ハイアットリージェンシー東京宿泊記①「クラブルーム・キング」

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■2011年11月ほか宿泊

Check In

「ハイアットリージェンシー東京」が建つのは西新宿で、都庁舎や新宿中央公園に隣接しています。「ヒルトン東京」はすぐ近所。新宿駅からは歩いて10分弱ですが、西口から送迎バスも運行されています。

また、東京メトロ丸ノ内線の西新宿駅、都営地下鉄大江戸線の都庁前駅とは地下通路で直結しているので雨の日でも濡れずにアクセスが可能です。もちろん羽田・成田両空港へのリムジンバスも停車します。

当ホテルは1980年に「センチュリーハイアット」として開業し、それから30年余りが経過しました。一部のエントランスには旧名称の表示がまだ残っています。

これは当時のハイアットロゴなので現在は変更されています。左側に見えているのは京王プラザホテルです。

宿泊したのはクリスマス近かったため、エントランスにはリースが飾られていました。

地下のレストランフロアも多数のデコレーションがされています。

ロビーは吹き抜けで天井が高く広々。エントランスを抜けてフロントへ向かって歩いていると、気付いたベルスタッフがすぐに走り寄ってきて荷物を持ってくれました。このホテルではいつもこうした気持ちの良い歓迎を受けます。

クラブフロアの予約である旨を告げ、9階のリージェンシークラブラウンジへ直行します。

当ホテルの象徴といえばなんと言ってもこの豪華絢爛な3つのシャンデリアです。

リノベーションされてはいるものの、建物はやはり古さを隠せません。シースルーのエレベーターは結構な旧型で、カゴが到着したことを知らせる「キンコン」というレトロな音が経年を感じさせます。

クラブラウンジには独立したレセプションデスクがあり、宿泊客はヒョウ柄の椅子に座ってチェックインの手続きを行います。対応してくれたコンシェルジュによると、ゴールドパスポート会員に提供されているパンとコーヒーの朝食サービスは2011年12月末をもって終了するとのことでした。

クラブフロアといえば高層階のあることが多いですが、このホテルでは6~8階に割り当てられています。今回アサインされた部屋は一つ下の8階。クラブラウンジとの間に専用の階段は無く、わずかワンフロアを移動するにもエレベーターを使わなければならないのは少し面倒くさい。

また、クラブフロアだからといって特別なセキュリティ設備はありません。フロントの前を通らずとも客室階に行けてしまうのは一般フロアと同じ。ルームキーが必要になるのはクラブラウンジへの入室だけです。

客室階のエレベーターホール周辺はゆったりとした造りというか、無駄に広いスペースが広がっていて、客室は吹き抜けのロビーを囲むように配置されています。

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Room

今回の部屋は「クラブルーム」のキングベッドタイプ。このクラブルームは数年前に大改装されて質感が格段に向上しています。京都や箱根のハイアットと同じく杉本貴志氏が率いるスーパーポテト社が手がけており、木を多用した暖かいデザインが特徴です。

客室面積は35㎡とのことだけど、バスルームの占める割合が高いため、数字ほどの広さは感じられません。またホテル側は「大きな窓」と言いますが、とてもそうとは思えない幅が狭いタイプなので開放感はイマイチ。これもまた広さを感じられない要因でしょう。

部屋のドアを開けると「オヤジの香水」ぽい匂いが漂ってきます。僕はこの匂いがとても苦手なので、持参したリセッシュを部屋中に振りまいてしまいました。それはさておき、玄関部分にはオリエンタルな壺が置かれています。これはオブジェ?それとも傘立てなんでしょうか?

その先に伸びるクローゼットは壁側ではなく、バスルームに沿うように設けられています。このクローゼットにはなぜか照明が無く、夜になると暗くて使い勝手は今ひとつ。

クローゼットの先端部分はダイナミックに開閉し、中はミニバーと冷蔵庫になっています。

180cm幅のベッドはハイアットらしい真っ白なデュベスタイル。ベッドスローやクッションは全くありません。マットレスはやや固め。最初は違和感を覚えたものの、意外と僕にはフィットしたようで朝まで熟睡できました。

ヘッドボードの上部には古木があって、読書灯が埋め込まれています。カッコイイデザインですね。

ライティングデスク横に置かれたテレビはSHARP製「Aquos LC-37EX5」。バスルームからガラス越しに観ることができます。

半円形のライティングデスクは壁から伸びているような造り。面積は十分です。赤いストライプのデスクチェアはハードな座り心地。キャスター付きは便利だけど、肘掛けは無いし形状も僕には合わなくて、腰が痛くなってしまいました。

外国人ウケを狙ってか二冊の洋写真集が並べられ、デスクの上にも「百人一首」という本が。

窓際のスペースにゆとりは全く無し。そんな狭いところに置かれているのはグリーンストライプの独り用チェア、オットマンと小さなウッドテーブル。このチェアも固い座り心地で、あまりくつろげません。

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Bath Room

引き戸を開けるとオーバルなシンクが目に飛び込んできます。ベッドルームと同じくスタイリッシュな照明だけど、照度は弱くて鏡に映る自分の姿が暗すぎるのは難点。

アメニティは箱に綺麗に収められています。

トイレはもちろん個室タイプ。

シンクの横にはガラス張りのバスルーム。ガラスと石のコントラストが印象的で質感はとても高いです。ガラス張りなのはシンク側だけでなく、ベッド側も電動シェード付きの大きなガラス窓。最近よく見かけますね、このタイプ。

バスタブは「グランドハイアット東京」のそれに比べると浅いけれど、十分な大きさがあって快適です。しかも洗い場つきなのでジャブジャブとお湯を流せます。

ただし、あまり広くない客室に無理して造ったようで、洗い場スペースはちょっと狭い。幅は80cmほどしかなく、立った状態でシャワーを使うとバスタブに水がかかってしまいます。

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View

新宿中央公園側の部屋からは天気が良ければ富士山を望みます。でも夜は真っ暗。左側には「パークハイアット東京」があります。高層からの眺めでは競争になりませんが、このクラブフロアは低階層とはいえ新宿中央公園側ならば眺望はなかなか良いです。これでもう少し窓が大きければ堪能できるのに。

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Club Lounge

「リージェンシークラブラウンジ」の営業時間は6:30から22:00まで。フード・ドリンク共に完全セルフサービスのラウンジで、入室には客室のカードキーが必要です。

ラウンジ内はフードコーナーの他、4つのエリアに分かれています(うち1つは喫煙)。結構な広さですが、残念ながらそのレイアウトは今ひとつに感じました。「リビングエリア」と「書斎エリア」はゆったりしたソファ席が大半を占め、隣席との間隔は十分に広いけれど席数は少ない。

逆にテーブル席のある「ダイニングエリア」は席数豊富だけれど、隣席との間隔が狭くて落ち着きません。利用客が少ない喫煙室は廃止して欲しいです。

18:00~20:00のカクテルタイムではラザニア、大根の煮付け、チーズ、それにフィンガーフードが数種類とラズベリーのケーキがありました。

朝食はシンプルなもの。クロワッサンはまずまず。「コンラッド東京」のセリーズや「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」のザ・ダイニングルームよりはよっぽど美味しい。

このラウンジも外国人客が非常に多く、また日本人は一人客が多かった。スタッフは数多く配置されているので、目は十分に行き届いていると思います。

■ハイアットリージェンシー東京宿泊記②

■一休.com:ハイアットリージェンシー東京宿泊プラン

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ハイアットリージェンシー東京
〒160-0023 新宿区西新宿2-7-2
TEL 03-3348-1234
チェックイン14:00 チェックアウト11:00

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