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■2016年7月宿泊
Check In
「京都ホテルオークラ」は御池通と河原町通の交差点に建っています。市営地下鉄東西線の京都市役所前駅に直結しているので雨の日でも濡れずにアクセスが可能です。
また、京都駅の中央口前には「ウェルカムラウンジ」が設置されています。ラウンジそのものは窓が無い20席程度のコンパクトなものだし、ドリンクはディスペンサー式のセルフサービスなので見るべき点はありません。
暑い時季の休憩には便利なスペースかもしれませんが、ホテルへの無料送迎バスは最終便が18:00発というのは早すぎでしょう。
なお、同ラウンジはダイナースクラブ会員も利用可能です。
こちらはメインエントランス。ドアマンは見かけませんでした。
河原町通に面したエントランス。メインエントランスではないけれど立派な造り。
ロビーは天井が高く質感が高い。中央には生花と多数のソファが配置され、その周りには神殿のような太い柱が並んでいます。
2階へ続く大階段は強い存在感を示しています。フロントは奥のカウンター。チェックイン時には夕刊紙が渡され、また朝食券は丁寧に封筒へと入れてくれました。
スタッフの対応は総じて好印象で、特に客室へアテンドしてくれたベルガールは常に笑顔を絶やさない気持ちの良い対応でした。
エレベーターのカゴは3基。綺麗にメンテナンスされていますが、旧型なのか各階に停止するとガタッというショックがあります。
ホテルの建物は17階建てで最上階には「スカイレストラン ピトレスク」、「鉄板焼ときわ」と朝食会場でもある「トップラウンジ オリゾンテ」。
客室は7階から16階に配され、うち16階は「エグゼクティブフロア」と位置づけられています。
ルームナンバーは少し変わっていて、今回アサインされた部屋は15階だけど、部屋番号は20**という不思議なナンバリングでした。
7階から17階までは吹き抜けになっており、客室はそれを囲む回廊式。
「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」や「京都ブライトンホテル」などロビー階を含めた全フロアが吹き抜けになっているホテルは多いけど、一部のフロアのみというのは少し珍しい造りですね。
フロアの中央には渡り廊下が設けられていて、下には「源氏物語をモチーフにした」という大型のステンドグラスが飾られていました。
Room
今回の部屋は東山サイドの「スーペリアツイン」。客室は2006年から2008年にかけて改装されていて、デザインは2種類。今回アサインされたのは「明るめの黄色・柑子色、鞠塵色をベースにした、柔らかで明るい雰囲気」だという「タイプA」。
改装からまだ10年ほどしか経っていない割にやや古さを感じますが、ナチュラルなデザインはクセの無い万人向けと言えます。天井高は2.6mと決して高くは無いけれど、すっきりしたレイアウトだからか、低さは感じません。
なお、もう一つの客室タイプは「蓬色や萌黄色など京の伝統を意識した色彩に、ダークな色彩の木や金箔を施したアートワークでスタイリッシュな印象を醸し出す」というシックなデザインの「タイプB」。写真を見る限り、こちらの方がモダンな印象を受けますね。
クローゼットは鏡張りのスライドドア。中にチェストは無く、安っぽい使い捨てスリッパが置かれているだけ。バスローブは肌触りの良い上質なものですが、使い込まれていてゴワゴワ。
テレビはPanasonicの「VIERA TH-43D300HT」というモデル。
ティーセットは煎茶とほうじ茶だけという寂しい品揃え。また、グラスや湯飲みがキャビネットに収められているのに、ポットとワイングラス、有料コーヒーはキャビネット上というのは格好悪い。どこか一箇所にまとめて欲しかった。
ライティングデスクは独立型だけど、目の前に大きな鏡があり、奥行きも51cmしかないためハードワークには不向きな印象です。
窓際にはデスクチェアがもう一脚と大型のアームチェア。コーヒーテーブルには、ホテルオークラ定番の折り鶴が置かれていました。
ベッドはヘッドボードが2つに分かれているデザインでマットレスは120cm幅。ブランド名は確認できませんでしたが、「しっかりと身体に密着し最高の寝心地を実現する「ポケットコイル式マットレス」とのことで、寝心地は柔らかめで良好です。
ただし、掛け布団の肌触りは良いけれど、シーツのそれは安っぽい。
ナイトテーブルは中央に1台。コンセントはありません。パジャマはワッフル地で気持ちが良い。貸し出し物のアイロン台は小さいものでがっかり。
ルームサービスのメニューは豊富で24時まで。館内のレストランのメニューもありました。朝食のセットメニューはコンチネンタル(2,138円)、アメリカン(3,326円)、ヘルシー(3,801円)と和朝食(3,326円)の4種類。開始時間は遅く、洋食は6時半から。和朝食に至っては7時からしか注文できないのはちょっと残念。
Bath Room
バスルームはシャワーブースつきで広々とした造り。ただし、質感は高くなく、トイレは個室じゃないし、ドアは「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」並に安っぽい。ティッシュケースが傷だらけなのも質感を大きく損ねています。
使い勝手もイマイチで、タオルラックはシンク上にあるだけでバスタブ上には無いし、バスマットは1枚しかなく、シャワーブース前がベチャベチャになります。
バスタブはハンドレストつき。幅と深さはやや物足りず、このバスルームの広さからすればもう一回り大きいものを設置できたような気がします。
アメニティは当ホテルのロゴ入り。桜・竹の香りがする入浴剤もありました。シャンプー類はPOLA製の「アロマエッセゴールド」。バスタオルはバスローブと同じく今治タオル。ふんわり度は高いけれど劣化していてゴワゴワ。
View
窓は幅2.3m×高さ1.4mとワイドなサイズ。ただし、窓の外には柱があり、左右の視界を少しだけ遮ります。今回の部屋は東山側。リバーフロントでは無いものの、鴨川を見下ろし、遠くの山々を望む眺めは美しく、見飽きません。
Breakfast
朝食は「京料理 入舟」、「トップラウンジ オリゾンテ」、「中国料理 桃李」の3箇所で提供されています。一番人気は最上階からの眺望が魅力的な「オリゾンテ」の和洋ビュッフェだそうですが、今回は中華バイキングに惹かれて「桃李」を選んでみました。
お店があるのは地下1階のショッピングアーケード内。朝食の時間帯に他店は営業しておらず、このフロアは閑散としているため、「本当にここで良いのか?」と不安になりました。
店内はモダンなインテリアで大理石の床が特徴的。目の前で作ってくれる料理は汁そば、フカヒレスープ、フォー、水餃子に加え、オムレツとフライドエッグという洋食メニューも用意されていました。汁そばはお茶碗サイズで細い縮れ麺に薄味のスープという組み合わせでした。
ビュッフェ台に並ぶ中華メニューはイカの揚げもの、海老チリ、蒸した白身魚、若鶏の唐揚げ、カスタード入り蒸しまんじゅう、タマネギの焼売、小籠包、炒飯、タピオカミルクと杏仁豆腐など。洋食メニューとしては海老フライ、ベーコン、ソーセージ、チャプチュ(春雨炒め)もありました。
洋食もあるとはいえ、中心はやはり中華料理。朝から中華なのはテンションが上がります。チャーハンはパラパラかつスパイシーで美味しかった。ただ、他の中華メニューは作り置き感が気になるし、品数も少し物足りない。洋食メニューはいらないから中華をもっと増やして欲しいと感じました。
Impression
建て替えの際に大騒ぎとなっただけに、現在の建物はなかなか気合いの入った造り。さすがに経年劣化は隠せませんが、質感は高い。交通アクセスも良好ですし、京都滞在時の有力候補だと思います。
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京都ホテルオークラ
〒604-8558 京都市中京区河原町御池
TEL 075-211-5111
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