ホテルイースト21東京宿泊記「江戸モダンコンセプトルーム 粋-sui-」

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■2013年5月宿泊

Check In

「ホテルイースト21東京」は江東区の再開発エリア「東京イースト21」内に位置しており、最寄り駅は地下鉄東西線の東陽町駅。同駅からは徒歩7~8分と少し離れていますが、東京ディズニーリゾートや羽田・成田両空港へ直行バスが運行されているのが便利ですね。

メインエントランスは四ツ目通りを曲がって急坂を上った2階に。

こちらは1階のサブエントランス。

2階エントランスの回転ドアを抜けると正面にベルキャプテンデスクがあり、彼らが背にしている鮮やかな赤い壁が強い印象を残します。

左手には吹き抜けで緑豊かな「ロビーラウンジ」があり、フロントはその奥に。床は大理石、カウンターは石張りとゴージャスな空間で、どことなく「ルネッサンスサッポロホテル(現プレミアホテル-TSUBAKI-札幌)」を思い起こさせます。でも、ファシリティのメンテナンスは今ひとつ。至る所に細かい傷が目立ちます。

チェックインの手続きでは、「One Harmony」の会員であることは認識されたものの、レジストリカードに住所や電話番号の記入を求められ、クレジットカードのオーソリチェックも必要となるなど「クイックチェックイン」とはとても言えないものでした。

今回の部屋は客室最上階の20階。4基あるエレベーターの速度は遅く、到着するには少々時間がかかります。

客室階のエレベーターホールはグリーンの大理石を用いていてロビーと同じ高級感のある造り。

廊下は薄いブルーの壁紙を用いていてシンプルなデザイン。こちらも経年劣化の汚れが目立ちます。

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Room

今回利用したのは「江戸モダンコンセプトルーム 粋-sui 」という館内に1部屋しかないユニークな客室。ドアの外側には旅館のような木の引き戸が設けられています。ただし、この引き戸は飾りなので、スライドさせて通常のドアを開閉します。

扉を開けると玄関があり靴を脱いで上がるスタイル。使い捨てタイプの薄っぺらいスリッパが並べられていますが、この玄関には似合わないですね。室内は全て板張りで、廊下を境に左側がベッドルーム、右側がバスルームという造りになっています。

ベッドルームはまさにモダンな和スタイル。派手な色合いはベッド上のゴールドの壁ぐらいで非常にシンプル。同じ和テイストの洋室でも「ホテル椿山荘東京」のようなジャポネスク感は控えめです。

最高部でも2.45mしかない天井はヘッドボードに向けて少し傾斜しているので屋根裏部屋のような印象を受けるかもしれません。

入口のすぐ脇にはティーセットと冷蔵庫。ティーセットは煎茶とほうじ茶のティーバッグのみでコーヒーや紅茶はありません。ティーセット下の引き出しにはルームサービスメニューとなぜか紙皿&割り箸が用意されています。

冷蔵庫の品揃えは寂しく、ビールとミネラルウォーターが2本ずつと緑茶のペットボトルだけ。製氷機が5階にしか無いというのは困りものです。

ティーセットの対面にはライティングデスクを設置。大きさはそれなりだけど、床からの高さが60cmほどしか無く、椅子は背もたれの無いスツール。和紙を用いたライトもパワー不足でビジネスユースには不向きです。インターネット接続は無料だけど下り6.1M、上り1.9Mbpsと残念な感。

窓際には長さ2mほどのソファを設置。座り心地は固く、座面も少し短いので快適とは言い難い。

テレビは壁に掛けられたPanasonic製「VIERA TH-L37G1HT」。すぐ脇の竹筒に飾られた花はパッと見ですぐに分かる造花でガッカリ。

ベッドは180cm幅のシモンズ製マットレスを使用。床からの高さはわずか30cm強。シーツはボックスシーツで肌触りはジャージーのようなツルツルさ。ナイトシャツはワンピースタイプ。和テイストのお部屋だけど浴衣はありません。ナイトテーブルは両サイド。共にコンセントはありません。

ベッドの奥は押し入れのようなクローゼット。2つに分かれていて、一方にはラゲッジ台と2段のチェスト、もう一方にはセーフティーボックスが収納されています。バスローブは有料(一泊500円)とのことだったけど、この部屋には用意されていました。

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Bath Room

パウダースペースも板張りで照明はやや暗い。トイレは個室タイプ。シンクトップには浴室と同じ御影石が使われています。シングルシンクながら広々としていて使いやすく、ガーベラが飾られているのは嬉しい。こちらは生花でした(苦笑)。

なお、廊下とパウダースペースとの間には段差があるため、寝ぼけまなこでトイレに行く際は注意が必要です。

アメニティはノーブランド品でチープなものばかり。入浴剤が無いのは檜の浴槽を傷つける恐れがあるので仕方の無いところ。シンク下の扉を開けるとキャスターつきの脱衣籠が収納されています。

バスルームは洗い場つきのビューバスです。大きな窓からはベッドルームと同じく正面にスカイツリーを眺めることができます。

檜の浴槽はコンパクトで脚を伸ばすことはできず、「ホテル椿山荘東京」のそれに比べると深さは無い。それでもオーバーフローが無いので湯をたっぷりと溢れさせることができ、非常に快適です。

シャワーの水圧はそこそこ。正面に大きな鏡がついていますが、曇るし汚れてるしでほとんど用無し。檜の桶と椅子のほか、プラスチックの椅子もありました。シャンプー類は資生堂「スーパーマイルドシリーズ」が大ボトルで。タオルは薄っぺらくて質感は低い。

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View

窓は縦1.26m×横1.4mと小さめ。下部はわずかに開き、外気を取り入れることができますが、目の前は交通量の多い葛西橋通りと四ツ目通りなので開けるとちょっと騒々しい。カーテンは電動式の遮光スクリーンとレースの代わりの障子。

今回の部屋は北側に向いており、東京スカイツリーを真っ正面に望みます。周囲に高い建物は無く、夜景はやや寂しいけれど開放感は高い。

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Impression

パブリックスペースはゴージャスな造りだけど、ホテルオークラチェーンらしい重厚な雰囲気はあまり無く、接客も恭しさを感じさせないもの。「東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテル」であり「東京スカイツリーフレンドシップホテル」でもあるだけにビジネス客よりもファミリー客が多いせいでしょうか。

今回利用した部屋は「物珍しさ代」が上乗せされているようでコストパフォーマンスは今ひとつ。それでもベッドやお風呂は快適なのでレジャーユースならば満足できます。

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■一休.comレストラン予約:ブラスリー ハーモニー(フランス料理)

■一休.comレストラン予約:桃園(中国料理)

■一休.comレストラン予約:木場(鉄板焼)

■一休.comレストラン予約:さざんか(日本料理)

ホテル イースト21東京
〒135-0016 江東区東陽6-3-3
TEL 03-5683-5683
チェックイン14:00 チェックアウト11:00

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