吉祥寺第一ホテル宿泊記「コーナーツイン」

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■2018年9月宿泊

Check In

「吉祥寺第一ホテル」へはJRと京王井の頭線の吉祥寺駅から徒歩5分、東急百貨店や吉祥寺ロフトの近くに位置しています。井の頭公園までは歩いて10分ほど。

吉祥寺は「住みたい街ランキング」の上位常連であると共に、立川や八王子らと並んで多摩エリアを代表する繁華街。

にも関わらず、高級シティホテルはおろか、「東横イン」や「アパホテル」といった大手ビジネスホテルチェーンだけでなく、吉祥寺駅に乗り入れているJR東日本の「ホテルメッツ」や京王電鉄の「京王プレッソイン」すらも進出していません。

北口の当ホテルと南口の「東急REIホテル(旧東急イン)」という2ホテル体制が約40年も続いています。

当ホテルの客室数は81室と小規模ながら、パティスリーを含めて7軒の飲食店と500人規模のパーティーにも対応できるバンケットを備えたコミュニティホテルです。

ホテルの建物は8階建てで、地下には日本初の民間ボウリング場「東京ボウリングセンター」があります。同施設は1952年に神宮外苑で誕生し、当ホテルの開業と共に当地へ移転してきたそうです。

宿泊客はこのボウリング場を無料で利用できるという珍しい特典付き。しかも「1ゲーム無料」といった限定サービスではなく、よほど混雑していない限りは無制限!という大盤振る舞い。

夜はなぜか外観がブルーにライトアップされていてちょっと不気味。

エントランスはさっぱりしたもの。ドアマンやベルは不在です。

1階の「ローラアシュレイ」は日本からの徹底に伴って閉店、現在は空きテナントになっています。

エスカレーターで2階に上がると吹き抜けのアトリウムが広がっています。ここには「アトリウムラウンジ」と朝食会場でもあるビュッフェレストラン「パークストリート」があります。

とはいえ、同じアトリウムでも「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」や「京都ブライトンホテル」などに比べると広さは段違いにコンパクト。

「ラグジュアリーシングル・ダブル・ツイン」や「スタンダードツイン」など一部の客室はこのアトリウムに面しています。

こうした客室は、眺めが云々というより、ラウンジの騒がしさが部屋まで届きがちなので要注意です。

フロントはコンパクトなカウンター。一休.comからの予約でしたがレジストリーカードには名前や住所が印刷されており、サインだけでチェックインの手続きは完了。

エレベーターは3基。エレベーターホール奥には「一寿司」と「鉄板焼 むさしの吉祥」があります。

カゴはシースルーで楕円形に照明がつけられていて、バブルっぽい。ハイアットリージェンシー東京のそれみたいですね。

カゴの中からはアトリウムが見えますが、網入りガラス+汚れで見晴らしは今ひとつ。

エレベーターの扉は阪急阪神第一ホテルズのグループカラー「カトレアレッド」でしょうか。


廊下の幅はとても狭い。

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Room

客室は4〜6階の3フロアに設けられ、今回は6階にアサインされました。利用したのは「コーナーツイン」。スイートを持たない当ホテルでは最もハイグレードな客室です。

名前からすると「ラグジュアリーツイン」が最上位に感じますが、実際はコーナーツイン > デラックスツイン > ラグジュアリーツイン > スタンダードツインというグレード順です。

ドアを開けるとホワイエがあり、左側にクローゼットがあり、正面にバスルーム、右に曲がると居室というレイアウト。

クローゼットの中にはハンガーが5本。チェストはクローゼットにも居室にも無く、収納力は乏しくて長期滞在には不向きです。若干心配でしたが、スリッパは使い捨てタイプで一安心。

客室は2012年にリニューアルされていて、「武蔵野の自然」がテーマの優しい色使い。ランタン風の照明が洒落ていますね。

広さは24.2㎡から27.5㎡とバラつきがあり、今回の部屋は広いタイプだったような気がします。天井高は2.5mとやや低い。

リビングスペースに置かれたキャビネットにはティーセット。煎茶とほうじ茶のティーバッグが用意されています。

冷蔵庫の中はスカスカで中途半端な品揃え。せめてコーラ、オレンジジュース、缶コーヒーくらいは並べてほしいですね。

リビングスペースにはソファ。汚れが非常に目立ちます。

テレビは東芝製「REGZA 32CV500」。WOWOWを視聴できるのが高ポイント。

ライティングデスクの奥行きは54cm。デスクの一部を持ち上げるとミラーが内蔵されています。

デスクチェアはレトロなデザイン。机上のミネラルウォーター2本は無料。

ベッドは120cm幅のシモンズ製マットレス×2。寝心地は問題ありませんが、エアコンの風が直接当たるのが残念。

ベッド上の壁紙は武蔵野の自然をイメージしてハナミズキが描かれています。

ナイトテーブルは珍しい円形。コンセントはヘッドボードに一箇所あり。

11:00〜21:30はルームサービスの営業があり、フードは以下の8種類。

「ミックス&卵焼きサンドイッチ」(1,600円)、「アメリカンクラブハウスサンド」(1,900円)、「スパゲッティボロネーズ 色々な野菜と共に」(1,600円)、「しらすと明太子の和風スパゲッティ 柚子の香り」(1,900円)、「牛フィレカレー」(2,400円)、「とろっとチーズ焼きカレー」(2,200円)、「前菜とサラダの盛り合わせ」(1,300円)、「ピザマルゲリータ」(3,000円)

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Bath Room

バスルームの壁や床は白いタイル張りでとても明るい。シンクはコンパクトで私物を置くスペースは狭い。

タオルはバスタオルとフェイスタオルが2本ずつ。アメニティは最小限の品揃え。シャンプー類はペリカン石鹸の「プロヴァンシア」。

バスタブ横の壁は茶色いタイル風のクロス張り。バスタブはこのクラスのホテルにしては大きく、足を伸ばすことができきます。ただ、バスタブに浸かっていると下水の臭いが気になります。

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View

窓は小さくて幅85cm×高さ1.42m。「グランドハイアット東京」のような遮光スクリーンがつけられています。

今回の部屋は公園通り側。目の前に当ホテルと同じくらいの高さのビルがあり視界は開けない。

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Impression

吉祥寺はもちろん、中野〜国立間にはビジネスホテルしか無く、必然的に当ホテルが最有力候補。ベッドはシモンズだし、リニューアルされた客室は清潔。多くを求めすぎなければ特に不満は無い。

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吉祥寺第一ホテル
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町2-4-14
TEL :0422-21-4411
チェックイン14:00 チェックアウト12:00

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