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■2012年4月ほか宿泊
Check In
「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」へは、JR目白駅からタクシーで故田中角栄氏の「目白御殿」前を通って7~8分。地下鉄有楽町線の江戸川橋駅からは急坂を登って徒歩10分程です。
駅からは離れているし、東京駅や羽田空港へは遠いのでアクセスは良くありません。だからこその静かな環境が当ホテルの魅力の一つと言えます。
目白通りを曲ってからエントランスに至るアプローチは長く、高級ホテルらしくて心躍ります。
エントランスを抜けてすぐ目につく右側のカウンターはフロントではなくクローク&ベルキャプテンデスクです。正面に広がるロビーはラグジュアリー感溢れるゆったりとした造り。
生花や花瓶が数多く置かれ、オリエンタルなムードが漂っています。木目と花柄を上品に組み合わせた内装は、どことなく「ザ・リッツ・カールトン大阪 」に通じるもの。(開業は当ホテルの方が先ですが)
ロビーの奥にはアフタヌーンティーセットで有名な「ル・ジャルダン」があって、右に進むと隣接する椿山荘に連絡しています。
フロントは左側の奥まったところにあって意外なほどにこぢんまり。応対するスタッフは3人ほどしかいないため、時間帯によっては順番待ちになります。それでも行列を作らせるなど無粋なことはせず、スタッフに名前を告げてソファに座って待っていれば順に案内されます。
チェックインの手続きは淡々としたものですが必要事項などはきっちりと案内されるので不満はありません。手渡されたルームキーは平凡なカードキー。このホテルには重い鍵が似合うのに。
ロビー階のエレベーターホールはグリーンの大理石をふんだんに使い、天井にはシャンデリア。とってもゴージャスですね。
一方、客室階のエレベーターは派手さ控えめで上品な造り。
エレベーターホールの窓からは目白台方面を望みます。客室カテゴリで「シティビュー」とされている眺めになります。
廊下に窓はほとんど無く、やや暗い。横に長いホテルなので、神田川に近い部屋にアサインされると結構歩きます。
Room
今回の部屋は9階の「スーペリアキング・ガーデンビュー」。当ホテルには広大な庭園を見渡す「ガーデンビュー」と目白台の街並みを望む「シティビュー」の2つがあり、ガーデンビューの方が7,000円ほど高い設定になっています。
クローゼットの中には大きめのセーフティボックス。ここにチェストはありません。
冷蔵庫の中はぎっしりです。
このスーペリアルームは当ホテルの標準客室ですが、それでも45㎡と十分な広さを持っています。むしろ「デラックスルーム」は使い切れていないスペースが多い気がするので、これくらいの広さがちょうど良いと思います。
シーリングライトはクラシカルなデザインです。
大きなアーモアにはSHARP製液晶テレビ「LC-32GD3」が収納されています。テレビは台を引き出して少しだけ角度を変えられますが、部屋が広いだけに32インチでは物足りないです。
DVDプレーヤーはビクター製「XV-P303」、そしてONKYO製のMDコンポを収納。
家具は「ザ・リッツ・カールトン大阪」と同じくアメリカのベーカー社製です。ライティングデスクは大型の独立型。天板にガラスがはめ込まれています。デスクチェアはクッションが効いていて仕事が捗ります。ただ、スイートとは違って壁に向いているのは残念。庭園を見ながらのデスクワークがオツなのに。
窓際には一人がけのソファが2脚、窓に背を向けて置かれています。オットマンはありませんが、それを補うばかりにフカフカで座り心地は大変良い。
マットレスは183cm幅のシーリー製。ぐっと沈み込み、シモンズ製マットレスよりも柔らかい。好みの分かれる寝心地ですが、僕は大好きなベッドの一つ。リネンの肌触りも上質です。
客室係にアイロンを借りると、アイロン台はもちろんの事、アイロン糊まで持ってきてくれます。頼んでもいないのに糊を持ってきてくれるホテルはここ以外に知りません。ターンダウンは二人がかり。あっという間に終わってびっくりしました。
Bath Room
大理石の壁に囲まれた明るいバスルームはどのグレードの部屋でもほぼ同じ造り。シンクはシングルだけど広々としていて使い勝手は良い。
シンク上のテレビ、以前はSONY製のトリニトロンでしたが、地デジ化と共に変更されて現在はエスケイネット製の13.3インチ液晶。シンクに置くには大きすぎるし、バスタブから見づらい角度なのは相変わらず。
バスタブ正面にシャワーブースがあるため置き場所が無いのは分かるけれど、もう一工夫ほしいところ。
トイレはもちろん個室タイプです。
バスタブは大きく、深さもあってかなり快適。注意書きが添えられる程に水圧は高く、あっという間にお湯が溜まる。ハンドシャワーもあるけれど、シャワーカーテンが無いのでバスタブを洗い流す以外に用途はあまり無い。
シャンプー類はロクシタン。固形石鹸やバスジェルなどは「ヴァーベナ」なのにシャンプーは「プロヴァンスアロマ」というライン。
その他のアメニティはやや平凡な品揃え。ブラシは無くてコームのみ。ゆっくり楽しめるバスルームなんだからバスソルトくらいは置いてほしい。
シャワーブースはバスタブの隣に設置されています。
View
ガーデンビューの客室からは広大な庭園を望みます。欲を言えばバルコニーがほしいところですが、大きな窓越しでも十分な癒し効果があると言えるでしょう。
この日はエレベーターホールを出て右側、正面玄関や目白通りに近い客室にアサインされました。ここからだとホテル低層階の屋根が視界にかなり入ります。
その屋根にも木が植えられていてガーデン風。無機質な眺めでは無いけれど、神田川により近い部屋の方が「ガーデンビュー」を堪能できると思います。
夜間は三重塔や庭園がライトアップされます。高層階よりも昼景を間近に楽しめる低層階の方が良いかもしれません。
窓というか部屋の先端部分は大きくせり出しているためワイドな眺望を楽しめる反面、隣室や斜め上下部屋がよく見えます(苦笑)。
窓のカーテンはドレープのみ電動でレースは手動。最初は「中途半端だなぁ」と感じたけれど、寝起きの誤操作で恥ずかしい姿を晒してしまわぬよう、あえてそうしているのかもしれません。
Breakfast
朝食はメインダイニング「イル・テアトロ」と2階の「日本料理 みゆき」で提供されています。今回は「イル・テアトロ」を利用しました。広大な庭園は朝が一番気持ちの良い眺め。でも当店に窓側の席は少ないので、窓側をキープできなかった場合は食後の散策がオススメです。
店内の照度はやや控え目で朝でもやや暗い。中央には大きな生花も飾られてゴージャス感は十分です。もちろん朝食でも真っ白なクロスがかけられています。外国人比率・パワーブレックファースト率共に高く、7時台でも結構混んでいました。
当店の朝食はセットメニューのみ。やはりホテルの優雅な朝食はこれに限ります。騒がしいビュッフェなんて嫌なのです。なお、エッグベネディクトはアラカルトで用意されています。
いただいたのは「アメリカン・ブレックファースト」で、卵料理はオムレツにソーセージ添え、パンはモーニングベーカリーを選択しました。
オムレツは美しいプレーン。ほど良いトロトロさで甘さ控えめなのも嬉しいポイント。付け合わせはフライドポテト、ソテーしたトマト、そしてなぜかタケノコ。ソーセージは結構なビッグサイズだけど、プリプリ感は今ひとつ。
パンはクロワッサン、マフィン、それに甘いシナモンロールの3種類。クロワッサンは「ザ・リッツ・カールトン大阪」のプレミアムクロワッサンに軍配です。
「日本料理 みゆき」の和朝食についてはこちらで。
Spa&Fitness
2階のスパとフィットネスジムについてはこちらで。
Impression
このホテルは大のお気に入り。「ホテルニューオータニ」や「グランドプリンスホテル高輪」など、庭園をウリにするホテルは数多くあるけれど、都内では当ホテルのガーデンビューが一番だと思います。
アクセスに難があるとはいえ、逆に言えば人も少ないのでリゾート感をじっくりと満喫できます。ただし、週末は椿山荘を含めて多くの婚礼が行わるため、ロビー周辺は大変混雑します。この日はそれに加えて桜が満開の週末。ロビーだけでなく庭園や神田川沿いの道も凄まじい人だかりでした。当ホテルの利用は平日に限る。
「2012年12月末をもってフォーシーズンズホテル&リゾーツとの提携を終了」という衝撃的なニュースが流れてから4ヶ月が過ぎました。藤田観光による単独運営となってどう変わるのかは分かりませんが、このホテルのもつ重厚な雰囲気はいつまでも保ってほしいもの。朝食バイキングだけは止めてほしいですね。
■一休.comレストランでイル・テアトロ(イタリア料理)を予約する
■一休.comレストランでカジュアルダイニング ザ・ビストロ(洋食)を予約する
■一休.comレストランで日本料理みゆき(懐石・会席料理)を予約する
■一休.comレストランで石焼料理 木春堂(和食・鉄板焼き)を予約する
ホテル椿山荘東京
〒112-8680 文京区関口2-10-8
TEL 03-3943-0996
チェックイン15:00 チェックアウト12:00