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■2016年1月ほか宿泊
Check In
「ザ・リッツ・カールトン大阪 」は西梅田に建つハービスOSAKA内に位置しています。同じ梅田エリアでも「阪急インターナショナル」は最も東側、当ホテルは西の外れにあるため両ホテルはかなり離れています。
JR大阪駅からは徒歩10分弱。地下道を通れば雨の日でも濡れずにアクセスできますが、梅田の地下街は分岐が多くてカオス状態。
地上に出て交差点を渡り、阪神百貨店→「ヒルトン大阪」→ハービスENT沿いに真っ直ぐ歩いた方が分かりやすい。
ホテル脇のプロムナードに設けられた小さなエントランス。ここにドアマンは不在です。
大阪駅や梅田駅から地下を通ってアクセスした場合に最寄りとなる地下のエントランス。噴水に面したガーデンアベニューを歩いた先にあります。
メインエントランスは西梅田公園側。道路からの長いアプローチには高級車がズラリと並んでいて壮観です。扉は手動式でゲストが近づくとドアマンが気持ちの良い笑顔で開けてくれます。
フロントは背後に大きな絵画が飾られたカウンター。ラゲッジ台はありませんが、ベルがすぐに駆け寄って来てバッグを預かってくれます。「ヒルトン東京」のようにバッグを手に持ったままチェックインとなる心配はありません。(その後、2012年夏にラゲッジ台が置かれました)。
なお、クラブレベル(クラブフロア)に宿泊時はクラブラウンジでのチェックインとなりますが、ラウンジのある34階へ行くにはルームキーが必要となるため、スタッフに声をかけて案内してもらいます。
館内のインテリアは18世紀のジョージアンスタイル。ホテルというよりも貴族の邸宅のようで、とても格調高い雰囲気ながらほっとできる暖かみをどこか感じられます。ロビーや廊下、レストランなどいたる場所に美術品が飾られていて、その数はなんと約450点にも及ぶそうです。
フロント横にあるロビーはこぢんまりしたもの。「吹き抜け・大階段・シースルーエレベーター」といったグランドホテルのそれではありません。リビングのようなスペースにはフェイクでは無い本物の暖炉やソファ、そして四季を通じて美しい生花が置かれています。
このロビーには毎年11月中旬頃からクリスマスツリーが飾られてより一層華やかなムードに包まれます。しかしその時期は記念撮影をするゲストで大混雑するので、館内をゆっくりと散策したいなら早朝か照明をぐっと落とす深夜がオススメです。
エレベーターホールは、イタリアンレストラン「スプレンディード」脇の細い通路を進んだ先の目立たない場所にあります。
このホテルのコンセプトは「もう一つの我が家」であり、我が家には無いこうした近代的な人工物はなるべく人目に付かない場所に造られているそうです。
「ホテルの中のホテル」と呼ばれるクラブフロアは33~35階に設置され、ルームキーを挿さないとエレベーターは停止しません。
ただし、クラブフロア間は階段で繋がっているのでエレベーターを使わずともクラブラウンジにアクセスができて便利です。
(更に上層の36・37階は「スカイビューフロア」というフロアです)
Room
今回の部屋は「クラブスーペリア・ダブル」。基本的な部屋の造りは階下のレギュラーフロアと同じで面積は約43㎡、天井高は約2.7m。
レギュラーフロアとスカイビューフロアが青を基調としているのに対し、クラブフロアはソファやベッドスローに赤を用いています。
パブリックエリアと同じく室内にも多くのアートが飾られていて、その数は7枚ほどでしょうか。
クローゼットは広く、セーフティボックスやチェストが置かれています。バスローブはテリー織りで重いけれど、肌触りは抜群です。
パジャマはツーピースタイプ。優しい素材が用いられていて着心地は大変良く、買って帰りたくなるほど。
ミニバーにはリチャード・ジノリのティーセット。以前は「テイラーズ・オブ・ハロゲイト」のティーバッグと「クリスタルガイザー」が置かれていましたが、現在はそれぞれホテルオリジナルに、リッツのライオンロゴ型の角砂糖も普通のパック入りに変わってしまいました。
テレビはPanasonicのプラズマ「VIERA TH37-PX600」。残念ながらBSデジタルには非対応です。下部にはSONY製DVDプレーヤー「DVP-NS53P」。これらが納められたアーモアはかなり大型だけど、部屋が広いので「シェラトン都ホテル東京」で感じたような圧迫感はありません。
ライティングデスクは窓際に設置。天板にはガラスがはめ込まれ、レザーマットも用意されています。このデスクは大型で使い勝手は大変良く、仕事が捗ります。
デスクの側面にはコンセントが2つとAV入力端子、iPod対応端子がついていて、ここから入力した音はアーモア内の専用スピーカーから出力されます。
ソファは一人掛けのものが二脚あり、うち一脚はオットマンつき。ゆったりとしていて座り心地はとても良好。「ジュニアスイート」の2人掛けソファは固いので、こちらの方が好きですね。
ソファサイドの丸テーブルにはホテルオリジナルの「ジャンボチョコチップクッキー」。1階のグルメショップで購入でき、お土産に買っていくと好評です。
ベッドは183cm幅で床からの高さは70cmもあります。マットレスは日本ベッド製「Silky Pocketのソフトタイプ」で、レギュラーフロアでも同じマットレスが使われています。
さらにクラブフロアの場合は「インターコンチネンタルホテル大阪」と同じく、マットレスの上に厚みのあるフェザーマットが敷かれているので柔らかさが格段に違います。シーリー製マットレスのような沈み込む感覚とは違い、支えられている感が強い寝心地です。
フレッテ製のシーツは滑らかさが非常に高くて気持ち良い。このベッドは最も好きなベッドの一つで、マットレスは自宅にも導入してしまいました。
ターンダウンは17:00から。使用したリネンの交換、ゴミ捨て、ベッドの準備、氷の用意などの他、去年ぐらいからは和菓子とお茶のセットが置かれるようになりました。
Bath Room
バスルームには白い大理石が贅沢に使われて優雅さ満点。ベッドルームとは異なり、照度が非常に高くて広さも申し分無い。
シンクはダブルボウル。広々としていて私物を置くスペースもたっぷりです。
ヘアブラシはクッションつきで「ホテルオークラ東京」や「京王プラザホテル」などと同じタイプ。入浴剤は「クナイプ」のバスソルト。(※2012年9月追記:最近になってバスソルトはリクエストベースになってしまいました)
シャンプー類は2010年5月頃に「Asprey」へと変更されました。1781年創業のイギリスを代表する高級ブランドですが、ちょっとクセの強い香りなので賛否両論。そういえば1階フロント前のテナントも田崎真珠からこのAspreyに変わりました。
(※2013年1月追記:写真はボトルタイプですが2013年にチューブタイプへ変更されました)
また、Aspreyへの変更とほぼ同じタイミングでアメニティやタオルなどのカラーリングがブルーからプラチナに変更されました。これはこれで高級感があるけれど、ブルーゴブレットが無くなってしまったのはちょっと悲しい。ブルーゴブレットはザ・リッツ・カールトンの象徴だと思うので。
サイドの鏡にはテレビが埋め込まれています。ただし画面が正面の鏡に写り込んでしまうなど利便性は今ひとつ。
シャワーブースは3面を大理石に覆われているゴージャスな空間。ただしシャワーは固定式で使い勝手は今ひとつ。「インターコンチネンタルホテル大阪」や「セントレジスホテル大阪」など最新の高級ホテルは洗い場つきのバスルームが主流なので、この点ではどうしても分が悪い。2017年の全面改装に期待です。
トイレは個室タイプでシャワートイレは「音姫」機能つき。また、トイレットペーパーにはライオンロゴが刻印されています。
二重のシャワーカーテンで仕切られたバスタブは寝そべるタイプ。足をゆったりと伸ばすことができますが、どうしても深さが欲しくなってしまいます。シャワーの水圧は問題無し。
View
カーテンはレース・重厚なドレープ共に電動です。窓はワイドだけど、スーペリアルームは窓の外に避難通路と左右を仕切る壁があるため、デラックスルームに比べると視界はやや狭くなります。
また、北側には明治安田生命ビルと梅田ダイビル、東側にはブリーゼタワーが立ちふさがります。
遮る建物が全く無い南側の部屋からは大阪市街を一望する素晴らしい眺めを楽しめます。日本一の高層ビルで「大阪マリオット都ホテル」が入居する「あべのハルカス」や天理市で行われる花火も小さく見ることができます。
Club Lounge
34階にあるクラブラウンジにはゆったりとした時間が流れています。新聞や雑誌が用意され、Wi-Fiも完備しているので、時間を気にせず過ごすことができます。そうは言っても週末やクリスマス時期は大変混み合い、満席になることもあるため平日の利用がオススメです。
このラウンジではビュッフェ形式で一日5回のフードプレゼンテーションが行われ、入れ替えの時間を除けば常に何かしらの料理が提供されています。ドリンクはオーダー制でメニューは特にありません。もちろん朝からアルコールもOKです。
7:00から供される朝食は充実していて和食もあって、お粥もオーダーできます。パンの種類は豊富。「プレミアムクロワッサン」は最高に美味しいので是非。卵料理は専任コックがオムレツやスクランブルエッグなどを注文に応じて作ってくれます。以前は週末だけのサービスでしたが、現在は平日でも実施されています。
11:00からはサンドイッチなどの軽食。なかなか利用する機会は少ないけれど、軽めのランチなら十分な品揃えだと思います。
午後はスコーンやケーキなどに加え、2012年春からはアフタヌーンティーセットが提供されています。三段重ねの本格的なもので味も上質です。平日のこの時間は女性ばかりということも多い気がします。
17:00からはいわゆるカクテルタイム。他ホテルのクラブラウンジでは簡単なカナッペ程度だけのことが多いけれど、このラウンジでは館内のレストランから運ばれる料理が並びます。時には炊き込みご飯などお腹にたまるものもあり、オードブルの域を超えていますね。
20:00からのナイトキャップではケーキやチョコレート、フルーツポンチや野菜スティックなどの軽いものしかありませんが、ゲストが少ないのでゆっくり寛げます。
そして、このラウンジの価値を高めているのは、もちろん専任コンシェルジュ達。何気ない会話で疲れた心と体が癒されます。ただ、ここ1~2年は人事異動が多く、5年前に比べるとスタッフがほぼ全員入れ替わってしまいました。また、女性コンシェルジュの制服が着物じゃなくなってしまったのも残念。
Impression
このホテルは僕が最も好きなホテルで、これまでの宿泊回数も一番多い。「もう一つの我が家」はちょっと大袈裟だけれど、「お帰りなさいませ●●様」と挨拶されると、「ああ、また戻ってきたな」という気持ちになります。
ハード面では最新のラグジュアリーホテルには勝てないけれど、それを補って余りあるスタッフのホスピタリティがザ・リッツ・カールトン大阪の魅力です。訪れる度に彼女たちから元気をもらい、また同時に僕自身がこのホテルにふさわしい人間になれるよう精進しなければ思うのです。
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ザ・リッツ・カールトン大阪
〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-25
TEL 06-6343-7000
チェックイン15:00 チェックアウト11:00