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■2018年8月宿泊
Check In
今年、開業15周年を迎えた「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」。2014年からは近所の「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」と同じくベストブライダル社の傘下となっています。
品川駅から東西自由通路(レインボーロード)を進み、2階のエントランスから建物に入ります。エントランスとロビーがある26階を結ぶエレベーターはスピードが遅くて相変わらず待たされます。
チェックインの手続きはスムーズで、サインだけで完了。冷たいおしぼりが提供されるサービスも健在でした。
客室階行きのエレベーターホールに入るにはルームキーが必要ですが、チェックイン開始時間や朝食時間帯など、出入りが多い時間は開放されていてセキュリティドアが無意味なものに。
エレベーターは3基。シースルーのカゴは天井もガラス張りでアトリウムの眺めを楽しめます。とはいえ、昇降は最大でも6フロア分なのでエレベーターはあっという間に到着します。
客室は27階から32階の全206室。アトリウムを囲むように東西南北に設置されています。
Room
今回利用したのは「デラックスダブル」。予約したのは最もリーズナブルな「クラシック」タイプでしたが、インターコンチネンタルアンバサダーの特典でアップグレードしていただけました。
なお、今年の4月から客室は全室禁煙となっています。
客室面積は32㎡と決して広いとは言えませんが、天井高が3mもあるため息苦しさは感じません。
濃厚な木目調とグレーを基調としていてシンプルというかさっぱりした内装。何度泊まっても高級感は感じません。
ドアを開けると右側にクローゼット、左側にバスルーム。このホワイエ部分はフローリングです。
クローゼットの中にはアイロン、大型のアイロン台、バスローブ、セーフティボックス、チェスト。ハンガーは12本と十分。
予備の枕が棚の上ではなく吊してあるのはちょっと珍しい。バスローブは劣化していてゴワゴワ。
チェストに収納されたパジャマはワンピースタイプながらワッフル地。「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」のペラペラなそれより着心地はずっと上。
テレビは壁掛け式でSONY製「BRAVIA KDL-40EX500」。角度を変えられないためソファからは斜めになるし、高い位置に掛けられているため見上げることになります。
リモコンは使い勝手の悪い簡易タイプ。
ライティングデスクは奥行き60cm。デスクチェアは革張りで座り心地は固い。
ダウンライトはやや離れた位置にあり、スタンドライトも非力なので机上は少し暗い。
天板を持ち上げるとミラーが内蔵されているのはGAデザイン社のお約束。
BOSE製のBluetoothスピーカーが用意されています。
テレビの下には赤ワインとグラスが剥き出しで置かれていて無粋な印象。せめてトレイに載せて欲しい。
引き出しにはミニチュアボトルとティーセット。コーヒーはUCCの「THE BLEND117」とネスカフェゴールドブレンド。
ティーバッグは烏龍茶、煎茶、TWGのアールグレイ、カモミール、イングリッシュブレックファースト。
冷蔵庫の中はパンパン。外国人ゲストが多いからか、7Upとオランジーナが置かれています。ビールはアサヒスーパードライとハイネケン。
アンバサダーのウェルカムギフトは、新馬場「木村家」の品川餅、北品川「あきおか」のおかき、ホテルオリジナルのチョコレート。
窓際のソファは2ピースを並べたもので、使い勝手・座り心地ともに悪い。
ベッドは変わらずエースベッド製のマットレスで180cm幅。ポケットコイル式とのことですが、寝心地は固くて今ひとつ。
壁に掛けられたアートやナイトランプはアシンメトリーなデザイン。
ナイトテーブルは両サイドにあり、窓側のそれにはOAタップ(USBジャックつき)が追加されています。
ルームサービスは24時間営業でメニューは豊富だけど、価格設定はやや高め。また、館内に和食処が無いので和食メニューは鰻重、うどん程度しかありません。
朝食の「アメリカンブレックファスト」は3,500円、「コンチネンタルブレックファスト」は2,600円。アラカルトのエッグベネディクトは2,100円です。
「和朝食」と「ヘルシーブレックファスト」(共には2,800円)は変わっていて、前者の主食は焼きおにぎり、後者は中華粥だそう。
一般的に和朝食と言えば白米かお粥、ヘルシーブレックファストはサラダ、ヨーグルト、シリアルだと思うので名称を変えた方が良いと思います。
Bath Room
バスルームは洗い場付きタイプ。パウダースペースはプレミアルームに比べるとやや狭い。
シンクはシングルで、ダブルボウルはスイートのみ。
アメニティが収納されたBOXは以前と形状が変わり、薄型になっていました。シャンプー類はアグラリア。
バスタブはやっぱり少し小さめで。湯を溢れさせることができないのも残念。
シャワーはハンドルを左に回すと水勢UPですが、最大にするには手前に引き出して廻すというちょっと分かりづらい造り。
View
窓は大きくて幅3.09メートル×高さ1.72m。ローマンシェードとドレープがつけられています。
今回の眺めは北東側で、品川駅の港南口を見下ろします。新宿の高層ビル群からお台場方面までワイドに見渡せますが、周囲には高層ビルやタワーマンションが多く、東京タワーもスカイツリーも先っぽしか見えません。
この日は土曜日だったので品川周辺のオフィスビルは暗い。
Breakfast
朝食は26階のアトリウムにある「ザ・ダイニングルーム(現在は改装を経て「イタリアングリル メロディア」)で6:30から。座席数は92席もあるオオバコで、BGMはアップテンポなナンバーが流れています。
アラカルトもありますが、メインはビュッフェの「ザ・ストリングスブレックファスト」(3,600円)。コーヒーはテーブルサービスで、フレンチプレスで提供されます。
エッグステーションで作ってくれるオムレツは、できあがるとテーブルまで持ってきてくれます。ほんのり焼き目がついていて見た目は今ひとつ。
ジュースコーナーにオレンジジュースが見当たらないと思ったら、スクイーズマシンが用意されていました。絞りたては美味しいけれど、あまり冷めたくないのが難点。
パンの種類は少なめ。クロワッサンはサクサクだけどふっくらさが不足気味。
温製料理はベーコン2種類、ハッシュドポテト、ソーセージ、中華粥や焼売、焼豚、焼きそばもありました。ソテーしたマッシュルームとほうれん草はバターが効いていて美味。
当店の朝食には良い印象を持っていませんでしたが、今回の利用で大きく変わりました。料理の種類が増えただけでなく、全体的に手が込んだものになったと思います。若手中心のスタッフも笑顔が多く気持ちが良いです。
Impression
客室はやっぱり可も無く不可という印象。大きな不満は無いけれど、また泊まりたいと思わせる魅力も無い。特にベッドのマットレスはこのクラスのホテルとしては不合格。
また、同じIHG・ANA系列の「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」や「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」に比べて、ここ数年はかなり強気な価格設定なのでコストパフォーマンスが悪い。
とはいえ、今回特筆すべきは「ザ・ダイニングルーム」の朝食。これまでとは異なり、料理の質や品揃え、接客面の全てにおいて好印象。
■一休.comレストランでメロディア(イタリアングリル)を予約する
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ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
〒108-8282 港区港南2-16-1
TEL:03-5783-1111
チェックイン15:00 チェックアウト12:00