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■2016年8月宿泊
Check In
「JR九州ホテル長崎」は駅に隣接する「アミュプラザ長崎」の上層階に位置しています。改札前に広がる「かもめ広場」のエスカレーターを上ればホテルのエントランスなので立地は抜群。
なお、かもめ広場はドーム状の屋根に覆われているので、駅からは雨の日でも濡れずにアクセスが可能です。
もちろん、長崎空港行きのバスターミナルや市電の停留所もすぐそばにあります。
当ホテルが2000年に開業してから15年以上経過していますが、2012年末にフルリニューアルしているため館内はとても綺麗で真新しいホテルのよう。
コンパクトなロビーは木目を多用していて暖かみを感じられます。チェックインの手続きはスピーディーでしたが、半年前に宿泊したのに住所と電話番号をレジストリーカードに書かなきゃいけないのはちょっと面倒。
宿泊代金は前払い制。領収書はチェックアウト時に渡されるというビジネスホテルらしいオペレーションです。
客室階は6~10階に設置され、5階の連絡通路ではアミュプラザのレストラン街「アミュちゅうぼー」に接続しています。この連絡通路を使うにはルームキーが必要です。
2基のエレベーターはシースルー。長崎駅から延びる線路の先には「ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション(旧ベストウェスタンプレミアホテル長崎)」がよく見えます。
廊下は一直線で、ビジネスホテルらしい簡素な造り。客室は南北に真っ直ぐ並んでいます。
Room
客室タイプはシンプルな構成で「シングル」、「ダブル」、「スタンダードツイン」、「デラックスツイン」、「バリアフリーツイン」の5種類。全144室のうちシングルが114室を占め、ツインはスタンダードツインとデラックスツインを合わせて24室、ダブルルームはたった5室しかありません。
なお、デラックスツインはスタンダードツインよりも多い14室。このクラスのホテルにしては強気な価格設定で、スタンダードツインは満室でもデラックスツインの方は売れ残っていることが多いです。
今回利用したのは数少ない「ダブルルーム」。部屋の面積は21㎡で、天井高は2.4mとやや低い。室内のインテリアは落ち着いたブラウンで統一されていて、ベッド上の若草色がアクセントになっています。
その下部にはモザイクで作られたラインがあり、上部には中国格子柄に飾られているのがユニークです。そういえば、新地中華街にほど近い「出島の湯 ドーミーイン長崎」 でも中国格子が使われていました。
クローゼットの扉は鏡張りで、ドアストッパーがあるため完全には閉まりません。中には消臭スプレーと使い捨てスリッパ、チェスト。セーフティボックスが用意されているのは「デラックスツイン」だけだそうです。
テレビは三菱電機製の「REAL LCD-32B3」。
ライティングデスクは横長型。デスクスタンドに加え、頭上にはシンプルなペンダントライトがあります。奥行きは55cmあり、机の上を片付ければワークスペースはそれなりに広い。
冷蔵庫は空っぽ、ティーセットはインスタントコーヒーと煎茶のティーバッグです。
デスクチェアと窓際のアームチェアは赤いストライプ柄。アームチェアは思いのほか座り心地が良かったです。これでオットマンがもしあればもっと快適なのに。
ベッドは160cmのシモンズ製マットレスで一安心。ナイトテーブルは両サイドにあり、コンセントもそれぞれに用意されています。また、レンタル品のアイロン台は大型サイズで使い勝手は良好です。
Bath Room
バスルームはコンパクトなユニット。改装された割に下水の匂いがやや気になります。
タオルはバスタオルとフェイスタオルが2枚ずつで、ハンドタオルはありません。アメニティはJR九州ホテルズ共通の物。シャンプー類は資生堂の「THE AMENITY」が大ボトル。
バスタブはヘチマ形で深さがあるのでまずまずの快適さ。シャワーの水圧も問題ありません。一方、シンクは小さくて私物を載せるスペースが狭くて不便。
View
窓からの眺望は長崎市街地サイドと稲佐山サイドの2方面あり、今回の部屋は長崎市街地サイドでした。正面に見えるのは老舗の「ホテルニュー長崎」。低層階の部屋だったため、アミュプラザの屋根が視界の大半を占め、眺めは今ひとつ。
稲佐山サイドの方が開けているのでリクエストした方が良いと思います。カーテンの遮光性は残念ながら今ひとつで、端っこから光が漏れてしまいます。
こちらは稲佐山方面側の眺め。はこちらの方が開けているので良いですね。
Impression
ビジネスホテルに求める「清潔さ、ベッドの快適さ、アクセスの良さ」はいずれもクリアしていると思います。なにせ駅前なので早朝の出発には最適です。長崎新地などの繁華街までは少し距離があるけれど、タクシーで初乗り+α程度なので許容範囲内でしょう。
何度か宿泊して気になったのは、上の階から聞こえるドンドンという足音。何らかの対策が必要じゃないでしょうか。
ただし、最近は「フォルツァ長崎」のようにビュッフェの朝食が豪華だったり、「ドーミーイン長崎」のように大浴場があるなど付加価値がついたビジネスホテルが増えています。
「寝るだけ」以上のことを求められると分が悪いし、朝食会場がロイヤルホストというのも好き嫌いが分かれるところ。
JR九州ホテル長崎
〒850-0058 長崎市尾上町1-1
TEL 095-832-8000
チェックイン14:00 チェックアウト11:00