ソラリア西鉄ホテル銀座宿泊記①「ツイン」

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■2014年8月宿泊

Check In

「ソラリア西鉄ホテル銀座」が建つのは銀座四丁目の松屋通り沿い。地下鉄の各駅からは至近距離で、東銀座駅からは羽田空港までストレートにアクセスできて非常に便利な立地。(エアポート快特は東銀座を通過する列車が多いので要注意)

ただし、目抜き通り沿いではなく、看板もやや地味なので見落としてしまうかもしれません。

「ホテル西洋銀座」こそ2013年春に閉館しましたが、周囲には今も「メルキュールホテル銀座」や「ホテルモントレ銀座」などミドルクラスのホテルが多く存在し、年末には「ミレニアム三井ガーデンホテル東京」が晴海通りの反対側にオープン予定です。

フロントは小さなカウンター。チェックインの手続きは丁寧かつスピーディーに完了。宿泊代金は前払い制で明細書をその場で発行してくれました。

フロントの奥には宿泊客が自由に使用できる「プライベートラウンジ」が設けられています。コンパクトなロビーとは異なり、こちらは天井が高くて広々。照度は控えめでムーディーな空間になっています。

ここはクラブラウンジのようにスタッフが常駐してのサービスは無く、また「ホテルアソシア新横浜」のようなドリンクバーもありません。

テーブルはコーヒーテーブル程度のものしかないため、自分のPCを広げてガッツリ仕事をするという用途には不向きです。

騒がしいフロントと隔離されているのは嬉しいけれど、あくまでちょっとした休憩スペースと考えた方が良さそうです。

エレベーターは2基。客室階へ行くにはルームキーが必要で、自分の宿泊階にしか停止しないセキュリティが施されています。

しかし、13階建てで客室数もそれほど多くないのに、待たされることが多々あった点は要改善だと思います。

廊下は昼間でも薄暗く、少し和のテイスト。スポットライトの明かりは江戸切り子風で美しい。

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Room

今回の部屋は「ツイン」。このホテルでは最も多い客室タイプです。面積は24㎡と一般的ながら、幅は3mほどしかありません。

この部屋の天井高は2.7mですが、最上階の「エグゼクティブダブル」は5mもあるそうです。

クローゼットは新宿の「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」と同じくハンガーをスライドドアと並行にかけるタイプ。リセッシュが用意されているものの、スリッパはウォッシャブルタイプだけなのは残念。

クローゼットの脇にはティーセットコーナーと冷蔵庫。ティーセットはインスタントコーヒーと煎茶、ジャスミンティーのティーバッグと無料のクリスタルガイザーが2本。冷蔵庫の中は空っぽです。

このティーセットコーナーやクローゼットは空きスペースが多くてガランとしている印象を受けます。

テレビは壁掛け式の日立製「Wooo L37-H07」。角度を調整できないためソファからだと斜めに視聴することになってしまうし、音がかなり籠もっていて聞き取りづらい。

バスブーストという機能を解除すればある程度はクリアになるようですが、ホテル仕様のリモコンでは対応できず…。

客室の幅が狭いため、ライティングデスクは窓に向けて設置されています。幅1m×奥行き47cmで書類を大量に広げるにはやや物足りないし、立て付けが悪くグラグラしていて使い勝手も悪い。

スタンドライトはちょっと変わった円盤状。パワーはあまり無いけれど、デスク上のダウンライトが強力なので特に問題は感じませんでした。インターネット接続は有線・無線ともに無料。下り5.8M、上り1.5Mbps程度と低速です。

デスク脇の狭いスペースにはコーヒーテーブルとソファが置かれています。このソファはコンパクトな上に座り心地も固くて寛げません。

ベッドは115cm幅の日本ベッド製マットレス「Silky Pocket レギュラータイプ」。寝心地は文句ないけれどシーツの肌触りは今ひとつ。マットレスに拘るならリネンにも気を配ってほしいですね。

ベッドの上に置かれたクッションは派手なゴールド。またヘッドボード上のパネルはレインボーブリッジと東京タワーの夜景。このあたりは一昔前のラブホテルみたいなセンスです。

ルームサービスは無し。新聞は1階のエレベーター前で配布されています。

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Bath Room

バスルームは洗い場付き。このホテルでは「シングル」でも洗い場付きなのに、なぜか「ダブル」だけはユニットバスになるので注意が必要です。

バスルームの入り口は客室ドアのすぐ脇にあって扉はスライドドア。フローリングのトイレ&洗面スペースは非常にコンパクト。アメニティは必要最低限の品揃えでバスソルトはありません。

基礎化粧品は「レディース優先フロア」のみ。シャンプー類は大ボトルの「プロバンシア」。

ウェットスペースは「ロイヤルパークホテル ザ汐留」(旧ロイヤルパーク汐留タワー)よりもゆったり。それでも立ったままシャワーを浴びるとバスタブまで水が飛び散るのでバスチェアが無いのはちょっと不便。

バスタブは長さがやや物足りないけれど、幅と深さは申し分なし。オーバーフローが無いためお湯を溢れさせることができます。

このバスタブは「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」よりも快適。ただし、カランの水圧は低く、お湯をためるのには時間を要します。

トイレは個室タイプではなく、シンク脇に。

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View

窓は2枚に分かれていて、1/3ほどを占める方は開閉が可能ですがプライバシーフィルムが貼られています。カーテンは外側に安っぽいドレープと内側にレース。

周囲をビルに囲まれた立地なので眺望は全く期待できません。特にこの日は客室最下階の3階だったので、目の前の「一風堂」ビュー。

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Breakfast

朝食は2階のイタリアンレストラン「Furutoshi」で7:00~10:00に供されているビュッフェ。カトラリーやコーヒーもすべてセルフサービスです。

店内は窓が大きく、木を多用した暖かいインテリア。しかし、隣席との間隔が狭い場所が多く、通路はすれ違うのも厳しいほどに細い。

入店してスタッフに朝食券を差し出すと「予約席」と書かれたカードを渡されました。これで席を確保してからビュッフェ台に行けということみたいです。

ビュッフェ台に並べられた料理の品数はかなり少なく、温製はスクランブルエッグとソーセージ、スープのみ。冷製はサラダのほか、ジャーマンポテト、ズッキーニのマリネ、蕪のカルパッチョ、モルダデッラ程度。和食は日替わりの炊き込みご飯しかありません。(この日は「鶏肉と椎茸の炊き込みご飯」)。

パンはトースト、フォカッチャ、クロワッサン、アップルパイの4種類。クロワッサンは温かく、サクサクで美味しかった。

食べログでの評価は高いけれど、この品揃えで2,100円は高すぎ。同等グレードのホテルと思われる「ザ・ゲートホテル雷門」や「庭のホテル東京」のように特色あるメニューもありません。

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Impression

同ホテルを運営する西鉄ホテルズには「西鉄イン」という宿泊特化型ホテルがあり、福岡・銀座・鹿児島の「ソラリアホテル」はそれよりも少しハイグレードという位置づけ。

今回の部屋はそれなりにまとまっていますが、ソファやシーツ、カーテン、家具などの質感はやはりビシネスホテルの域を出ません。また、東京夜景のパネルや派手なクッションなど、そのセンスはかなり微妙。

そのあたりを気にしないのであれば、快適なベッド・洗い場付きバスルーム・便利な立地という点で満足できるでしょう。しかし、銀座という立地ゆえなのか、このグレードで2万円超は割高な印象です。

■ソラリア西鉄ホテル銀座宿泊記②

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ソラリア西鉄ホテル銀座
〒104-0061 中央区銀座4-9-2
TEL 03-6731-5555
チェックイン15:00 チェックアウト11:00

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