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■2019年7月宿泊
Check In
JR西日本ホテルズの「ホテルグランヴィア大阪」は大阪駅に隣接するサウスゲートビル内に位置しており、いわゆる「駅ウエ」ホテルです。
伊丹空港からは「ヒルトン大阪」の奥にある「大阪マルビル」バス停が最寄りで徒歩5分弱。言うまでも無くアクセスは大変良好です。
ホテルの建物は27階建て。手前に見えるのは2011年に完成した大丸梅田店(うめだみせ)の増床部分。
エントランスは2箇所あり、こちらは大阪駅桜橋口にほど近い西エントランス。一応、車寄せがあるのでメインエントランスなのかもしれませんが、ドアマンは不在、裏口のようなエントランスです。
一方、中央口改札に近い東エントランスに高級ホテルらしさは全く無い。系列の「ホテルグランヴィア京都」も風格が無いけれど、こちらは輪を掛けて無い。
東西の両エントランスから繋がるロビーは「ロビーラウンジ(11月からは「ティーラウンジ」に名称変更)」を併設しているとはいえ、ビジネスホテル並の狭さ。フロントの背後は一昔前のホテルっぽさで質感も低い。
駅直結という利便性からなのか、この日は夜10時を過ぎてもチェックイン待ちの行列ができていました。
これらはさすがに課題だったようで、11月1日にはフロント・ロビーを19階に移設し、面積は約2倍に広がるそうです。ただ、自動精算機の導入&前精算というのはシティホテルとしてどうなんでしょうか。
エレベーターホールは東エントランス側に設けられており、カゴは5基。うち3基は「グランヴィアフロア優先」だそうですが、27階のグランヴィアフロアに停止するのはこの3基しか無いので、優先も何も無い。
なお、2019年11月1日以降、客室階へ行くためにはルームキーが必要となるようです。
客室階は21〜27階に設けられ、21〜26階は「スタンダードフロア」、27階は「グランヴィアフロア」と位置づけられています。
なお、当ホテルに「スイート」という名称の客室は無く、最も広い客室はスタンダードフロアの「ファミリー7」(70㎡)。
今回利用した27階はかつてスカイレストランフロアでしたが、2012年にクラブフロアとしてリニューアルされたそうです。
エレベーターが開くとガラス張りの壁が広がり、ロビー階とは全く異なるテイスト。
セキュリティドアを抜けた先にはレセプションデスクがあって、チェックアウトはここで可能とのこと。
残念ながら今回は利用する機会がありませんでしたが、同フロアにはクラブラウンジが設置されています。
営業時間は7:00~21:00で、17:30~19:30の間はアルコール類も提供されるとのこと。ただし、基本的にはドリンク&茶菓子程度のラウンジで、朝食の提供はありません。
フロアには3つの吹き抜けがあり、それを囲むように客室が配置されています。客室数は結構多いですね。
「プラシードダブル」・「ハーモニーダブル」・「プレシャスタイム」の3客室タイプは吹き抜けに面しているため眺望はありません。
廊下には壺のようなアートが並べられており、吹き抜けを見下ろす事はできません。
照明の使い方や天井を斜めに走るラインは近未来的でスタイリッシュですが、天井高はわずか2.3mと低く、床はペコペコで那覇市の「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」を思い出します。
Room
予約したのは「モデレートダブル」。面積は25㎡で天井高は2.6m。同じモデレートでも、ツインタイプは5㎡も広い30㎡。
廊下は幅が狭く、バスルーム&クローゼットの扉、床の三方を木材に囲まれています。
クローゼットは奥行きが浅く、扉と並行にハンガーを掛けるタイプ。そのハンガーは6本+ズボンハンガー2本。消臭スプレーも用意されています。
チェストの中は空っぽ。アイロンはリクエストベースで、アイロン台は使い勝手が非常に悪いコンパクトサイズでがっかり。
居室に足を踏み入れると目に飛び込んでくるのは、ベッド上のウッディなウォール。
他にも室内にはアートワークが数多く飾られており、なかなか格好良いインテリア。
ただし、グレーのカーペットは毛足が短いのか、自分自身の足音が響く。
この部屋は整った長方形ではなく、平行四辺形のように少しズレた形状。それゆえ、ライティングデスクも少し斜めになっていて気持ち悪い。
そのライティングデスクは奥行き56cm。目の前に鏡は無いしデスクチェアは肘掛け&キャスター付きのビジネスタイプ。デスクライトも強力でなかなか快適。
デスク上に置かれたミネラルウォーターは2本無料。
ただ、壁に付着した酷い汚れを放置している感覚は理解に苦しみます。
デスクの下部もコードがだらんとしていて見苦しい。目につきにくい場所だからこそ、ホテルの姿勢が表れていると思います。
テレビは三菱電機製「REAL LCD-32ML10」。REALご自慢のオートターン機能つきですが、リモコンが「JRタワーホテル日航札幌」と同じくサードパーティー製なのでこの機能は残念ながら利用不可。
テレビの音声は天井のBOSE製スピーカーから出力されます。また、Lightning端子にスマホを接続すればミラーリングも可能です。
デスクの両サイドには引き出しがあり、左側の浅い引き出しは聖書以外は空っぽで、最下段はセーフティボックス。
一方、右側の最上段にはミニチュアボトルとおつまみ。
ティーセットはリプトンのレモンハーブティー、伊右衛門のインスタント緑茶・焙じ茶。
最下段はケトル、アイスペールとグラス。
キャビネットの扉は右開きなのに、冷蔵庫の扉は左開きで使い勝手が悪い。
品揃えは寂しく、冷蔵庫の中はスカスカ。
部屋のコーナー部分には用途不明な台が置かれています。
窓際にはカウチソファ。以前は喫煙室だったのか、タバコの焦げ跡がくっきりと。
ベッドは180cm幅のシーリー製マットレス。シーリーらしい優しい寝心地でシーツの肌触りもなかなか。
ナイトテーブルは両サイドにあり、窓側のそれはロングサイズ。UCC製コーヒーマシン「DRIP POD」はなぜかここに。
ルームサービスの営業時間は21:00〜23:00だけという珍しい設定。メニューは少なく、食事メニューは「牛ロース肉のステーキセット」など7種類で、他は前菜、おつまみ。
Bath Room
シンク周りは狭く、私物を置くスペースはあまり無い。壁はパッと見レンガのような金属素材でシックなデザイン。
アメニティは引き出しに纏められていてバスソルトも用意されています。基礎化粧品はリクエストベース。
タオルは各2枚ずつ。クラブフロアでもバスローブはありませんでした。
バスルームは洗い場付きでガラス張り。
バスタブはコンパクトなサイズで足を十分に伸ばすことは出来ず、幅も狭い。
レインシャワーを備えていますが、シャワーの水圧は今ひとつ。シャンプー類は花王製の大ボトル。
View
窓は2m×2mで、ローマンシェードのレースとドレープがついています。
今回の眺望は北側で大阪駅を見下ろします。正面には「インターコンチネンタルホテル大阪」が入居するグランフロント大阪とノースゲートビルディング。
眼下を走る電車の音はさほど気になりませんでしたが、駅周辺でイベントが開催されているとちょっと耳障り。
右を見れば梅田駅方面の「ホテル阪急インターナショナル」や「新阪急ホテル」が見えます。
Impression
当ホテルは1983年に「大阪ターミナルホテル」として開業、昨年35周年を迎えました。現在は2022年までの予定で43億円をかけて改装工事が行われています。
東京オリンピックや大阪万博を見据え、客単価のアップを目論んでいると思いますが、客室のメンテナンスはあまりに酷い。
改装してハードが良くなっても、これでは高級ホテルとは呼べません。インテリアはなかなか良かっただけに、非常に残念です。
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ホテルグランヴィア大阪
〒530-0001 大阪市北区梅田3-1-1
TEL:06-6344-1235
チェックイン15:00 チェックアウト12:00