■2017年9月宿泊
Check In
小田急ホテルグループの「ホテルセンチュリー静岡」は静岡駅の南口前にあり、東海道新幹線の改札口からもすぐ。一番の競合である「
((2020年10月1日付けでブリーズベイホテル系列の「ホテルグランドヒルズ静岡」にリブランドされました)
商業施設が数多く建ち並んでいる北口に比べるとこの南口はやや寂しい印象を受けますが、駅前ロータリーのペデストリアンデッキを渡ればホテルの2階エントランスまで雨に濡れること無くアクセスできるのはとても便利。
ホテルの建物はレストランや宴会場がある「メイン棟」(6階建て)と上層階に客室があるタワー棟(25階建て)の2棟構え。メイン棟のエントランスにはドアマンが常駐しています。
しかし、車で来訪するゲストへの対応が彼の「仕事」らしく、徒歩でアクセスするゲストは眼中に無い様子でした。
ロビーは立派なもので、いかにも一昔前のグランドホテル。レストランフロアの2階まで吹き抜けになっていて、中央には弧を描く大階段が設置されています。チェックインの手続きは淡々と進みますが、確認に過不足はありませんでした。
ルームキーは「ホテルクラビーサッポロ」や「第一ホテル東京」などと同じクラシカルなもの。
ロビー脇には朝食会場でもある「オールデイダイニング ザ テーブル」。
ロビーの目立つ場所にある3基のエレベーターはメイン棟の宴会フロア行き。客室階のあるタワー棟のエレベーターはこの通路に沿ってぐるりと回り込んだ反対側に造られています。
こちらのエレベーターも同じく3基。カゴの中はシースルーで東側の景色を望むことができます。
客室は18階から25階に。客室階のエレベーターホールは狭いながらもアームチェアが置かれています。
タワー棟の中央は吹き抜けになっていて18階にはチャペルがあります。客室はそれをぐるりと囲んでいて東西南北に設置されています。廊下は狭くて天井も低いけれど、陽射しがあるので圧迫感はありません。
Room
今回予約したのは「スタンダードダブル」。客室面積は26㎡と狭い。それでもバスルームがミニマムだからか、窓際のスペースには余裕があって狭さは感じませんでした。天井高は2.65mです。
クローゼットはシンプルなスライドドア。メンテナンスはイマイチで傷が目立ちます。ハンガーは6本。クローゼットの中はウォッシャブルスリッパが置かれているだけでガランとしています。
クローゼットの脇にはティーセット。用意されていたのは茶処らしく「静岡茶」と「掛川深蒸煎茶」のティーバッグ。コーヒーや紅茶はありません。引き出しのミニチュアボトルやスナック類を収納するスペースには何も無くて寂しい。冷蔵庫も空っぽ。
ライティングデスクは横長型。ワーキングスペースは幅95cm×奥行き58cm程。スタンドライトはかなり非力だしダウンライトも無いので机上は暗い。デスクチェアは座面が低くてデスクとは高さがあっていません。
窓際にはアームチェアが2脚とコーヒーテーブル。わずか26㎡の部屋でどっしりしたアームチェアが2脚あってゆったりしているのは珍しい部類。
ベッドは160cm幅のシモンズ製マットレス。劣化しているのか、かなり沈み込みます。シーツの肌触りはザラザラで残念。
ナイトテーブルは両サイドに。窓際のそれには後付けでOAタップが追加されていました。室内の照明はそれぞれスイッチが独立していて一括コントロールできないのでちょっと面倒。
Bath Room
バスルームはコンパクト。照明はやや黄色かかっていて、明るくなるまでに時間がかかるタイプ。壁は大理石風のパネルで質感は低い。
アメニティは充実していて女性用の基礎化粧品や男性用のヘアワックスもありました。シャンプー類はPOLA製シャワーブレイクが大ボトルで。
バスタブはそれなりにゆったりとしています。シャワーの水圧は問題なし。
View
窓は幅1.58m×高さ1.38m。この客室デザインは全体的に古さを感じさせますが、ドレープのデザインは特に古くさい。
今回の眺めは南側。周囲に高い建物は無いため見晴らしは良く、駿河湾まで見渡せます。見下ろすとホテル周辺にはコインパーキングが多数あるので、再開発が近いのかもしれません。
東側には日本平を望みます。
夜景もなかなか綺麗です。
Impression
駅前という好立地であり眺めも良好。ラグジュアリーホテルでは決して無いけれど、短時間の滞在であればまずまずの満足度。
次回は評判良い2面窓の「パノラミックデラックスダブル」を利用してみたいけれど、客室そのものはそろそろ改装の時期。
ホテルグランドヒルズ静岡
〒422-8575 静岡市駿河区南町18-1
TEL 054-284-0111
チェックイン14:00 チェックアウト11:00