ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC宿泊記「Style C 【Classy】」

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■2013年2月宿泊

Check In

「ザ・ゲートホテル雷門」は浅草寺雷門の斜向かいにあり、東京メトロ銀座線の浅草駅からも徒歩2~3分と浅草観光にはこれ以上無い絶好の立地。上野駅へもタクシーで数分の距離なので新幹線へのアクセスはまずまずです。

建物は雷門通りに面していて1階はスーパーオオゼキ。

その脇のエントランスはホテルのロゴを連想させる造りになっています(森ビルのロゴにも少し似ています)。

エレベーターは3基。カゴの天井はドット柄でやや低い。また、稼働スピードがちょっと遅いため待たされることが多々ありました。

フロントは最上階の13階に設置されています。このクラスのホテルにしてはロビーは広め。一面ガラス張りで眺めも良いです。

エレベーター前に造られた大理石のカウンターにはラゲッジ台も用意。

宿泊代金は前払い制で、チェックイン後に部屋付けの追加料金が発生しなかった場合、内線をかけるだけでフロントに寄ることなくチェックアウトが可能だそう。階上に立ち寄るのは面倒なのでこれは嬉しい仕組みですね。

客室は階下の3~12階。客室階にはルームキーをかざさないと停止しない造りになっています。エレベーターホールや廊下は客室と同じテイストでグレーの壁、カラフルな飾りがついた鏡や卵型の照明が置かれています。

グリーンに塗られたドアは防火扉みたいな材質です。

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Room

このホテルの客室カテゴリは「スーペリア」や「デラックス」といった一般的なものではなく、「Style M【Modest】」や「Style E【Essential】」など独特の名称が用いられています。

今回利用したのは37㎡の広さを持つ「Style C【Classy】」で、2種類あるスイートに次ぐグレードの客室タイプです。

天井高は最高部で2.7m。壁はパブリックエリアと同じグレーのクロス張り。毛足が短いグリーンのカーペットは、人工芝かと一瞬思ってしまいました。

これらのデザインは良く言えばスタイリッシュ、悪く言えばラブホテルっぽい印象を受け、賛否両論に分かれそうです。

クローゼットはベッドの脇、ドアと並行に設置されています。扉は観音開きで中にはセーフティボックス、シューズブラシ、消臭スプレー。

スリッパは残念ながらウォッシャブルタイプで使い捨てではありません。

テレビはSHARP製「AQUOS LC-40V7」。卵型の照明はエレベーターホールのそれより一回り小さいもの。その横にはドレッサー兼ライティングデスク。

ブラックに統一されたこれらの家具に高級感があるとは言えないし、デスクの引き出しは立て付けが悪くて出し入れに難ありでした。

キャビネットの中の冷蔵庫は空っぽでティーセットとチェストが並びます。

リビングスペースにはL字型のソファとローテーブル。ソファはかなり大型で、まだあまり使われていないのかパンパンに張っていて弾力が強く座り心地は今ひとつ。

個性的なのはバーカウンター。表面は光沢のあるブラックだけど、オープンしてまだ一年足らずなのに早くも傷が目立ちます。棚にはRIEDELのグラスが3種類計6つ。

このカウンター脇にコンセント2つとLAN口があるのはライティングデスクとしての使用を想定しているのでしょうか…。インターネット接続は無料で、このClassyとスイートでは無線LANも完備していますが、速度は下り4M、上り8Mbps程度と残念な結果。

ベッドは200cm幅のキングサイズ。1919年創業というイギリスの老舗、スランバーランド社製の「グランドスイート」です。少し固めの寝心地といったところで、それほど強い印象は残りませんでした。シーツの肌触りはザラつき気味でイマイチ。ナイトシャツはツーピースタイプ。

ナイトテーブルは両サイドに設置。サイズは小振りだけどコンセントがあるのは便利だし、照明の一括コントロールも可能と使い勝手は上々です。

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Bath Room

デスクとバーカウンターの間にある通路を進むと左側が個室トイレ、右側がバスルームです。

パウダースペースは細長い造りで、歩くと床がドンドンと響きます…。シンクはシングルで質感も低いけれど、十分な広さがあって私物を置くスペースもたっぷり。アメニティは必要最小限でバスローブはあるものの、バスソルトや基礎化粧品はありません。

ウェットスペースはL字型で洗い場付きタイプ。照度も非常に高く、ウッディなブラインドがついた窓からは東京スカイツリーを望むビューバスになっています。

バスタブは長さがやや短いけれど、幅や深さは十分なもの。オーバーフローはついておらず、湯を溢れさせることができるのはとても嬉しい。シャワーはレインシャワーとハンドシャワーの2つ。水圧はそれなり。風呂桶と椅子も用意されています。

シャンプー類は「GemidD(ゼミド)」というブランドでダージリンティーの香りです。

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View

今回の部屋からは真っ正面にスカイツリーとアサヒビール本社を望みます。この10階からは足元が若干遮られますが、「スカイツリービュー」は嘘偽りの無いところ。

雷門もビルの隙間から少し見えます。周囲には雑居ビルが多いので、なるべく上層階をリクエストした方が良いでしょう。

窓は縦長タイプで幅は短い。僅かに開けて換気することができるけれど、隙間ができる程度で開放感は変わりません。

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Breakfast

朝食は13階の「レストラン&バー」で6:30から10:00まで。前菜やパンはビュッフェ台から、玉子料理はテーブルで選択するスタイルです。和食はありません。

小さなビュッフェ台に並ぶのは有機野菜のサラダが主で品数は少ない。パンも4種類しかなくてサイズも小振りだけど、クロワッサンはサクサクで美味。バターはエシレ。オレンジはその場でスクイーズしてジュースにしてくれました。

ビュッフェ台が寂しい分、玉子料理には力を入れています。エッグベネディクトかスクランブルエッグの選択で、もちろんエッグベネディクトを選びました。イングリッシュマフィンの上に片方はベーコン、もう片方はサーモンが載っています。卵は濃厚でオランデーズソースは逆にシンプル。なかなか美味しかったです。

「全○○種類の料理が並ぶビュッフェ」みたいな派手さは無いけれど、このクラスのホテルの朝食としては「庭のホテル東京」と並んで満足度の高い朝食でした。スタッフの対応も気持ちが良かったです。

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Terrace

フロント前の階段を上ると屋上テラスに繋がっています。ここは宿泊客のみが利用できる空間で朝6:30から23:00まで開放されています。

ここからは浅草の街を一望でき、10階からは見えなかったアサヒビール本社の「炎のオブジェ」(通称う○こ)や浅草寺の五重塔もクリアに見えます。このホテルを訪れたら一度は足を運ぶべきでしょう。

Impression

このホテルがオープンしたのは2012年の8月。それからまだ1年足らずしか経過していないため館内には新築らしい香りが残っていました。デザインは個性的で好き嫌いがはっきり分かれます。どちらかと言えば、カップルを中心とする観光客向けでしょうか。

ルームサービスが無かったり家具の質感が低い点は高級ビジネスホテルの域。それでもスタッフの対応は丁寧でこのクラスのホテルに求めるモノは十分に満たしていると思います。特に朝食は思いのほかお勧めです。

チェックアウトは11:00。でも、延長料金は部屋タイプを問わず13:00まで+2000円、16:00まで+4,000円と結構リーズナブルです。

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■一休.comレストラン予約:R Restaurant&Bar(西洋料理・バー)

ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC
〒111-0034 台東区雷門2-16-11
TEL 03-5826-3877
チェックイン14:00 チェックアウト11:00

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