違ったテイスト。
本館のそれが3基なのに対し、こちらは2基。
カゴの中にある朝食の宣伝ポスターはちょっと鬱陶しい。
建物は本館・別館共に11階建て。最上階は「ほかけ鮨」と夜景が綺麗な「
本館ほどではないにせよ、別館の客室階エレベーターホールもゆったりとしています。
茶色のカーペットやウッディなパネルの影響なのか、廊下はやけに暗い。
廊下にある窓からの眺め。この角度からだと森の中に建っているみたいですね。すぐ眼下にはJR成田線が走っていて、成田エクスプレスを頻繁に見かけます。
Room
今回の部屋は2016年に改装された「エグゼクティブツイン」。「ロイヤルスイート」と「ジュニアスイート」に次ぐグレードで、別館の8〜10階に設けられています。
クローゼットの中は薄っぺらい使い捨てスリッパとリセッシュ。ハンガーは5本。
隣にはティーセット。カップはスリランカの「ダンコトゥワ」というブランド。煎茶とコーヒー、2リットルの南アルプス天然水は無料。冷蔵庫は空っぽです。
客室面積は33㎡、天井高は2.6m。テーマは「和モダン」だそうで、ベージュと白木をメインとした明るい色使い。
シーリングライトには和紙が用いられ、ベッド上には成田の森をイメージした墨絵のアート。そしてカーペットには成田市の木である梅が描かれています。
ラゲッジ台は大きめで、下は2段の引き出し。上段にはストライプ柄のナイトシャツを収納。
テレビは最近改装された客室の割に小さめなPanasonic製「VIERA TH-L32X5HT」。
ライティングデスクの上には「handy」。デスクライトはありませんが、頭上にダウンライトがあって明るさは問題無し。デスクチェアはキャスター付き。
窓際にはどっしりとしたデザインのアームチェアが2脚と大きめのテーブル。
ベッドは110cm幅のシモンズ製マットレス。その上にエアウィーヴのマットレスパッドが載せられています。
以前利用した「札幌パークホテル」ではフランスベッド製のホテルベッドという古いマットレスだったためか効果を感じませんでしたが、このマットレスの上ではしっかりとした支え効果を感じられました。
ナイトテーブルは中央に1台。コンセントとUSBジャックが用意されています。
ルームサービスは7:00〜10:00と17:30〜21:45。朝食の「アメリカンブレックファースト」は3,000円で前日23:00までに予約が必要。
夕食は「
Bath Room
バスルームは旧来のシンク・バスタブ・便座が同居しているタイプですが、広さはゆったり。壁はベージュとホワイトの二色。ライトは暖かみがある色。
バスタブは浅く寝そべるタイプで長さは十分なもの。このバスタブ上にも照明があるので室内は明るい。トイレットペーパーはシングルで安っぽい。
シンクも広々としています。壁にくっついたドライヤーは音が五月蠅い割に風量が弱い。
アメニティはタルゴジャポン製の「LAMER」。直前に宿泊した「下田東急ホテル」のそれとは違ってチューブタイプ。入浴剤も用意されていました。
View
今回の部屋は空港とは反対の西側。窓から見えるのは森と周辺のホテルのみ。
Impression
2018年に開業40周年を迎えた当ホテル。今回利用した客室は綺麗に改装されており、古くさいバスルームを除けば概ね快適。空港利用時の前後泊なら十分でしょう。
ただ、成田地区はリーズナブルなので、のんびりホテルステイにはぴったり。それだけにフィットネスジムや大浴場といった設備が無いのはちょっと残念。
ホテル日航成田
千葉県成田市取香500
TEL:0476-32-0032
チェックイン15:00 チェックアウト11:00