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■2012年3月宿泊
Check In
IHG・ANAホテルズの「ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー」(2013年2月に「沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ」より改称されました)は沖縄県庁舎裏の小高い住宅街に建っています。ホテルと県庁の間にある道はその名も「ハーバービュー通り」と命名されています。
那覇空港からは車で15分ほどとアクセスは良好。ゆいレールでアクセスする場合は壺川駅が最寄りとなりますが、ホテルまでは坂道を上らなければならず、重い荷物を持っているときはちょっとキツい。
ホテルの建物は10階建ての本館と5階建ての南館の二棟があり、フロント、レストランやショップなど主要な施設は本館に設けられています。
エントランスでは沖縄らしい蘭の花とシーサーがお出迎え。ここに限らず、館内にはシーサーをモチーフにしたアートが数多く飾られています。
階段にもシーサーをモチーフにしたアートが飾られています。
プールはあまり大きくはありませんが、緑に囲まれていてリゾート感たっぷり。
今回は本館8・9階にあるプレミアムフロアを利用しました。「ザ・ナハテラス」のような専用ラウンジは無いけれど、「ロビーラウンジ」でコンチネンタルブレックファースト(5月からは現在改装中の「スターライト」に変更)やカクテルタイムのドリンクサービスが受けられます。ただチェックインの際、そういった説明は全く無かったのが残念です。
Room
今回の部屋は「プレミアムツイン」。この客室タイプには30㎡と25㎡の2種類があり、今回は9階の角部屋、30㎡タイプにアサインされました。このプレミアムツインのは面積の違いだけではなく、バスルームが洗い場付きorユニットという大きな違いがあるのに料金は一緒。予約時に指定はできず、あくまでリクエストor先着順なんだそう。どうも納得感はないなぁと思っていたら、30㎡のタイプは「プレミアムデラックスツイン」というカテゴリに変更されました。
居室のインテリアはダークブラウンを基調としていて、イメージは「アジアンブリーズ」。確かに照明や鏡に施されているデザインはなんとなくリゾートっぽい。カーペットもブラウンで厚手のもの。
ドアを開けるとすぐ右側にバスルームの引き戸があります。ベッドルームへのアプローチ部分はフローリングで幅がすごく狭い。
コーナー部分がミニバー&冷蔵庫になっています。
沖縄らしく泡盛も用意されています。
冷蔵庫にはもちろんオリオンビール。
ベッドの横はクローゼット。アイロンとズボンプレッサー、使い捨てスリッパが用意されています。
ライティングデスクは「ハイアットリージェンシー東京のクラブルーム」のように中央部分が丸くせり出したデザイン。頭上のダウンライトに加えてアームスタンドもあるので明るさは十分です。デスクチェアはキャスター付きで肘掛け無し、座り心地はちょっと固い。
窓側にはクラウンプラザ共通のスリープアドバンテージキットと一輪挿しが置かれていますが、そこにあるのは造花で心底がっかり。そういえばエレベーターホールにあるのも造花でした。
テレビはSHARP製「AQUOS LC-32D10」。VODシステムが充実しています。でも「世界の亀山モデル」っていうステッカーは剥がして欲しい。
窓側にはラウンドテーブルとアームチェア。このチェアはしっかりと沈み込むタイプで座り心地は上々です。
ベッドはシモンズ製マットレス。幅は110cmと少し物足りないものの、適度な柔らかさがあって快適です。2つのベッドは離して置かれているけれど、簡単に動かせるのでハリウッドツインとして使用することもできます。
ナイトテーブルは両サイドに。シンプルなデザインだけどサイズは大きめだしコンセントもあって便利。パジャマはワッフル地のワンピースタイプ。
Bath Room
引き戸を開けるとシンクとトイレ。シンクは小振りでアメニティはクラウンプラザ共通のもの。
トイレの奥にあるウェットスペースはガラス張りで洗い場つき。壁は大理石でバスタブ横はブルーの細かいタイル張り。照度も十分です。
バスタブの大きさはそこそこ。オーバーフローがあるため湯を溢れさせることはできません。シャワースペースはやや狭く、立ったままシャワーを浴びるとバスタブにまで水が及ぶので要注意。使い勝手の良さは「リーガロイヤルグラン沖縄」や「ロワジールスパタワー那覇」の方が上です。
View
プレミアムツインの30㎡タイプは全て沖縄県庁・久茂地サイド。窓は下部20センチ程が別ガラスになっていて、わずかに開き外気を取り入れることができます。高台にあるため眺めは開けていますが、「ハーバービューホテル」なのにハーバーは見えず…。
Breakfast
ロビーラウンジのコンチネンタルブレックファーストではなく、朝6時から営業している「プランタン」での和洋ビュッフェをいただきました。宿泊者割引が適用されて1,800円。
ホットミールは充実しています。ベーコンはソフトとカリカリの2種類、ハッシュドポテトやサツマイモチップス、コーンスープ、焼きそば、ゴーヤチャンプルー、蒸し野菜、スクランブルエッグなどがありました。
オムレツとフライドエッグは目の前で調理してくれます。逆にコールドミールの品揃えは少なめで、ペラペラなサーモン、もずく程度のもの。海ぶどうはありませんでした。
味の満足度は全般的に今一歩。オムレツはふっくらさが欠けているし、クロワッサンはフニャフニャ、ヨーグルトは明治の既製品、ジュースはフレッシュではありませんでした。
Impression
那覇市内で最も格式のあるホテルといえばやはりここ。政財界の利用も多いようです。大きなバンケットを備え、団体客も受け入れているためロビーはいつも混雑しています。
これまで何度か利用していますが、「国内外のVIPの迎賓ホテル」と自称する割に接客は事務的でイマイチな印象は変わらず。フロントでの手続きはたどたどしく、顧客情報を読み出すのにやたらと時間がかかりました。
また、チェックアウト時には明細書を封筒に入れてくれなかったり、ベルは玄関まで誘導してもタクシーの出発を見送らずに立ち去るなど、微妙な対応が多々見られました。ホスピタリティでは「ザ・ナハテラス」には遠く及びません。
ただし、客室はバスルームを含め、思いのほか快適。割り切った滞在ならば利用価値は十分にあると思います。
※2019年7月、IHG・ANAホテルズを離脱し、開業当初の「沖縄ハーバービューホテル」に戻りました。
沖縄ハーバービューホテル
〒900-0021 那覇市泉崎2丁目46番地
TEL 098-853-2111
チェックイン14:00 チェックアウト11:00