■2013年4月宿泊
Room
「ザ・ナハテラス」のエグゼクティブスイートには2つのタイプがあります。廊下の先端、正面玄関の真上に位置するタイプ(以下、シティビュー)が各階に2部屋、そして今回利用した黄金森公園サイドに位置するタイプが1部屋です。
ドアを開けるとちょっとしたホワイエが設けられ、大理石のカウンターと琉球ガラスを用いたアートが飾られています。左を向けばクローゼットとバスルームがあり、リビングスペースへはクランク状に進みます。
クローゼットはシティビューのようなウォークインでは無いけれど広さは十分。中には4段のチェスト、アイロン、そしてやたらレトロなセーフティボックスが納められています。
客室はベッドスペースとリビングスペースの間に仕切りが無いワンルームスイート。横に長い造りで、シティビューに比べるとベッドスペースの奥行きは短め。ウッドブラインドがつけられた窓は非常にワイドなので開放感も高い。
シティビューではソファセットが凹んだところに設置されているため孤立している印象を受けますが、この部屋ではベッドスペースの独立感が高くてスイートらしいです。使い勝手もこちらの方が勝っている気がします。
ベッドはシティビューが通常のツインベッド配置なのに対し、この部屋は「クラブツイン」と同じく2台のベッドがくっついたハリウッドツインになっています。マットレスはやはり120cm幅のフランスベッド製で寝心地はイマイチです。
ナイトテーブルはソファ側に一つだけ。コンセントはありません。また、ラジオのスイッチがヘッドボードで完全に隠れてしまっているのはすごく残念。
Bath Room
バスルームはシティビューと同じ造り。「マンダリンオリエンタル東京」と同じくシャワーブースに扉が無いのはちょっと残念だけど、総大理石張りで高級感が非常に高い。使い勝手だけでいえば「リーガロイヤルグラン沖縄」や「ロワジールスパタワー那覇」の方が上だけど、質感は圧倒的にこちらの方が上です。
バスタブはクラブツインのものより大きくて非常に快適。扉を開け放てばベッドルームまで見渡せる開放感も大きいです。バスルームに関してはスタンダードルームとの差が大きいですね。
View
シティビューは那覇市内中心部を広く見渡し、玄関下の急坂を見下ろせる眺め。一方、この部屋からは黄金森公園や泊の港方面を望みます。緑豊かで夕陽が美しく、見飽きることの無い、大好きな眺めの一つ。
Breakfast
2階にある「レストランファヌアン」。白で統一された宮殿風の明るい店内からは中庭の緑を望みます。ウッディなテラス席もあってリゾートらしさも感じられます。隣席との間隔はゆったりととられ、テーブルにはブルーゴブレットが置かれます。お客さんが少なければ非常に優雅な時間を過ごせると思いますが、混雑してくると、フローリングゆえに足音が騒々しい。
当店の朝食は「アメリカンブレックファースト」と銘打っているものの、玉子料理と付け合わせ以外はビュッフェ方式。その玉子料理はフライ・ポーチド・ボイル・スクランブル・オムレツ、付け合わせはハム・ベーコン・ソーセージから選択。今回はオムレツとソーセージをチョイスしました。オムレツはプレーン。ふっくらしていて美味しい。
ビュッフェ台はパン・サラダ・ヨーグルト・シリアル・ジュースそしてトマトスープ。それぞれの種類も決して多くは無く、クラブラウンジと比べてあまり変わり映えは無い。テーブルサービスにした方が良いと思います。
前回がっかりだったパン、今回のクロワッサンはバターが香ばしく、ふっくらさも十分。シークヮーサーのジャムも美味しいです。
和食レストラン「真南風(まはえ)」は庭園を望む落ち着いた雰囲気。ファヌアンに比べると空いているのでゆっくりと食事を楽しめます。ここでの朝食は和定食。ご飯は白米、小粥、五穀米から選択できます。島豆腐のお味噌汁は美味しいです。
Impression
エグゼクティブスイートで人気なのはフロア先端のシティビューの方らしいです。確かに廊下の突き当たりに客室があると、それだけで「特別室だなぁ」と感じられるけれど、両方利用してみると使い勝手や眺めの点でこちらの方がお気に入り。
ザ・ナハテラス
〒900-0006 那覇市おもろまち2-14-1
TEL:098-864-1111
チェックイン12:00 チェックアウト12:00