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■2012年11月宿泊
Check In
夕方、本館のエントランスに到着すると、ちょうど大規模な宴会が終了したタイミングだったようで館内はとても混雑していました。大勢のゲストに対応するベル達も大忙しな様子。
そうはいってもフロント付近はいつも通り静かなもので、待たされることは無くチェックインの手続きが行われました。
今回はこれまでの利用履歴を確認してくれたようで、手続きはサインだけで完了。ベルのアテンドを断って客室へ向かいます。
アサインされたのは本館の3階。建物は坂の途中に建っているため、ロビーは5階にあたり、3階へはエレベーターで2フロア下ることになります。「マンダリンオリエンタル東京」のような高層ホテルならともかく、客室がロビーより下にあるというのはなんだか変な気分です。
この3階と4階は「コンテンポラリーフロア」と称され、他のフロアとはインテリアや設備などが異なっているそう。客室が並ぶウイングは2本で上層階よりも1本少ないため、見取り図を見るとブーメランのような形をしています。そしてエレベーターホールや廊下はやっぱり広い。
Room
今回の部屋は「スーペリアツイン」。予約したのは「スーペリアダブル」だったけれど、このホテルでは
「一人利用の場合はツインルームになることがございます」
という但し書きがついていて、今回はそれが適用になったという訳です。
もちろん、その但し書きは承知の上で利用しているし、格安プランなので文句はありません。しかし、予約はあくまでダブルルームなのだから客室をアサインした時点もしくはチェックインの時にその旨を案内すべきだと思います。
ホテルオークラにとってはダブルベッドがツインベッドに替わることは些細な違いということなんでしょうか。
客室のドアは安っぽく、しかも建て付けが悪くてしっかりと閉まらないので廊下や他部屋の音がダダ漏れ。特にドアの開閉音はかなり耳障りでした。
そのドアを開けてすぐのスペースはホワイエと呼べるくらい幅が広くてゆったりしています。クローゼットの扉は2枚のスライドドアで、中には3段チェスト、バスローブと使い捨てスリッパ。スリッパは薄っぺらくてホテルロゴなどはありません。
この部屋の面積は36㎡。前回の「スタンダードダブル」は30㎡弱だったのでその差は約6㎡。窓付近やバスルームにはゆとりがあって数字以上の差を感じます。
室内にはベージュが多用されていて、前回のように派手な部分はほとんどありません。壁紙は和のテイストだけど、高級感はあまり伝わってこないし、切れ目がやたらと目立つのも残念。
デスクは明るい木目の横長タイプ。ハイパワーなスタンドライトに加えてダウンライトもあるため机上は非常に明るくて快適。インターネット接続は無料で下り26.6Mbps、上り31.1Mbps。コンセントは一カ所しか無くて不便です。
テレビはPanasonic製「VIERA TH-32LX60」。デスクの両サイドは2段のチェストで、うち一つはセーフティボックスになっています。
デスクと窓の間にはティーセット・ミニバー・冷蔵庫が一体化したタワーが。電気ポットに水は入っておらず、富士ミネラルウォーターの1リットルボトルが用意されています。
ベッドは110cm幅×2のハリウッドツイン。「通常の倍以上のコイル数」との触れ込みだけど、置かれているのは日本ベッド製「Beads Pocket」。
う~ん、日本ベッド製でもハイグレードな「Silky Pocket」ならその説明も納得できますが、果たしてこのマットレスで本当に「倍以上」なんでしょうか。
部屋に入ったのは18時過ぎ。既にターンダウンは終わっていたので、この宿泊プランではターンダウンを省略しているようですね。
ベッド上にはダウンライトの読書灯があり、そのライトが当たる位置に鶴と亀の折り紙が置かれています。ベッドに寝ころんで読書をするには自由自在に向きを変えられるアーム型のライトの方が使い勝手は上ですね。
オペレーターに翌朝のモーニングコールをお願いしたら、自動音声でかかってきたのには驚きました。それなら電話機に自分でセットするのと同じじゃないですか。日本を代表するホテルのモーニングコールがこの有様とは…。
Bath Room
バスルームはとても明るい。白い大理石をベースに茶系色を組み合わせあってゴージャスな造り。シンク・トイレ・バスタブが同居するタイプとはいえ、そのゆったり感はスタンダードルームよりだいぶ上。
アメニティはオークラオリジナルでシャンプー類は資生堂製。スキンケアセットも用意されていました。
バスタブは「通常より大きめ」との謳い文句だけど、体感では「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」のそれと同程度で大きいとは思えません。特に幅は狭いので、壁との間に物を置ける程のスペースを確保するならば、もう少しワイドなバスタブをおいて欲しかったと思います。
このバスルームにシャワーブースは無く、またシャワーカーテンの代わりにガラスのスイングドアが設置されています。でも「ザ・ナハテラス」や「ヒルトン東京」などと同じく、バスタブの半分程度しか覆っていないため、シャワーの水が外まで撥ねてしまいます。
このバスルーム、見た目はゴージャスで快適に思えるけれど、使ってみると実は「大したこと無い」印象が残りました。
View
窓は横幅一杯のワイドサイズ。茶色の重いドレープは電動です。レース代わりに二重窓が設けられているのは前回の部屋と同じ。前回は格子模様だったけれど、この部屋は細いラインがたくさん入った障子紙のような模様でした。
今回の眺望は裏側の駐車場サイド。10秒で見飽きる退屈な眺めだし、この日は宴会の荷物搬入が夜遅くまでうるさくて迷惑でした。
Impression
前回より高グレードの部屋でしたが、残念ながらその魅力はイマイチ理解できませんでした。当ホテルは「世界一のフレンチトースト」として名高い「オーキッドルーム」やメインダイニングの「ラ・ベル・エポック」、中華の「桃花林」や優れた朝食を供する「山里」などの有名レストランを多数持っているけれど、客室に関しては大規模な改装(というか改築)が必要な時期にきていると思います。
一休.comなどでは滞在時間を短縮した宿泊プランが公式サイトよりも10,000円以上安く掲載されていて、今回のように早朝チェックアウトならばまさにぴったり。でも、利用してみるとそれら格安プランの値段こそがこの部屋の適正価格に思えます。とてもじゃないけれど、この客室に30,000円以上は払えないです。
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ホテルオークラ東京
〒105-0001 港区虎ノ門2-10-4
TEL 03-3582-0111
チェックイン14:00 チェックアウト12:00